果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

派遣実習終了とおなかの大きなカマキリと孤高

2020年10月24日 19時54分53秒 | 日記・エッセイ・コラム

いろいろな作業が交錯する中、愛知県立農業大学校の派遣実習が
39日間の日程を終えた。
TくんもHちゃんもなんとか頑張り、カリキュラムを修了。
その間幾度と労働だけではなく、考え方をどのように持って行かなければ
農業が成り立たないかを話し合った。
考え方はマイナス100からプラス100まで。
成功へのかけ算は考え方によって決まる。
きっと月日が流れて意味がわかる日が来るだろう。
農業を目指す二人、すべては4次元の時が鍵を握る。
頼もしく成長してほしい。

果樹園の周りでは、おなかの大きなカマキリにあちこちで遭遇。
もちろん温室の中にキャッチ&リリース。
無事卵を産んで、来年の春には一仕事してもらう幼虫があちこちにいることを願うばかり。
毎年のことだが果樹園の周りにカマキリが多いのは、
いいルーティーンだと独り言を言ってしまう。

そんな中、お客様から素敵なプレゼントが・・・。
嬉しい一言!早速事務所の入り口にかけさせていただいた。
これ以上傾がないようにと、字体を斜体の河合果樹園にした20年前。
なんとか持ちこたえて今がある。
世の中、給付金をもらうことがどんなことか理解しないまま流されている。
河合果樹園は武士は食わねど高楊枝。
信用との引き換えに、孤高を貫こうと思う。

河合果樹園

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

諸々と徒然とプルースト現象

2020年10月14日 21時56分09秒 | 日記・エッセイ・コラム

家の庭では君の瞳は10000ボルト状態
みかん山ではアケビに目を奪われ、ついついジャンプ。
暖かさでまだまだ生長盛りの雑草を恨めしく踏みつけ、
種を残すための戦略に乗せられて、甘さを享受した口から種を吐き出す。
もちろん彼らが発芽しても当たり障りのない、やや暗がりの木のトンネル内に。
まだまだ少年はやっていることが、昔と同じである。

今度の日曜日に迫った、みかんのオーナー制度登録会。
やや天気が心配な雰囲気になってきたけれど、準備だけはしておかねば。
光陰矢の如し、あっという間の1年だと昨年を振り返る。

例年より早くシークワーサーの収穫にはいることができそうになってきた。
温暖化で肥大が良い自然栽培レモンもしかり。
そして2年目となる無農薬ベルガモットも!
試験栽培をあれこれしているため、たくさんはとれないけれど作り手の楽しみと化している。
趣味の園芸と揶揄されることもあるが、チャレンジの一環だと開き直る。
考えているだけで3つの香りが脳裏を駆け巡る。

飲む回数を重ねるほど、初恋レモン・ノンアルコールクラフトビールが恋しくなってきた。
自分がおかしいのか?と思い、Iさんにも確認する。
どうやら私と同じ病気にかかっているらしく、
体の中から湧き上がるホップの香りに誘惑されている模様。
それを聞いて一安心!

先日、某新聞社の記者さんに取材を受けていたところ、
私が考えたコピーにするどく反応した。
フランスの文豪マルセロ・プルーストの「失われた時を求めて」が彼女の口から・・・。
この小説は途中で挫折する小説のベスト3にはいっているので、
聞いてみたところやはりそのようだった。
日本語訳で400字原稿用紙10000枚。
当然私も・・・。
ここで持ち出したいのは、香りによる記憶のフラッシュバック。
レモンしかり、レモネーディアしかり、シークワーサーしあり、ベルガモットしかり、
そしてノンアルコールクラフトビールしかり。
きっと自身の最終章でプルースト現象が起こると予想するのである。

 

河合果樹園

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

派遣実習折り返しと魚貝三昧げん屋30周年周年と初恋レモンの月

2020年10月04日 17時44分17秒 | 日記・エッセイ・コラム

昔懐かしい運動会みかんの販売は4分の1終了!
あれこれと作業が交錯する中、愛知県立農業大学校の派遣実習も
今週から後半戦へと突入する。
こちらも学生時代を思い出しながら、普段使わない植物生理の用語を説明する。
考える力と判断するスピードをあげる訓練には、冗談も交えて話し
教える力と、能力を評価する力の私的な訓練にもなる。
収穫という単純な作業の中でも、能率良く疲れない身体の使い方をレクチャー。
農業の場合、それがすぐに出来るかという問題があるので、
結果は多くの反復練習の後でないと成就できないのは常。
そこには「気がまえ」と言うものの存在が大きい。
K君も、Hちゃんも目指すは農家というだけあって、そのことはとても高く見える。

かなり前からお願いがして試行錯誤を繰り返していた、
ノンアルコールクラフトビールが完成してきた。
テイストは全くの新感覚に仕上がり、対象はアルコールを飲めない人用という感じ。
無農薬レモネーディアとポップの香りが軽やかに踊ります。
ホップにはシトラ、モザイク、エルドラド、アザッカを使用!
飲んだ後のポップの香りが爽やかなノンアルコールクラフトビールです。
通常苦みに負けているホップの香りって、こんなんだったのかなと新鮮に感じてしまう。
10月1日から魚貝三昧げん屋さんの30周年を祝った振舞いで提供されます。
近日中には河合果樹園の取引先で買うことができるようになる予定です。
キャッチコピーは、『プルーストの世界に誘われ、君の記憶を呼び覚ませ!』です。
ちょっと長いか!そうそう泡立ちが少ないのは無添加ということでお許しを!

さて10月は初恋レモンの月と言ってもいい!
5日は智恵子の命日であるためレモン哀歌にちなんで「レモンの日」
30日は島崎藤村の詩、初恋が発表されたことから「初恋の日」
そんな月に初恋レモン・ノンアルコールクラフトビールが出来たのは嬉しいかぎりである。

河合果樹園

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする