果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

選定作業と無農薬ベルガモット、そしてディナーパーティー

2019年10月25日 20時42分30秒 | 日記・エッセイ・コラム

極早生みかんの収穫をやっと終えることができた。
来週の出荷で一段落。
今日は雨の中、温室みかんの剪定作業を肩の痛みを我慢しながらこなした。
切っているときはアドレナリンがでているのか、
まるっきり痛みを感じないけれど、終わってみるとやはり・・・。
この剪定作業、最も熟練のいるものだが、年月と共に脳と手が別々に反応できるようになる。
すなわち、考え事をしていても目から入った情報を脳で処理しないで体が反応する。
だから果樹栽培のベテランは、この剪定作業中は脳が快適運転をするほど、
また次のシーズンに向けての偶有性を楽しむほど、好きになっていくのだと思う。
温暖化の影響で軽めのせん定で、また一息つくいたのであった。

さて11月3日(日)のホテルアークリッシュ豊橋でのディナーパーティーに
登場する当園の無農薬ベルガモットを今里総料理長が見に来てくれた。
前回見たときより大きくなっているベルガモットを見つめ、
料理へのアイデアが瀑布のとどろきのように聞こえてきただろうと思う。
成っているベルガモットを見ることで、料理への感性は研ぎ澄まされて、
より本質へと近づいて最大限に引き出されるだろう。
ベルガモットの隣にある、もはや大部分を収穫して残り少ない無農薬ライムと交信したのか
「ライムはまだある?」という質問。
彼女たちも結局、ホテルアークリッシュ豊橋へ嫁ぐことに。
そしてTEMIYO限定販売の初恋レモンのクラフトビールと
女神のほほえみのクラフトビールも特別に、特別な夜に参戦することになる予定。
特別な夜はまだ皆さんをお迎えすることができますので、よろしくお願いいたします。
興味はどんなマジックで、どんな料理に生まれ変わるのか?
個人的には、文豪ゲーテに食べさせて見たいものである。

河合果樹園

 

ここでしか味わえない料理!

その料理の根幹を作る農の勇士たち!

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台風19号と100万人達成&クラフトビール、そして自然栽培レモン

2019年10月14日 17時18分30秒 | 日記・エッセイ・コラム

台風19号が列島に未だかつてないほどの広範囲に被害を与えていった。
被害に遭われた皆さんには、心からいお見舞い申し上げます。
農を生業とするものとして、まだまだ報道は後回しだと思うけれど、
水につかったり、風でなぎ倒されたりした自身が作る最愛の農産物を、
肩を落として見る姿を自分のことのように想像する。
昨年はこの地域もそうであり、私も肩を落としたのもつかの間、
すぐに復旧作業とその後の段取りのシュミレーションに取りかかったのを思い出す。
農という生業は、この自然のリスクを割合からすると
一番多く受け止めなくてはならない。
そのことが今の世の中にさらに合わなくなっていることがまた悲しい。
進む温暖化の影響は、これからは当たり前の世界として、
今まで培ってきた技術を進化しながら変えていかなければならない。
忍という文字を頭に描きながら。

昨日、道の駅とよはしがオープンから141日目で100万に達した。
河合果樹園の初恋レモン・レモネードと初恋レモン・レモネームを
販売してもらっているのは何度も書かせてもらっているけれど、
この記念すべき日に新たな発表があった。
それはかねてより何度も打ち合わせをしてきた豊橋発のクラフトビール。
当園のレモネーディア露纏の果汁と女神のほほえみ(豊橋1号)の2種類で、
浜松のオクタゴンさんというビール工房で作られている。
販売はTEMIYO(てみよ)での限定販売となる。
100万人目の幸運な家族を見ていると、
早くもクラフトビールを持ってこちらを見ている人に気がつく。
毎年、みかんのオーナーとなってくれているKさんだ。
ビールを買ったよと上に上げ、満面の笑顔!
先日の生産者交流会で、告知していたので買いに来てくれた様子。
オクタゴンのビール職人のTさんと話しが沸騰していたときだったので、
遠目からの挨拶となったけれど、私も嬉しい一瞬だった。
夜、家に帰ってから味わったのは言うまでもない!

そうそう!そろそろ自然栽培のレモンが
5年目にして高品質のラベルを貼れそうな感じで収穫できそうである。
フードオアシスあつみさん又はビオあつみエピスリーさんに、
並ぶことになるはずである。(要確認です。m(_ _)m)

 



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着色の遅れとホテルアークリッシュ豊橋ディナーパーティー

2019年10月03日 19時25分56秒 | 日記・エッセイ・コラム

相変わらずの暑さと晴れたり曇ったりの気候。
空は低空に灰色の雲が流れ、時折秋の空を思わせる
薄い絵の具でさっと描いたような詩的な様相。
周りを見渡せば入道雲は遠くで力こぶを作るように、
東に現れたり西に現れたり、はたまた南や北に神出鬼没。
先日視察に来たみかん農家の皆さん、やはり着色の遅れを心配し、
出荷が重なることを危惧していた。
自分もなんとかそれを回避できないかと、一部の園地で秋には珍しい灌水作業を開始。
今晩の雨に少し期待しながら、少しでも時間を稼ぎたいという気持ちが
少しの手間を惜しまず疲れた体に鞭を打つ。
ビタミンB1誘導体に期待しておこう!

だいぶ前から何度も話し合いの機会を持ってあれこれと摺り合わせてきた、
ホテルアークリッシュ豊橋のファーマーズコレクションの集大成イベント。
まだまだ詳細はベールに包まれたままであるが、簡単なリーフレットが登場。
11月03日(日曜日)立食のディナー 18:30に始まり
 料理は¥5000(税別)飲み物代別で、
丹精込めた農産物をあっと驚く料理に変えて皆さんを楽しませてくれる!
河合果樹園からは今年5年目にして初めて成就しそうな自然栽培レモン、
そして試作栽培で初収穫の世界で2カ所しか産地がないというベルガモットを無農薬で、
そんな食材のマジックが見られるだろうと妄想する。
昨年の初恋レモンプロジェクト10周年の賑わいを想い出しながら、
この地域の食を掘り下げるという前代未聞の取り組みとなればいいかと思う。
多くの生産者が水の中の砂が巻き上げられるように踊り、
そして水に流されず楽しいディナーパーティーになるだろう。

農と食、そしてそれを育む東三河に興味のある皆さん、
素敵な時間を是非ご一緒させてください。
よろしくお願いします。

河合果樹園

 

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