果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

夏色レモネーディアと視察と至福物質

2014年08月31日 10時12分26秒 | 日記・エッセイ・コラム

お盆から曇天続きで時々雨という状態が続いている。
梅雨のような天候だが、ここ金曜日からは夜温も下がり
秋の虫も元気よく鳴くようになってきた。
極早生みかんも少し色が抜けてきた。
河合果樹園の作っているものから言うと、秋の早さはありがたいかぎり。
生育は順調にいってもらいたいと願う。
多くのお客様にご迷惑をかけずに順調にお送りできるかも。
夏色レモネーディアは採れる時季によって味はビンテージとなる。
今は一番酸味が少なく、完全にフルーツ化している状態。

ほんの少しの加温が味の変化を演出することが分かったのも、
この新しい栽培法に向かっていったからだ。
いうならば無農薬レモネーディアの世界は無限大。
レモンの数倍含まれる健康にも精神にも良い至福物質リモネンも可能性は無限大。
またまた妄想が膨らんでいく。

先週はダブルヘッダーで視察をこなして少々お疲れモードになった。
東京から農業経営者の編集長昆さんとイーサポートリンク株式会社のお三方とは
豊橋で有機野菜を肴におしゃれに呑む某食堂で意見交換&懇親会。

農業の現場の世界に足を踏み入れて、
直接話を聞いてもらうことは必ずお互いの距離を縮め将来に繋がるはず。
おもしろいのは必ず不思議な共通点があること。
中原町の奇岩「立岩」は裸の大将山下清が書いたことで有名だが
それを知っていたり、好きなお寺がいっしょだったりする方と話ができるのはおもしろい。
夏色レモネーディアの温室の中で至福物質をがぶりと丸かじりしてもらう。
広がるレモネーディア狂想曲がセロトニン放出させて、脳を活性化する。
いい循環である。

河合果樹園 http://www5.ocn.ne.jp/~kawaikje/

Dsc01526

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蜘蛛の巣と玉繭

2014年08月13日 16時15分22秒 | 日記・エッセイ・コラム

台風の被害はほとんどなく、恵みの雨の範疇に収まった。
大地に蓄えられた水は当分植物を潤わせてくれるだろう。
朝露のいたずらで、みかんの木がまるでクリスマスツリーのように。
立体的な蜘蛛の巣が白く見えて、まるで絹のように見える。
不思議な光景に出番はPEN、久々のマクロレンズをセットする。
河合果樹園の栽培の中心に、多くの蜘蛛がいる。
平面的な巣を作るもの、立体的な巣を作るもの、そして巣を作らず徘徊するもの。
どれも食べ物の安全性への大きな指標だと、大切に思っている。
これからも自然の芸術に感化されながら、無農薬で作る檸檬道を歩みたい。

三十三番目の宿の二川はその昔、製糸で栄えたところである。
当園もご多分に漏れず、蚕を飼いその恩恵にあずかった歴史がある。
それがたぶんみかん作りへと発展し、今レモン作りへと変遷しているのだと思う。
歌川広重が画いた二川宿の浮世絵に端を発する、
初恋レモンかしわ餅から、二川の歴史を学ぶ機会をいただいた。
その中で「小渕しち」を知った。
詳しくはこちらでお願いします。参考サイト
クズにしかならなかったものから、きちんとした製品ができる技術。
玉繭は2匹以上の蚕が作った繭でクズとして扱われていたという。
それから糸を取り出す技術を小渕しちが努力の末考案して、製糸業を発展させたという。
そんなことを学んでいたら、ふとまたひらめきが・・・。
繭という漢字を少しひねってみた。
この地域ではこの字を使うのが分かりやすいし、後世に語ることができる。
おしかりが来るかな~!

河合果樹園 http://www5.ocn.ne.jp/~kawaikje/

P8126711

Tamamayu

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栽培&販売状況と小商いで生まれる価値

2014年08月02日 20時31分03秒 | 日記・エッセイ・コラム

台風の影響かものすごい湿度で、少し動くだけで汗がしたたり落ちる。
無農薬レモンと無農薬レモネーディアの生育は今のところ順調に推移している。
お盆明けには夏色レモネーディア(無農薬少加温栽培)が収穫できそう!
夏の雑草のメヒシバが今年は旺盛なのは、空梅雨気味だったからだ。
一昨日から露地みかんの灌水作業を始めた。
例年のごとく「雨さえ降れば・・。」というお天道様への恨み節。
儂人には忍耐なのか仕方がないということなのか、受け入れる素地が備わる。
そうそう温室みかんの収穫もぼちぼちと本格化してきた。
手で選別することで、温室みかんでは当たり前のワックスをかけずにお届けする。
ネットショップ果樹園の初恋と渥美フーズ山田店で販売していますので、ご贈答にお使いいただければ幸いです。

前回のブログで紹介した「灯篭で飾ろう二川宿」での、百儂人キッチンカー。
初恋レモン・レモネードを使ったビールカクテルの「初恋レモンアイ」は、
多くの皆さんに指示されて好調な売れ行きで終了した。

呑んでいただいた多くの方々に感謝です。
こういった消費が地域の根底にある農業の現場を盛り上げ、地域内循環を加速する。
食育であれ地産地消であれ、支えているのは「小商い」という構図が本物ではないかと思う。
扱いっているものがほとんど外国産なのに、
地産地消なんていっている「大商い」との違いは粋な精神があるかないかでは。

物事の本質を知ると一般論がちょっぴりつまらなくなるのは突き抜けた証しなのか?
三十三番目の初恋を求めて、共有できる価値を築いていければと思う。

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