果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

みのもんたと朝レモン

2010年05月26日 21時06分55秒 | 日記・エッセイ・コラム

今朝、みのさんが出ている番組を見ていたら、
某スポーツ紙の「高血圧予防に朝レモンが効く!」という記事を紹介していた。
当然、すぐさま私の耳目を引く。
昨晩の雨を予想してハウスを閉めていたため、開ける作業をしなければならず、
愛妻にコンビニまで買いに行ってもらった。
相変わらずカットビ走法で行ってきたのか、1棟目を開けている途中で戻ってきた。
「よく見て買ってこれなかったけど、何か載っていないみたい」というお言葉。
どうも「Iの前のアルファベット」風の記事が多くてよく見られなかったらしい。
よく見ると芸能の下の方に掲載されている。

この調査は2008年から某大学が行っているもので、
国産レモンで有名な某地域のレモン生産農家を対象にレモン摂取量と健康状態の関係を解析。
その結果レモン摂取量が多い人ほど血圧が低くなることがわかり、
また血液中の中性脂肪、尿酸の数値が低かったという報告だ。

血圧については当園のお客様から多くのお声をいただいている。お客様の声へ
ICT農業を実践しているおかげで、PCの中にはそういった多くのデータがフォルダーに。
よくよく記事を読んでいくと、調査に協力したレモン生産農家の声が聞きたくなった。
というのは農家からの生声が聞こえない限り、生産現場の苦労は伝わらないし、
国産レモンの健康需要が農家にとって追い風とはならないからだ。
体を錆びさせない成分は、加工品より絶対に生搾りの方が多く摂取できる。
便利さの裏側かもしれないが、一手間かけての”朝レモン”を救世主にしてもらいたい。
もちろん皮ごと食すことができれば、一つ一つの成分が共振と邂逅して相乗効果を生む。
栄養成分のページへ

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みかんの花と長安へのタイムスリップ

2010年05月15日 20時48分25秒 | 日記・エッセイ・コラム

みかんの花の薫風にあわてて仕事をしている。
花の咲き具合は亀さんのスピードで、開花期間は長くなりそうである。
また生物多様性を維持するために、みかんにとってよい影響を与える草を残し、
悪い草は手で除草して、生き物たちの楽園を作っている。

確かに草があるとないのではそこに居着く生き物たちの数に格段の差があるのは事実だ。

今週の頭に仕事で中国の西安に行ってきた。
乗り継ぎなどでかなりハードだったが、はじめて訪れた古都はとても魅力的だった。
北の玄武・東の青龍・南の朱雀・西の白虎に守られた都市作りは、
日本の平城京や平安京も強く影響を受けたという。
空海や阿倍仲麻呂などの名前が出てくるところもおもしろい。
豊橋と同じで筆の産地というのもはじめて知った。
わたしが最もうれしかったのは下手な中国語が通じたのと、
西安の中国語が聞き取りやすかったことだ。
日本語と同じ「~です。」なんていう言葉もあるそうだ。
そんなことから自分の中では、悠久の時を超えて遣唐使の時代へタイムスリップしたような感覚が
どうもこの都市を身近なものにしてくれたようだ。
そして西安がある陝西省の形が、ある兵士俑と同じだと言う説明に、
私の頭の中はいっぺんに地図が広がった。
セリングポイントはわかりやすい説明を伴って、人々を大きく魅了するのである。

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