果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

無農薬フルーツレモン予約とアップデートと待ち時間

2021年12月20日 21時50分57秒 | 日記・エッセイ・コラム

青島みかんの収穫は残すところ、一園地となった。
その後ポンカンを収穫して心は落ち着く予定。
無農薬レモンはグリーンからレモンイエローになってきた。
今年はフルーツレモンになるのが早く、今日から予約開始となった。
無農薬レモンの研究を初めて32年、思い返せばその間に気候はかなり変化し、
培った技術は少しずつアップデートしなければならない状況だった。
なんとかアップデートの良策を6年かけて突き詰め、
数年ぶりにモヤモヤが少し吹き飛んだ。
今年だけ通用したということもあるので、まだまだアップデートは続くかもしれない。
こんなことも悩みではなく、解決への道筋を楽しみたいと思う。
また温室の中で寒さに耐え新芽の成長を続ける、
無農薬ライムもまたわくわく感いっぱい。
さて春までにどれだけ樹幹拡大出来るか、技術的勝負である。

今日、エンジンポンプが調子が悪くT農機具さんへ修理に行った。
さあ使おうと思ったところ、この有様なのが農家の常だけど、
本当は愛情を持って整備しなければいけないのは重々承知。
修理の待ち時間に日本農業新聞に目をやると、宇根豊さんの論説が・・・。
昔彼の本を読んで、農業の多面性や景観としての価値などを学ばせてもらった。
emCAMPUS低層階の屋上農園は景観としての農産物の価値という側面を、
企画の段階からしっかりと練り込んではいる。
私自身そのことを屋上農園見学会で、
広く知ってもらうために来園者に説明をさせてもらった。
車窓から目に染み入る田園風景もただではない。
きちんと景観として価値を認められるかが、文化としての物差しだろう。
修理で時間はとられたが、有意義な待ち時間だった。

河合果樹園

 

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今年もわずか、そしてジョルジェット・ジウジアーロとレモンのフォルム

2021年12月10日 10時01分47秒 | 日記・エッセイ・コラム

このところ毎朝の露に足下を濡らされる温かい日が続く。
早生みかんの収穫を終え、今シーズンの出荷も後2週間あまり。
無農薬レモネーディアは私の叡智の範疇を超えて、今年も早々と撃沈。
無農薬レモンは前代未聞の技術の叡智がうまくはまり、
お客様の要望にしっかり応えることが出来そう。
想像力の世界が次年度の新しい技術へと発展して行くのだが、
天の神様のみが知る大きな振れは、
時が来なければわからないというジレンマの中にある。
残り20日間で今年は終わる、来年へのチャレンジの妄想を楽しもうと思う。

日曜日に某倶楽部仲間たちと浜松にあるスズキ歴史館にお邪魔した。
こんなに近くになるのに今まで全く話題に上らなかったのだが、
ひょんなことからいったことがある人との話の中で急浮上した。
スズキの前身がトヨタと同じく織機だと言うことも初めて知り、
少し恥ずかしいようなどこぞの格言が響くような気にさせられた。
気になっていたのは30数年前に我が家にあったフロンテクーペ!
ツーストロークRRの軽量スポーツカーは、小気味の良い走りだったのを覚えている。
デザインのおおもとは私たちの世代に一世を風靡していた
かの工業デザイナージョルジェット・ジウジアーロ氏。
デザインの勉強は周りから自然と得たものだという彼の作品に、
いつも快慶仏を創造してしまうのは私だけだろうか?
優しくすっと身にしみてくる曲線美がいつもすごいと思う。
それは自然の中で生きるためにできあがってきた植物の曲線にも思える。
工業デザインは全く違う世界ではあるが、レモンのフォルムが頭をよぎる。

河合果樹園

無農薬グリーンレモン

手選早生みかん

シークワーサー

赤実レモン

スズキ歴史館 フロンテクーペ

 

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