果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

冷凍レモン

2006年07月27日 21時49分38秒 | インポート

 梅雨明け宣言はまだでていないのに、一気に暑くなって体が順応していかない。急いでやらなければならない温室みかんの剪定をしているのだが、40度以上になる作業環境はさすがにこたえる。この暑さを乗り切るために我が家の食卓に欠かせないのが、無農薬フルーツレモンの冷凍スライスである。夏場に採れないレモンを1年中食するために、妻が冷凍保存していてくれる。丸ごとのレモンを凍ったままでもスライスにすることができるため、とても簡単。ビタミンC、クエン酸、レモンポリフェノール、カルシウム、カリウムなど夏ばて予防に欠かせない栄養がいっぱいだ。確かにこれを食べ始めてから暑さへの抵抗力が増して、バテなくなった。名古屋文理大学の先生によると暑いところでの作業には、数倍のビタミンCを消費するとのこと。

 心地よい酸味とシャーベットの冷たい食感が、夏の季節の鍵穴にぴったりと収まる。そういえば味覚は鍵と鍵穴の関係であると教えてくれたのは、島村光治先生だった。収穫できる時期をふつう旬というのだが、自身の味覚に合致した時も“SYUN”?。先日、当園の年間会員の方から、冷凍みかんの歌が流行っていると教えて頂いた。私の世代にとっては懐かしさの2乗ぐらいの響きを感じる。Dsc07898 冷凍レモンの歌、誰か作ってくれないかな~。

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情報のキャッチボール(ITC)

2006年07月16日 21時00分42秒 | 日記・エッセイ・コラム

 無農薬レモンを買って頂いているお客様から、お電話があった。自宅の前で家庭菜園をしている人たち(定年帰農)が、野菜づくりに何度も農薬散布をして野菜を作っているので、なんとか無農薬で作るようにしてもらえないかというと言う相談だった。その方は当園が無農薬レモンを作るためにEM菌を利用しているということを、覚えていてくださってEM菌を使えば簡単に無農薬栽培ができると思ったらしい。無農薬栽培の条件をいろいろとアドバイスさせて頂いて、なおかつこの時期の野菜栽培ではそれが難しいことも合わせて理解して頂いた。

 先日も同級生のI君が私が水かけをしているところへ通りかかり、しばしの近況報告。そのとき無農薬の野菜ってスーパーに売ってない?という質問。その質問の背景には農産物の栽培の難しさが一般の消費者に伝わっていないため、イメージだけが先行して簡単に作れるものと錯覚させられているのではと思う。

 農薬を減らすためにはそれに代わる技術を習得していかなければならないのが現状である。その代替技術の物語がが皆さんのところへ届くように、伝えてくれる場所や機会があれば錯覚はなくなるはずだと思う。ただそれを伝えられるのは、代替え技術を習得した本人と地域を愛する心を持った応援団の人たちに限定される。少しずつキャッチボールができたらいいなと・・・。

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梅雨時の苦悩

2006年07月06日 20時13分31秒 | 日記・エッセイ・コラム

 温室みかんの収穫も始まりそろそろ我が家の愛猫の手も借りたくなってきた。草木の葉の水滴が美しく感じられるこの時期、我が家はお天気に翻弄される。晴れるなら晴れ、雨なら雨という天気ならよいのだが、晴れたり雨が降ったりだとハウスの開け閉めに奔走させられる。自動で開け閉めするハウスもあるのだが、7つあるハウスの内5つは大なり小なり開け閉めをしなければならない。雨が入ると木や実の生育をコントロールできなくなるためである。1日に開け閉めが何度もあると、さすがに愚痴がでてしまう。

 先日、友人のNくんからトウモロコシのお裾分け。教えて頂いたようにすぐにゆでて、さめるまで鍋の中でそのまま放置。この方が美味しいと教えてもらってから、忠実に守っている手順である。今年も新物のトウモロコシの美味しさに、ハウスの開け閉めをしにいくパワーをもらったような気がした。毎年、ありがとうDewdrop

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