果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

心配事と初恋レモンラーメンふわとろフロマージュ誕生

2015年05月30日 20時39分14秒 | 日記・エッセイ・コラム
一足跳びにきた夏の様相にすべての物が水分補給を急がされているようだ。
暑さでレモンの実が落ちすぎてしまわないように、あれこれと手を尽くす時季だ。
果樹園でではいろいろな虫達が顔をのぞかせて、私を楽しませてくれる。
この年齢になって初めて知る虫もいるから、
幼少から使っている国宝級の昆虫図鑑はまだ手放せないでいる。
物持ちがいいというかなんというか・・・。
そして無農薬のレモンやレモネーディアがほとんど収獲できないこの時季、
お客様からのレモンはないのかという問い合わせが多い。
河合果樹園では長い期間販売をするために、
教科書に書いてある基本部分を無視&超越して対応している。
顧客満足度は上がると思うけれど、
人間の知恵という部分が自然の摂理から乖離していくのを
助長しているのではないかという気にさせてくれる。
私たちは自然の中に身を置き自分で考え学ぶという基本に立ち返る必要があると思う。


昨日、岡崎の日本晴れという超有名ラーメン店に
初恋レモンプロジェクトのメンバーといっしょにおじゃまさせてもらった。
私の頭にあった10年来の初恋レモンラーメンが
とうとうSさんのおかげで具現化することになったのだ。
そして試作を繰り返し繰り返して、世の中にあるありきたりではない物が完成。
私との会話の中からレモンラーメンの歴史を紐解き、
ためしてガッテンで放送してもらった正当派のレモンラーメンになったのではないか。
このブログの中であえて味については書かないけれど、確かに初恋はイメージできていると思う。
家康が生きていたらきっとおかかえくださるはずだ。
6月1日(月)から期間限定で販売されます。
フリーズさせてある無農薬レモンがなくなり次第終了となります。

「初恋レモンラーメンふわとろフロマージュ」、
2度楽しめる素敵な味で初恋を回想していただければ幸いです。


河合果樹園 http://kawaikajuen.jp







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凱風の中の仕事とテラスゲート土岐Mamie&mamie

2015年05月19日 21時32分43秒 | 日記
凱風がみかんの遅れ花の香りを南の窓へと運んでくれる。
雨上がり、ひしゃくに溜まった雨水の中になぜかテントウムシが浮いている。
今まで何度か見たことがあるので、何か自然の法則があるのかと勘ぐってしまう。
温室みかんの仕上げの灌水として、ホースで1本1本適量を判断して水をあげる。
一瞬の判断は熟練がいる玄人仕事。そして予測も必要。
弱った木には食べ物を与え、飲み水を与える。
そして胃腸の弱った木には点滴を葉から入れている。
人に喩えるとこんな表現になる。
かわいそうなぐらい重たい荷物を持たせている状況は盛夏まで続く。
30年も働いてもらっているのだから、弱るのは当たり前だし、
食べる人にはその方が美味しい味に仕上がる。
物事は犠牲の上に成り立っているのだ。

4月24日にオープンしたテラスゲート土岐のまちゆいの中にあるMamie&mamie
Mさんが期間限定でオープンさせたスムージーとコールドプレスジュースのお店なのだ。
百儂人つながりでご縁をいただき、河合果樹園の無農薬レモネーディア天祐魁偉をつかった
スムージーを販売してくれている。
西風に乗って伝わってきた噂で、盛況だと聞き檸檬儂人も一安心というところ。
何とか時間を作って出かけてみたいと思う。
レモネーディアにはレモンの数倍の香り成分リモネンが含まれている。
それは肺の免疫機能を高める働きや血液サラサラや血圧安定や自律神経安定や体内時計のリセットなど
かなりのユーティリティー物質である。
そして+ヘスペリジンだとマープもびっくりといった世界をも構築。
皮ごと食べる=完全栄養はすべての人工物を凌駕するだけの価値にたどり着く。

ちょうどレモネーディアのとれないこの時季、スムージーで楽しいドライブを!

河合果樹園 http://kawaikajuen.jp

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満開のみかんの花と自然栽培園地

2015年05月11日 17時37分29秒 | 日記・エッセイ・コラム
蕾から一気に満開へと露地みかんの花が生長してしまった。
早い品種では迫り来る台風の風で橘吹雪となるだろう。
それにしても5月の台風とは恐れ入る。
悪戦苦闘していた摘蕾作業も一段落。
うまく再発芽してくれることを祈ることとしよう!

雨で成長が加速するのを防ぎたくてにアメリカフウロの種がこぼれる前に、
雑草コントロール栽培の奥義、テデトル(手で取る)も完了。
何かと慌ただしくしてくれるのは、自然の神様が与えるものだろう。
自然に接していないアナリストが最も分析に加味できない代物だ。
計算はこれによりすべて机上の空論となることを理解してもらいたいと思う。

昨年新規に作りだした自然栽培の園地、たくさん花が咲くかと思ったが
予想に反して花は少ない。(ちょっぴりがっかり)
来年までに多くの葉を蓄えてと頭を切り換える。
自然栽培なのでもちろん無農薬・無肥料で取り回す。
草や微生物の力を借りて土地を肥沃にしていかない限り、
収穫物と肥料の収支が合わないのが定説。

昨シーズン、種をまいておいたスズメノエンドウやナギナタガヤはうまく生えてくれている。
ただ栽培上仕事の能率を悪くしたり、レモンの木の生育を妨げる悪い草は本当に多い。
これから長い歳月をかけて良い草が優勢になるようにしていきたいと思う。

今日はベダリエテントウの幼虫と蛹をその園地で捕まえた。
もちろん、発生の多いハウスの中へと移動したのであった。

河合果樹園 http://kawaikajuen.jp




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