果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

農業実習とローズマリー

2022年07月27日 08時27分52秒 | 日記・エッセイ・コラム

毎日、降り続く雨に心配事は増幅する。
明日から夏空が戻ってくるので今後の成り行きに期待。
スグリゾウムシは手でとる作戦を相変わらず続けている。
だいぶ密度が下がってきているので、もう少しの辛抱か!
こいつをやっつける天敵が現れてくれれば良いのだが・・・。
月曜日から愛知県立農業大学校の学生さんN君が農業実習に来ている。
自分の情熱の一部を受け渡す作業は、テロメアを削ることになるのだけれど、
少しでも私のいる業界が良くなるようにと
毎年受け入れる年中行事みたいなものだと考える。
人によってはそんなめんどくさいことはやりたくないというが、
反対側から見れば私自身の学びの場でもある。
温室みかんの出荷も佳境になってきている中、
暑さに負けないように一踏ん張りである。

金曜日には2週間に一度ある農民藝術創造倶楽部が手がける
屋上農園運営の会議がemCAMPUSである。
そのときに屋上から養生のために河合果樹園に戻ってきた
ローズマリーの鉢植えを持っていくことになった。
切り方が悪く枯れ込んだりしていたが、
なんとかフードコートで使ってもらえる様相になったからだ。
今回屋上ではなくフードコート横のピロティーに作品として並べてもらう。
そしてローズマリーが料理で必要なときは、すぐに収穫して使う。
限りなく自然に近い最高の鮮度を味わうことが出来る。
ローズマリーという言葉を初めて知ったのは、
サイモンとガーファンクルの「スカボローフェアー」を聴いたときだった。
「パセリ、セイジ、ローズマリー&タイム」というメロディーが頭に浮かぶ。
リフレッシュにはもってこいの香り、
emCAMPUSでの想い出の一小節になると面白い。

河合果樹園

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スグリゾウムシ駆逐作戦とレモングラスのハーブティー

2022年07月13日 09時22分45秒 | 日記・エッセイ・コラム

すっきりしない天候が続き、作業も自身も気持ちがしたたり落ちてしまう。
6月の終わりから捕殺作戦遂行中の無農薬レモネーディアの温室は、
スグリゾウムシの密度は下がらない状態。
毎日、200匹以上捕殺しているのだが・・・。
スグリゾウムシは葉を食べてしまうので、
レモネーディアの木は長い目で見れば死活問題。
次の一手を考えなければいけない状態だと思う。
レモネーディアの実は順調に肥大していて、
少し病気も出ているがこの調子でいけそうなのが救いだ。

emCAMPUS低層階の屋上農園は緑豊かな状態になってきた。
農民藝術創造倶楽部の農家代表を仰せつかっている身、
ことあるごとにお邪魔して東三河各地から集まってくる
農産物の作品を観察させてもらいながら少しばかりの管理をする。
プランターでの栽培も各メンバー手探りの状態を少し抜け出し、
いろいろな対応をしてくれて生き生きとした彩りを見せてくれている。
1階のフードコートでは私の作品のレモングラスのハーブティーが
メニューに加えられている。
鼻腔をくすぐるシトラスの香りは、記憶の中枢に刻まれるだろう!
またマルシェではその日のサプライズとして、
お客様にレモングラスをプレゼントしていた。
余分にとれたときは、地産地消を応援してくれる方々の記憶へ。
第3作の発表があった、映画「イコライザー」の2作目は、
主人公のデンゼル・ワシントンがフランスの文豪マルセロ・プルーストの
失われた時を求めてを読むシーンがある。
emCAMPUSでプルースト現象のことを、
ハーブティーを飲みながら思い出したのは言うまでもない。

河合果樹園

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チーム22時のジュースと豊橋百儂人総会

2022年07月04日 13時03分04秒 | 日記・エッセイ・コラム

梅雨明けして酷暑が襲ってきたと思ったら、
台風4号の影響で1週間、思わしくない天気が続く。
恵みの雨という側面と、台風の進路は?という心配の種が交錯する。
まな板の鯉状態はいつも同じなんだけど。

6月30日、この日はめまいがするほどの暑さ。
そんな中、道の駅とよはしの副駅長のY隊長に伴われて、
愛知大学の学生有志が実践的な学びをしに河合果樹園にとやってきた。
この有志は”22時のジュース”の開発メンバーで、
ジュースの根底にある河合果樹園の青島みかと無農薬ベルガモット栽培を見ながら、
そのバックストーリーの理解から、
次年度の販売につなげるというミッションを背負ってきている。
Y隊長の下でどのように成長するか、私も楽しみである。
大学の授業では学べない実践と全く違う角度からの物事の見方、
そこに少しでも近づいてほしいと思う。
私のテロメアを削っての講義、いずれわかるときが来ることを願う。

7月2日には14回目となる豊橋百儂人の総会が、
豊橋大一市場の競り場をお借りして盛大に終えることが出来た。
”大一”という名前に込められた創業者の思いは、戦国時代に遡る。
このことは懇親会の中での”市場最大!大一横断ウルトラクイズ”の中で使用!
正解された皆さん!おめでとうございました。
総会が始まるまでの間は茶話会として、キッチンカーで作る食べ物を頬張りながら
サポーターとゲストと儂人が地域の食農の世界観を紡ぐ。
私も久しぶりにお目にかかる方々から、儂人道のヒントをいただき
成長する糧が増えた気がする。
東三河フードバレーへ!、それを担うためのバックボーンがこの瞬間にある。
暑さの中、本当にお疲れ様でした。そしてありがとう!

河合果樹園

 

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