果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

職住一体と地位向上

2012年12月30日 09時54分09秒 | 日記・エッセイ・コラム

慌ただしく青島みかんと寿太郎みかんの貯蔵を終え、
一部の大掃除ををして正月休みへ。
しかし毎日の園地巡回と水掛け、事務仕事などはぼちぼちとこなさなければいけない。
それと読みかけの本やら、新しい事務所兼研修所の片付けなど・・・。
年齢と共に最大効率だと思えるようになった職住一体の生活が続く。
ゆっくりと頭の体操をしながら、非日常を楽しみたい。

年内は生育遅れで無農薬レモンがお送りできない状況が続いていたけれど、
1月中旬以降収穫量を増やしていきたいと思う。
エンドレスで自然とにらめっこをしながらの状況が続く。
一段落はまだまだ先の話である。

豊橋百儂人を立ち上げてから、3年半が経過した。
その間に各儂人さんや事務局が頑張ってくれて、農業者の地位が少しずつ
地元で認知されてきたと思う。
とかく農業はプロフェッショナルからアマチュアまでもが、
第三者から同じ立ち位置で物事を考えられがちで、
収拾のつかない議論やプロをを馬鹿にしたような内容になることが多いと感じる。

頑張っている人もそうでない人も同じ土俵なのである。
それが最大目的で各自の評価がオープンな百儂人に参加して頑張っている勇士もいる。
他の職業に置き換えて考えれば、そんなことは絶対にあり得ないだろう。
解りやすく言えば・・・、とつい言いたくなるはずである。
いつも感じることであるが、評価や権力を持つ立場の人が
それを行使するだけの能力が一定レベル以上に達していない時に、
こういったことになることがイノベーションの芽を摘み取ってしまう私たち業界の問題である。

組織をかえることはできないから、
個人的には拳拳服膺に努め、知的冒険旅行の中にいたいと思う。

意味不明になってしましましたが、よいお年をお迎えください。

河合果樹園 http://www5.ocn.ne.jp/~kawaikje/

Dsc07945

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天伯の城とアクション

2012年12月16日 19時45分32秒 | 日記・エッセイ・コラム

みかんの収穫も終盤戦に突入した。
収穫したみかんをコンテナごと運ぶのが少々きつい年齢人もなってきた。
みかんの収穫をみて、ヒヨドリ達がまるで自分たちのものだと言わんがばかりに
周りの木々の中から甲高い声ではやし立てる。
あまりの声の多さに、みかん山がわびさびの境地からかなり逸脱している状況は
どうも慌ただしい12月の仕事のイメージを更に悪くする。
なんとか収穫を無事終わりたいものである。
いじらしく思えるのは、日だまりの斜面の草の上で必死に移動するクサキリ。
覚悟はしていると思うけれど、運搬中に踏まないようにこちらも気を遣う。

先週、豊橋技術科学大学で農商工連携人材育成事業を学ぶ受講生の人達が見学のため来園。
河合果樹園の取組についていろいろと説明させて頂きました。
実践のなかで学んだことなので、理解不能であったり、教科書とは逆であったりして
逆に迷いを生じさせてしまったのではないかと思う。
それぞれのドメインが違うため仕方がないと理解してもらいたい。
大勢の人達が民族大移動ばりに行く方向は、マーケットは縮小し
逆の方向にマーケットが生まれることもあると思う。
物事の見方は一様ではなく、様々だからおもしろい。
「長期と短期、ミクロとマクロ、デジタルとアナログ」、
まさしく生き物の上で経済活動をしているのである。

さてお土産に豊橋技術科学大学の逸品をいただいた。
純米大吟醸「天伯の城」とルバーブとハックルベリーのジャムのセット。
まだ我が舌にはあわせていないが、正月の昼間酒にしようと思う。

私の愚痴を聞いて早速アクションを起こしてくれた受講生もいる。
プランよりアクションが先に来る方が成功確立が高いような気がする。
言われたことをすぐに実行、準備ができている証拠です。
ロールキャベツについてのすばらしいHPを覗いて見てください。

http://rollcabbage.com/
甘藍巻、きっと料理をしたくなります。

Dsc07949t

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野鳥の襲撃とレモン鍋

2012年12月07日 14時05分34秒 | 日記・エッセイ・コラム

河合果樹園一大イベントのみかんの収穫祭も雨天順延はあったが無事終わりました。
今年はみかんがたくさんなった木は小玉になり、
そこそこの木は大きなみかんになってしまいました。
美味しいから小玉の方がいいという方と、
?くのが面倒だから大きい方がいいという方といろいろで、
マーケットは流通のニーズを除外すれば本当に千差万別だ。
露地みかんの収穫も本格化、寒さ厳しく朝一番は手もかじかむ。
ヒヨドリとメジロにめちゃくちゃに食べられて、
みかんの木の下は落としたみかんだらけという状態。

かわいい野鳥だけれど、全国で増える農業被害は何とかしてもらいたいものだ。
山に餌がないので里に下りてきているのだから、
彼らも自然の犠牲者だという見方もある。
豊かな自然はいったいだれが犠牲になって管理しなければいけないのだろうか?

いま巷では、レモン鍋なるものが流行である。
河合果樹園では十数年前から、レモン鍋を食べている。
お客様の中にはレモネーディア鍋も試した方もいる。(レモネーディア鍋で検索)
あまりにさっぱりして美味しいので、HPの素敵なレモンライフにも早くからアップしてあった。

やっとレモン産地も、ツマものとしてのレモンの消費だけでは限界があることに気づき、
抗酸化栄養いっぱいの皮ごと生かす事を真剣に考え出したのだろう。
脇役から主役へ、確実にためしてガッテンの放送から流れは変わって来ている。
レモンを皮ごと使う街豊橋、初恋にちなんで初恋の街とも・・・。
そんな中、12月19日(水)のゆうどきネットワーク(16:50~18:00)で
レモンの食べ方を放送するらしい。
輸入に頼るレモンが、もっともっと国産に回帰することを願う儂人である。

Dsc07894

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