果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

わんかせの里

2006年12月31日 23時14分32秒 | インポート

 私の住む中原町にはわんかせ岩という岩がある。
その岩は新幹線で豊橋駅と浜松駅間を通過するときに、
上り列車で左手の車窓に見ることができる有名な奇岩【立岩】のちょうど真ん前にある。
何の変哲もない岩なのだが、わんかせ岩にまつわる昔話が伝えられている。

 このわんかせ岩伝説を自分なりに考えると、普段気が付かずに恩恵にあずかっている自然の恵みは無限の産物ではないということをいっているのではないか。
借りた物はお椀やお膳ではなく里山の自然の恵みで、返さなくてはいけない物は、爆発的にお金を生まない里山を手入れするという昔からの手間。
里と山の中間にある自然との緩衝地帯の農地が、だんだんとなくなると里山ではなくなるという。そんな問題を何とかしたいという想いから、里山に興味のある仲間と自然を楽しみながらの活動を少しずつ進めている。
わんかせの里、一度訪れてみてくださいね。

Wannkaseiwatateiwa

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

12月のレディービートル

2006年12月22日 20時19分52秒 | 日記・エッセイ・コラム

 英語でテントウムシのことをレディービートルという。漢字で書くと天道虫。
今年も温暖化の影響で12月になっても異常に温かいと皆さんも感じていると思う。
無農薬レモンの温室の脇で太陽の赤外線をめいっぱい吸収しようと、
冠水ホースの上でじっとしているナナホシテントウを見つけた。
今まで11月に見たことはあるが、12月になって屋外で見るのははじめてだ。
早速、サイバーショットで接写、
まだ体にゴミが付いていないまさしく淑女のナナホシさんである。
数匹を捕まえて温室の中に放す。
日中は20度以上になるため、少しは活動時間が長くなるだろう。
がんばってくれることを願いながらの、これも無農薬レモンの環境対策である。

 今年はみかんの美味しい年だということを、以前のブログで書かせてもらったが、
美味しい秘密のひとつに温暖化の影響が多分にある。
みかんの肌を見るとまるで温室みかんのようなものが見受けられ、
しっかりと積算温度が足りているのがうかがえる。
環境が変わり、それに対応できるものだけが生き残れる時代。
いつまでこの地でみかんが作れるのか、少し心配になってきた。
Leadybeatle

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

みかん収穫中の出来事

2006年12月12日 20時22分39秒 | 日記・エッセイ・コラム

 今年の露地みかんの収穫も雹による天災はあったが、何とか無事に終わった。少し肩の荷がおりたというのが本音である。みかんの収穫中、突然悲鳴が・・・。みかん切りのパートさんが赤い蛙に驚いて思わず叫んでしまったのである。私も初のご対面であったため、捕まえて家まで持ち帰り、デジカメでぱちり。早速、Googleで『赤い カエル』で検索。すぐにニホンアカガエルということが解った。解らないことを調べるのには、検索技術はとても便利な物だと痛感させられる。デジタル化前は解らずにあきらめることが多かったのだが、今はほとんどヒットする。

 何年か前にも橙色のアマガエルを捕まえたことがあるが、このニホンアカガエルもやけに赤い。きっとみかんの色に合わせた保護色なのか。環境によって簡単に変化することができるなんて、すごいことだとあらためて思う。それに比べたら人間という動物は環境の変化にあまりにも対応できない生き物だと、自分の生活を見ていて感じる。一番特徴のない動物は人間だといったのは、研修会で講師をしていただいた飼育人・柴田和彦さんだったが、その特徴がないということを裏返すと何でもできるということになるらしい。

 自然の中でのつかの間のエッセンスをくれた、カエルさんありがとう!Nihonakagaeru

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

みかん山ウオーキング

2006年12月02日 20時45分11秒 | 日記・エッセイ・コラム

 今年で3回目の地産地消型みかんのオーナー制度の収穫祭を、雨での順延はあったが23日と26日に無事終えることができた。園地の管理人としては一安心である。今年のみかんの出来は私がみかんを作り始めてから、1番の出来ではないかと思う。そんな芸術品の味と安全性を皆さんにお届けできてうれしいのだが、反面この味を基準に考えると(相対評価で)、来年からのみかんの味についてはとても心配になる。味については絶対評価でお願いできたらと、百志酔はつい・・・考えてしまう。

 さて今年の収穫祭後のみかん山ウオーキングで、山から見える景色や植物以外にも楽しんでもらおうと、里山クイズをおこなった。雨が心配されたため参加できない方が多かったので、一番皆さんが驚かれたクイズを紹介させてもらいます。

カラスウリの種はある昆虫の頭部に似ています。さてある昆虫とは?
A、トンボ B、ホタル C、カマキリ D、チョウチョ

正解の解った方はコメントをお願いしますね。

 このクイズを作るきっかけになったのは荒廃みかん園の再生を通して、興味を持った里山の中で、いろいろな楽しみ方を仲間の方から教えてもらったためである。その知識を、支えてくださる皆さんと共有することで、地産地消型のオーナー制を、これからもづっと続けていければ・・・と、応援をm(_ _)mです。
Owner13

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする