果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

持久戦とペンギン経営

2012年08月26日 10時16分58秒 | 日記・エッセイ・コラム

オニヤンマが彼の飛行技術を今年も見せに来た。
太陽の光に反射すると羽の動きがよくわかる。
直線的に飛んでまた直線に戻ってくる飛び方は機械的に見えて仕方がない。
天候は高温で推移、早く涼しくなってもらわないと高温障害がと心配する。
初恋リーフは夜盗虫の攻撃にさらされ、無農薬レモネーディアはオンシツコナジラミの攻撃にさらされ
時には突撃しながらもうしばらく持久戦は続きそうです。

8月24日(金)に豊橋サイエンスコアで行われた
「東三河産業連携・新分野進出推進フォーラム」
~東三河新
産業の展開に向けて~のパネルディスカッションに参加させて頂きました。
コーディネーターは神戸国際大学教授の中村智彦さん
ご一緒させて頂いたパネラーは本多電子(株)の取締研究部部長の小林和人さん
愛知ドビー(株)の取締役専務の土方智晴さん
まるっきり異業種のパネラーの共通点を上手く引き出してもらったため、
聴いていた人からは一番おもしろいパネルディスカッションだったと言われた。
最初から落としどころが決まっている
ありきたりのパネルディスカッションの進行ではない部分が良かったかと思う。
情報発信の大切さは現代においては当たり前、
ただそれだけではだめで現場のオンリーワンの技術と
バックストーリーが鼎立していないと打ち上げ花火で終わってしまう。

これが一つの基本だという、上手いまとめだったのではないだろうか。
そして中村先生の基調講演の中で最後の言葉が印象的でした。
「ペンギン経営でこの難局を乗り越えよう!」
おわかりになります?
目指せ!ペンギン経営!

そうそう我ら豊橋百儂人もこのフォーラムにブースを出させて頂きました。
噂によると一番賑やかだったとか・・・。

河合果樹園 http://www5.ocn.ne.jp/~kawaikje/

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東三河の手みやげとダイバーシティー

2012年08月15日 10時20分56秒 | 日記・エッセイ・コラム

さっきまで晴れていたのに、また雨が強く降り出した。
早速、ハウスの天窓を閉めに出陣する。
お盆に梅雨を思わせる天気が続くのも珍しいものだ。
ツクツクボウシの初鳴きを聞いたが、まだまだ残暑厳しい。(T_T)
きっとまた晴れてくるだろうなと、空をいぶかしむ顔がレティナに写る。
先日までの雨乞い風情はもはや過去のものとなり、
みかん達は急激に肥大をはじめたことは嬉し事なのだが・・・・。

8月10日に東三河地区では有名なHanamaruさんの
別冊minimaru「東三河の手みやげ」が我が家に届いた。
初恋レモンプロジェクトの各商品がP68~P69で初恋レモンにぴったりの
背景色で紹介されているのだ。
河合果樹園の無農薬レモンを皮ごと使うという発想で作られた商品は、
地域に愛されて売れ続けている。
ごまかしようのない本質を突いている事がその要因だと思う。
初恋レモン餃子なんて私の講演で最初公表した時、
胡座をかいている人達からは嘲笑をかった事もあった。
既存のスキームの中の人達の多くのチャンスロスが
どうも世の中をおもしろくなくしているのではないだろうか。
P14~P16には豊橋百儂人でお世話になっているぶれのない蜂蜜作りの名人
養蜂儂人の鈴木良近さんが登場!
P89にはこちらも豊橋百儂人でお世話になっている養豚儂人の鈴木美仁さんが
「俺の黒カレー」で登場!過去ブログ参照
本の帯には「東三河一押し 手みやげ136品」とある。
産物も80品目以上栽培されているこの地域は、
いろいろな意味でダイバーシティーなのだ。
そう考えると、大きな魅力ある商店街に思えてきた。

河合果樹園 http://www5.ocn.ne.jp/~kawaikje/

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盛夏と体調管理

2012年08月05日 08時13分46秒 | 日記・エッセイ・コラム

朝早くから蝉たちの大合唱が始り、暑さを助長させる。
地面には天命を全うした蝉が落ちている。
働き蟻は汗をかきながら、巣穴に運んでいくだろう。
どうしたことか蝉の鳴き声に混じって、山に帰るのを忘れた鶯の声も。
鳴き声から感じる「和の境地」は、流石にこの時期だと感じられない。
河合果樹園は山の中にあるわけではないのだが、野ウサギも狸も出没する。
自然が戻ってきているのか?自然が狂っているのか?、
毎日の水掛作業をしながら考えてしまう。
ここ豊橋では雨乞いの踊りをしなければならないほど、雨が恋しい。
豊川用水のおかげで水の心配はないのだけれど、
植物を枯らさないように毎日水をやるのは一日の時間の中で、
かなりの部分を占めるため仕事はどんどんタイトになる。
「水掛3年」という言葉があるように暗黙知の技術もいることも理解してください。

今週はお盆に向けて温室みかんの収穫出荷の最盛期。
40度以上になる温室の中でのみかん切りは暑さとの戦いである。

戦闘服は昨年から愛用している空調服なるもの。
バッテリー電源で2個のファンを服の中に送り込み気化熱で体温を下げる。
このおかげで今年も何とか乗り越えられそう。
とにかく体調には気をつけて行こうと思う。
皆さんもしっかり暑さ対策をして過ごしてください。
そうそう、朝早くの空気と光、体の立ち上がりをよくしてくれます。

河合果樹園 http://www5.ocn.ne.jp/~kawaikje/

画像は朝日の中の初恋リーフ

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