果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

昭和の匂いと原点

2012年09月22日 16時49分45秒 | 日記・エッセイ・コラム

とうとう最低気温が20度になってきた。
夜盗虫は寒さに備え普段はお昼寝をしている時間も初恋リーフを襲う。
何とか秋茄子と同じように一味違う初恋リーフ秋味を収穫できるといいのだが・・・。
右手の人差し指がどうも調子が悪い。
ここ3日ばかり温室みかんの剪定に勤しんでいるのがその原因だ。
ペースを考えて壊れてしまわないようにしていきたい。
この作業、集中力がものをいうためかなり目も酷使する。
雑誌を見ていたら、パナソニックから目をマッサージする機械が販売されている。
買おうかと一瞬思ったが、すぐにどこかの肥やしになりそうで躊躇する。
便利さの奴隷から解放されるためには、どうしたらいいのだろうか。

先日、我が家の物置となっているお蔵を一日かかって片付けた。
とにかく使わないものは何でも放り込んであったため、運び出すに一苦労。
めぼしい物はなかったが、子供のころのトレジャーハンターを思いだした。
昭和の匂いはお膳やお茶碗や箸などの、法事セット。
時代は変わったな~と、あのころ稲荷と干瓢巻きと濃い目の味噌汁で満足していた自分がそこにいる。
片付けは一種の黙示録かもしれない。
このお蔵?、河合家一代目は米一升だけをもらって、分家させてもらったそうだ。

ものが足りなかった時代から流れ流れて今がある。
お櫃はどうも物入れか、ガーデニングように用途は変わりそうだ。
竹で編んだ四角い籠は、畑で私が寝ていたという驚愕の事実。
そのとき感じたものがDNAに刻まれて今があるのだろうか?
原点はここにあり!

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a praying mantisと炎の祭典

2012年09月08日 21時27分25秒 | 日記・エッセイ・コラム

秋の虫の合唱団が賑やかくなり、赤とんぼの群影は光を乱反射する。
残暑の中、夏の虫達もまだまだ元気だ。
植物は少しずつ秋を感じている様相を、私の目に投げかけてくれている。
カマキリもだんだんと我が家に届くようになってきた。感謝!
ある御縁でアメリカのテキサス州からローラさんが見学に来てくれた。
テキサスと言えば、個人的にはレンジャースとブッシュ元大統領ぐらいしか知らない。
彼女はそこで日本の早生みかんを植えて2年目だという。
写真を見る限り、2年目にしては生育は旺盛だ。
環境がベストマッチなのだろうか。
天敵の話から、カマキリの英語は、「a praying mantis」だということをはじめて知った。
そう言われればじっとしている姿が、ハサミを合わせ頭を垂れて祈っているように見える。
俳句の世界では蟷螂(とうろう)だと言うことは、中国語(たんらん)から逆に学んだ。
「蟷螂の斧」にならないように準備だけはいつもしておきたいと思う。

今日、曇り予報を覆したなか「炎の祭典」に参加させてもらった。
豊橋百儂人の勇士がブースを出し、地域のお宝を販売していたのと、
SKE48の前座(その他多数?)として「豊橋百儂人伝説」を舞台で披露するためであった。
かぶり物たちも各儂人の頭にちょこんと間借りして参加。
檸檬儂人の場合、かぶり物のレモナルゾーくんは相変わらず身近の人の頭にを襲撃。
豊橋市長への前科も忘れて・・・・。m(_ _)m
今回歌わしてもらった「豊橋百儂人伝説」は農業という生業のすばらしさと死生観、
新3Kとしての革命・喝采・回帰、食を大切にする心、そして産業としての地位などを、
歌詞の中にちりばめてある歌です。

いつの間にか口ずんでしまう・・・リズム、そして想いは奥深いところにあります。
過去ブログ
最終的には現場での汗を解って頂ける本物人に
多くの人が近づけたらいいかなと考えています。
サビの部分「我農に生まれ、農に生き、農を生かす」
3段目まで完結できたら新3Kは永遠になるはずです。

河合果樹園 http://www5.ocn.ne.jp/~kawaikje/

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