毎日忙しい私であるが、密かに楽しみにしていることがある。
それは宅配便で送られてくる。
送り主はサンクトガーレン(有)という会社である。
サンクトガーレンという名前は、ドイツと接するスイス国境付近のボーデン湖の南にある
サンクトガーレンという街のサンクトガーレン修道院が由来ということだ。
この修道院は記録が残っている世界最古の修道院○○○で、
西暦820年には○○○を作っていたというのだ。
歴史的重みを感じるこの名前に、作り手の人同様、私も愛着を感じるようになってきた。
もちろん愛着は名前よりは中身で、毎回いろいろな味を楽しませてくれる。
日常をおもいっきり裏切る味は、気が遠くなるような贅沢に感じる。
短い時間を贅沢に感じながら、下戸である妻に感謝!かな~。
梅雨のじめじめとした気候の訪れとともに、
当園の温室の中はスパイダーハウスになる。
農薬を使わない栽培体型を継続していくとクモがどんどん増えていく。
管理する人は、顔面にクモの巣がベタ!なんてこともしょっちゅうだ。
そんな嫌な思いをしながらも、環境の良さを測る尺度として、
クモの多様性を考えると大切に思えてくる。
以前、果樹園の虫たちにも取り上げさせてもらったが、
クモをサイバーショットでマクロ撮影をすると偶然の産物で、
クモのおなかの模様が人の顔に見えてくる。
このクモは万歳をした子供の顔が・・・・・。
見える?でしょ!
クモなどの天敵を大切にする作り方をすると、
自然を見つける眼力をいろいろと培わせてもらう。
培う、という字は『土は口の上に立つ』と勝手に分解して解釈している。
人でも食べ物でも基本は土にあると。
土が奏でる普遍の鼓動を大切に、これからも百志酔でいよう。
河合果樹園