果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

サクランボ

2007年06月24日 20時21分30秒 | 日記・エッセイ・コラム

 今年も山形の友人、Eさんからサクランボが届いた。
果物王国山形からの季節の便りに、実はこの時期になると
宅配業者の車が通るたびにサクランボをイメージしてしまう。
脳に刻まれた味覚と季節感が1年というサイクルで、
記憶の引き出しから現れてくることに、
年齢とともに不思議さを感じなくなってきている。
早速、サクランボを手に取り前歯に挟む。
ヘタをプチンと引き抜き、口の中でプチッとかむ。
また何ともいえないさわやかな甘さと酸味が、
味蕾を通して脳に伝わってきた。
口で食べているというより、脳で食べているな~!
果物は脳を育てると言う由縁だろうか。
さて、EさんにサンキューTelをしなければ。

Dsc03455_2

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カブトエビ

2007年06月10日 18時27分32秒 | インポート

 今年も近くの田んぼにカブトエビと豊年エビが、水の温みとともに泳ぎ回るようになった。
他の草取り虫と呼ばれるカブトエビは、
田んぼの泥をかき混ぜながら一生懸命えさを探している。
ちょっと見はオタマジャクシに見えるため、気づかない人も多いのだという。
進化しなくても生きることができた【生きた化石】と言う呼び方に、
カブトエビの底知れない時間の奥深さを、多くの人が感じるはずである。
子供の頃、シーラカンスやカブトガニの話を聞いた思い出が、
よけいにそうさせるのかもしれないのだが・・・。

 環境保全型農業が叫ばれる中で、
生業の糧を生み出す畑や田んぼに多くの昆虫や植物がいるのは、
少しずつそれを実践している私としてはとてもうれしい。
このことは農産物を生産する以外の、農業の多面的機能だといえる。
そんな環境が地域の人たちに巡り巡って、
たくさんの目に見えない価値が生まれていることを知ってもらえれば・・・と思う。

Dsc09150

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする