果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

妖怪道五十三次

2007年08月26日 20時26分50秒 | 日記・エッセイ・コラム

今日は日曜日ではあるが、
この暑さでばて気味で遅れている仕事を朝涼しいうちに何とかこなした。
暑くなる前の作業は、おきる事さえできればとても快適である。
無農薬レモンの粘枝も終えることが出来て、
気分的にはすこしほっとした。

7月の21日から二川本陣資料館で
水木しげる先生の妖怪道五十三次展をやっているのだが、
見に行きたいと思っても忙しさと暑さのためいけないでいた。
朝の仕事の心地よい汗を水に流して、急に妻と見に行くことに。
河合果樹園は東海道五十三次の三十三番目の宿場である二川宿の、
半里ほど東にある。ほんと近くて遠い(笑い)微妙な距離である。

水木しげる先生の経歴は日経新聞の私の履歴書で、
妻がめちゃくちゃおもしろいと言って読んでいた。
そのため今日はボランティアガイドさんを隣に、
妖怪道五十三次を先生の戦争体験者としての背景とともに研鑽させてもらった。
9月2日までの残り一週間、
妖怪と二川宿のにぎわいの余韻にふれる小旅行をおすすめします。

Dsc03618

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『檸檬』 梶井基次郎

2007年08月14日 20時47分34秒 | 日記・エッセイ・コラム

毎日、熱中症になりそうなほど暑い!熱い!
みかんの木は1週間ほど前から熱中症になる木も現れ、
葉がバラバラと落ちるほどになっている。
そんな状況のため、この暑さの中潅水の仕事をしている。
なるべく朝早くと夕方遅くみかん園に行くように調整して、
日中の暑い時間はPCでの事務仕事と読書でお盆を過ごしている。
雨さえ降ってくれればね~ぇ!

先日、○○で懐かしい本を買ってきた。
○○文学シリーズ24、『檸檬』『城のある町にて』。
私はレモンの漢字を見ると、どうしても梶井基次郎の『檸檬』を頭に浮かべてしまう。
そのためついレモンライフ研究家としては
もう一度読み直してみたいという好奇心に駆られた。
読んでみると昔読んだ時より、表現の複雑さが伝わってくる。
『立派ではないが果物屋特有の美しさを露骨に表現している果物屋』
という言い回しの部分は、残り少ない果物屋さんにとっては何かを感じるかなと思った。
特有の美しさを醸し出すほど熱心に物事に取り組めばどんな時でも安泰のはず。
安泰でなくなったときは紡錘形のレモン爆弾を仕掛けに行こう。
レモン爆弾、ただいま製造中です。(栽培中です。)

Dsc02608

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