梅雨明け宣言はまだでていないのに、一気に暑くなって体が順応していかない。急いでやらなければならない温室みかんの剪定をしているのだが、40度以上になる作業環境はさすがにこたえる。この暑さを乗り切るために我が家の食卓に欠かせないのが、無農薬フルーツレモンの冷凍スライスである。夏場に採れないレモンを1年中食するために、妻が冷凍保存していてくれる。丸ごとのレモンを凍ったままでもスライスにすることができるため、とても簡単。ビタミンC、クエン酸、レモンポリフェノール、カルシウム、カリウムなど夏ばて予防に欠かせない栄養がいっぱいだ。確かにこれを食べ始めてから暑さへの抵抗力が増して、バテなくなった。名古屋文理大学の先生によると暑いところでの作業には、数倍のビタミンCを消費するとのこと。
心地よい酸味とシャーベットの冷たい食感が、夏の季節の鍵穴にぴったりと収まる。そういえば味覚は鍵と鍵穴の関係であると教えてくれたのは、島村光治先生だった。収穫できる時期をふつう旬というのだが、自身の味覚に合致した時も“SYUN”?。先日、当園の年間会員の方から、冷凍みかんの歌が流行っていると教えて頂いた。私の世代にとっては懐かしさの2乗ぐらいの響きを感じる。 冷凍レモンの歌、誰か作ってくれないかな~。