果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

日本農業賞のコーナーと生産者と共に

2019年03月28日 20時53分01秒 | 日記・エッセイ・コラム
ムスカリの花の青さが朝日にまぶしい。
新調した河合果樹園の看板の下で、風雨に耐えてかれこれ20年ほどになる。
人間とは不思議なもので、目に麗しさはだんだんと減っていく。
それを減らないように微細な部分の美しさを時間とともに、
深く感じることができると感性がますます鋭くなり楽しくなっていく。

河合果樹園の柑橘類がほぼ終了となり、春に追い越された管理作業を
パズルを解くように進めている。
粛々と熟して、少しではあるけれど自分にも蓄えれるように心の旅に出ようと思う。

いつもお世話になりっぱなしのフードオアシスあつみさんで、
日本農業賞受賞のコーナーを作ってくれている。
販売している柑橘類が春風紅甘夏ぐらいしかなくなってしまっているけれど、
初恋レモン商品は棚を少し賑わしてくれている。
担当のK君は、実は河合果樹園の目と鼻の先に住んでいるという偶然。
彼の持つ初恋レモン果汁艶書1㍑は、今回受賞記念価格での初提供だ。
いつも買ってくださっているお客様のおかげで、いただけた賞でもある。
日々お客様にも感謝しながら、豊橋一こだわったエシカルなお店にも感謝です。

さて4月13日(土)に迫ったホテルアークリッシュ豊橋16Fレストラン景での
ファーマーズコレクションのフライヤーができあがってきた。
ホテルアークリッシュ豊橋 生産者と共にのページへ
今回は河合果樹園と美緑の風ファーム北河とスフィーダの農産物を、
今里総料理長のマジックで華麗に仕上げていただくことになる。

2時間かけて一品一品、農の作り手と料理の作り手が語り部となり、
食事を楽しんでもらえると言う企画。
昨年の10月28日の、河合果樹園のレモンづくし
ランチパーティーと同じだと思っていただければいい。
さて、眺望を兼ね備えた16階でどんな料理に生まれ変わるか。
生産者の興味は、カウントダウンしながら増幅されて、夢心地に!
そして次の14日(日)NHK総合13:50からの、
日本農業賞大地の恵みコンサートもさてどう編集されているか楽しみである。

河合果樹園







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ヒシャシャギと日本農業賞表彰式と大地の恵みコンサート

2019年03月20日 09時15分43秒 | 日記・エッセイ・コラム
あっという間に春真っ盛りの景色となってきた。
雑草たちは春夏玉石混淆で、これを見るとは春が短くなってきていて、
雑草コントロール栽培をする河合果樹園の管理は難しくさせられると・・・。
みかん山の自然栽培レモン園では、個人的に大好きなヒシャシャギの香りが辺り一面に漂い、
本格的な春の到来の記憶を呼び覚ましてくれ、踏み分け道からやってくる初恋の人を、
島崎藤村の初恋に置き換えて空想してしまう。

無農薬レモネーディアの温室は満開を過ぎ、落弁期といって、
花弁と雄しべが地面を雪の絨毯のように、覆い尽くす。
花の多い年なので、来年の作が心配となるが、後々の管理でなんとか調整したい。

3月9日、NHKホールでの日本農業賞表彰式を終えてから、
心配していたとおりあれやこれやの雨あられ。
もちろん仕事も追い込み場面なのが災いしているのだけれど、
やや体調は下降気味。
表彰式ではステージに上がるとNHKホールのすごさに感動。
中学生の頃、小椋佳の初コンサートがあった場所として
かすかなあこがれがあったことも感動を助長する。

アンコールのさらば青春が表彰式のリハーサルの時蘇り、つい口ずさんでしまった。
慌ただしく、表彰式を終えると、記念撮影。
昨日、その写真がJA全中事務局から届いたので、一部記憶がフラッシュバック。
そして表彰式後の大地の恵みコンサートでは、天童よしみさん、藤あや子さん、
北山たけしさ,真田ナオキさんの素晴らしい歌声の間に、
ステージに上げさせていただき、レモネーディア露纏と
初恋レモン果汁・レモネーディア艶書を歌手の皆さんに堪能していただきました。

一気に飲み干してくれた艶書、恋文となって観客席に届いたでしょうか?
私の出演場面は少し長くしゃべりすぎたかなと反省しております。
小松アナウンサー、本当にすみませんでした。
コンサート終了後は、記念パーティーが待っていて、
相変わらず食べるものも少し、多くの方とお話をさせていただきました。
表彰式の模様は3月23日(土)15:00からEテレで放送されます。
また大地の恵みコンサートは4月14日(日)13:50からNHKで放送されます。

お時間の許される方は是非ご覧ください。

河合果樹園





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作戦遂行と危惧と紅甘夏

2019年03月07日 13時22分08秒 | 日記・エッセイ・コラム
足早に三の人の日が、一雨一雨ごとにやってくる。
河津桜も少し花弁が落ちだし、雨の日には花筏の無情さに心引かれる。
作業の方は、露地みかんの剪定、無農薬レモネーディアの花の管理、温室みかんの摘果と草取り、
そして自然栽培園の誘因など、誰も知らない孤独な戦いが続く。
無農薬レモネーディアの温室の中は5分咲き状態で、
香りで満たされ気持ちがいい。
しかし昨年に引き続き、天敵の発生よりアブラムシの発生が爆発的に早く、
週に二回は水洗い&牛乳やEMぼかしなどの葉面散布作戦で、必死でやり過ごす。

少しずつであるが、ヒラタアブやアブラバチを見かけるようになってきたので、
もう少しの辛抱かと他の仕事とのやりくりをねじり鉢巻きで考える。
温度が上がりすぎて落ちないように、毎日の見回りが日課である。

前回のブログでも書かせてもらったが、点検後の故障の声をあちらこちらで聞く。
東愛知新聞を読んでいたら、豊橋市のゴミ焼却炉の故障も点検後まもなくと書いてある。
問題点は前回のブログに委ねるとして、
人間の能力の低下は現場で働くものとして避けて通れない危惧だと頭の片隅から離れない。
さて私たちの農業会はそれをどうやり過ごして行くのだろうか?

2月下旬に収穫した紅甘夏の香りが倉庫中に広がり、
提出書類の数字に疲れる脳にエネルギーを送り込んでくれる。
今年は昨年以上に玉が伸びて大きく立派。
魁偉と呼んでもいいかと、あれこれ妄想する。

先週フードオアシスあつみさんに並んだ、
マザー・ヴィクトリアはあっという間に売り切れ、今週分の行方も少し心配になる。
それと一緒に紅甘夏も並べられ、未確認で申し訳ないけど、
日本農業賞受賞お祝いで加工品共々コーナーを作っていただけることに。
担当の皆さんの臨機応変な対応に感謝です。
明日から東京に授賞式に出るため出発します。
その日は視察とお世話になっているKさんと農業会についての勉強会?飲み会?に。
土曜日のNHKホールへ、お祝いの黄色いネクタイを締めて!
いろいろな人の想いも一緒に、また一つ人生のページをめくることができそうです。

河合果樹園



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