果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

豊橋のファーブルとパン祭りと地域力

2010年04月25日 19時41分01秒 | 日記・エッセイ・コラム

自然の摂理なのか今年はテントウムシの幼虫が少ないので、
例年より発生が多いヒラタアブの捕獲大作戦を展開中である。
虫取りアミを持ってブルース・リー張りに構える。
そして菜の花の周りでホバーリング状態のヒラタアブを、
八の字を書くようにシュシュッと捕まえる。
見た目は悪いが、どことなくミッション遂行中の気持ちになる。
今年の寒さは温室の中では、
ちょうどアブラムシが発生しやすい環境のためかなり苦労を強いられている。

そんな中、昨年に引き続き「全国アマチュアパン作りコンテスト」の審査委員として、
24日(土)の予定を消化した。
エントリーされた9名の方のパンを、しっかりと味わい採点。
どれも甲乙つけがたいできばえに、「無知の知」をもって失礼させてもらった。
そして3名の方に、河合果樹園特製・世界に一つしかない”初恋レモン鉛筆”を進呈。
突然の持ち込みをこころよく受けてくださって、ありがとうございました。
会場での一番人気は初恋レモン餃子でおなじみのさくらFOODS餃左衛門さんでした。
そして彼はかぶり物をして街を闊歩する輩が多いことでで有名な、
ここ豊橋の”かぶり隊”隊長&妄想家でもあります。

私もそのうちに赤紙が回ってくること確実・・・です。

夜は雄志でいっぱいやることになり、唐辛子さんへ。
ホトチャンネルの中でウドちゃんに口説かれたママと、
いにしえの都が生んだ今豊橋で一番人を呼べる男、
株式会社都デザインのSさんが熱く飲み会を盛り上げてくれます。
4500人ものパン好きを魅了する「マイスターズクラブ祭り」、
地域が誇れる鼓動に確実になってきている理由がわかります。
静かで豊饒のこの地に、熱い鼓動が多種多様な形態で響き合い出しているのです。
感じよう!熱い鼓動を!

Dsc01595

Dsc01643

Dsc01663

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

時間と深呼吸

2010年04月15日 20時43分27秒 | 日記・エッセイ・コラム

すべての人に平等にある「時間」がゆっくりと流れる。
タイムリミットは今週中。
いつもは時間軸が早く回転しているせいか、
ゆっくりを上手に使うことがやっと呑み込めてきた。
昔から農的仕事が忙しいことを「戦争」という。
一斉収穫などリミットのある仕事をするときに口に出る言葉だ。
それから解放されても、映画の中では必ず戦場に帰っていく。
来週からはまた忙しくなりそうである。
低温注意報が出ているので、少し後ろにずれていくかも。

無農薬レモンの温室の中はレモンの花の香りを全身に浴びることができる。
この中の環境は健康にとって大切な鼻呼吸で、めいっぱい吸い込んでも違和感がない。
自然の香りになれてくると、上品さの尺度が少し変わってくる。
これを皆さんにお伝えできないのがとても残念。
また見学にきてくれる方々が驚かれるのが、レモンの蕾の色。
咲く花は白いが蕾の時は色が違う。
レモンというワールドワイドな果物が多くの人たちを魅了してきた一つの理由だ。
食す以外の価値を掘り下げることは、
レモンに関わる人たちの使命ではと感じる。

Dsc01492_3

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

疲労を吹っ飛ばせ!

2010年04月04日 21時56分52秒 | 日記・エッセイ・コラム

4月から26回目のみかん作りが始まった。
この生業は体と頭をフルに使って初めて成り立つ。
当然、無理をして体のあちこちには故障を抱え、
それとうまくつきあっていくことを覚えないといけない。
一つの作業で何万回と同じ動作をすると、不惑クラブ後半の体は悲鳴を上げるので、
なるべく体に非日常の動作を取り入れてコリをとるようにしている。
寝ているときの体の所作が結構コリをとるツボであったりする。
長年の経験でこういったときはこうすればいいというのが、
少しずつわかってきているのである。
肉体的にはそうであるけれど、精神的には”お客様”からの励ましの温かい言葉も、
疲れをとってくれる方向へ導いてくれる。
また「頼られている」という言葉も、儂人には心の弱さを吹き飛ばす強い味方である。
最近多く感じるのが、本当に作っている人から直接買いたいという強い想い。
だから作っている過程をすべて答えられるように、
河合果樹園では自分のところで作っている農産物しか販売しない。

検索すれば買いたい目的のものに簡単にたどり着けるが、
買い手は本当に作っているかを鳥瞰しているかのごとく見破る。
本当の本物の作り手としてして頼られていることは名誉に等しいと思う。
もう一つ、眼から入ってくる季節の映像に脳は、覚醒されリフレッシュさせられる
また明日から一日一日を粛々とこなしていこうと思う。

P4040397s

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする