果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

収穫開始と降り注ぐ窒素

2023年08月17日 10時20分50秒 | 日記・エッセイ・コラム

台風7号は当初ここ豊橋を直撃かと思われたが、
それてくれたおかげで、たわわに実ったレモネーディアとライムの枝が避けた程度で収まった。
しかし被害をうけた大勢の人たちがいることを忘れてはいけない。
農業は自然の猛威で一瞬でその努力が泡と消えることになる生業だ。
それを生産者だけが受け止めていく限界がきていると思う。
この先どうしたらよいかと・・・・。
現在、無農薬ライムを少しずつ収穫しているが、
新しく生りだした温室の無農薬レモネーディアが少しずつ熟れてきた。
多くが熟れてきて、簡単に収穫ができるまでは私だけがセレクトしていくことになりそう。
とうとうシーズンが始まったかと、やっとしっかり働くことができる体調まで回復した体と会話する。
とはいえ若いころみたいなスピードはやはり出せないだろう。
経験値を糧にして対応していこうと思う。

雨がたくさん降ったので、露地のみかん園は雑草がひときわ背を伸ばしてきた。
温暖化の影響でその生育スピードは2倍ぐらいかと、過去を振り返ってみる。
この雑草たち、実は多くの二酸化炭素を吸収して環境に貢献していると思うと、
除草剤できれいに枯らしているみかん園より社会貢献していることになる。
7月の終わりまで異常高温乾燥状態が続いたみかん園は、
雷が鳴るほどの豪雨で一気に肥料が分解した。
その分解した肥料はみかんの木と雑草が受け皿として空気中に逃げていくアンモニアを受け止める。
また雷で分解された空気中の水分は、窒素とその水素でアンモニアになり大地に降ってくる。
そんな自然の摂理をうまく使っていければ最高だが、そうは問屋が卸さないのが私たちの生業だ!

河合果樹園

無農薬レモネーディア

無農薬レモン

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一転雨続きと修理のプロは何処に

2023年08月07日 16時09分05秒 | 日記・エッセイ・コラム

うだるような暑さから、台風6号の雨雲の影響で少し体は一息ついた。
相変わらず体調は完調とは言えないが、光は見えてきた。
温室みかんは6割ほど終わり、暑さですすまない着色に時は過ぎていく。
無農薬レモネーディアはは生育が早く、あとは果汁が増えてきたら収穫へ!
水やりと病気の発生のはざまでの駆け引きが続く。
今のところ無農薬レモンも順調に生育している。
露地みかんは雨とともに一気に雑草がお立ち台に上がってしまった。
一番早く収穫する日南の姫は先日の高温と暑い日差しで日焼けが発生した。
最終の摘果で落とすことになるだろう。

先日、倉庫の自動シャッターの動きがおかしくなり急いで修理をしてもらった。
専門の方に見てもらったのだが、毎日観察しているとどうもスイッチに問題があることが分かった。
ただ専門業者の方の見立ては、モーターの異常という判断で、さっそく50万ほどの見積もりがやってきた。
農機具も自動車もそうだが、
メカニズムを学んで自分で見えない機械の声を聴くことができるようになるとおかしなことに気が付く。
よくあるのが整備に出したら、一発目の使用で壊れる。
私も今までに3度ほど経験がある。
大体、その時は相手のいう言い訳で、修理代は取られてしまう。
あれこれ考えたら、もう一つの自動シャッターも同じスイッチなので交換したらどうなるかというアイデアが・・・。
一番コストは安いし、それで治ったらスイッチ部品だけを購入すればいい。
さて吉と出るか凶と出るか?楽しみである。

河合果樹園

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