果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

待春候と時間と豊橋方式

2014年02月16日 18時35分25秒 | 日記・エッセイ・コラム

ウメとロウバイの花が咲き、河津桜の蕾は待ちきれない様相で膨らんでいる。
温室みかんは整理落下と共に肥大が増幅される。
そして無農薬レモンは最後の肥大と共に、可愛い蕾が顔を出してきている。
まだ寒さは厳しいが陽の長さにDNAを刺激されながら、
すべての生き物が春を感じているのだと思う。
今月も頑張って同時進行で進む仕事をなんとかこなしていきたい。

このところ取材と視察の嵐が吹き荒れて、目に見えない疲れに襲われているような気がする。
あげく句の果てに新たな役も引き受けることになり、時間をとられることに。
どの人にも平等にあるのが時間であるが、その使い方によって生きた証の量は変わる。
「一身で二生を生きる」と言ったのは福沢諭吉であるが、
農業経営者はかなりの確立でそれに当てはまるのではないだろうか。
自身も「年間4000時間働く」ということが口癖だけれど、
某女子の「24時間スタンバイOK」という言葉には負けたと思った。
自分が時間を有意義に使っていて考えるようになったのは、
相手の時間を浪費させることのないように、ということ。
なかなかすべてはできないが、自分と相手を入れ替えて考えて見る。
冷蔵庫の野菜室でしなびて使えなくなると相場が決まっているレモン、
丸ごと凍らせてすりおろす「豊橋方式」にすることで価値が上がる。
これから3月まで冷凍にするのに最適なレモンが収穫できる。

またテレビ放送が決まりましたら、発表させていただきます。

河合果樹園 http://www5.ocn.ne.jp/~kawaikje/

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寒い!そしてエリオシトリン

2014年02月06日 19時25分38秒 | 日記・エッセイ・コラム

異常な寒さが冷たい風とともに戻ってきた。
風神が彼方にいるように、風音は低いうなりをあげてやってくる。
外で元気なのは雀と発情期の猫ぐらいである。
いつもより厚着をしての仕事は、もはやなりふり構わない状態。
とにかく風邪をひかないようにしなければ・・・。
無農薬レモンも連日のマイナス気温に、葉を落としだしている。
養分はこの寒い時期でも果実へと運ばれて、ますます木はくたびれていく。
そしてもう次のシーズンの花や芽も現れだした。
本当に無理無理の栽培をして、美味しさの演出へと誘っているわけだけれど、
レモンの木には頑張れよとしか言うことができない。
もう少し、もう少し・・・、辛抱をお願いします。

先月の30日、ニュースを賑わわせたのは「STAP細胞」であった。
しかしレモンライフ研究家にとってのトップニュースは、
「エリオシトリン脂肪肝に効果」である。
エリオシトリンとは通称レモンポリフェノールといい、
レモンとライムに特異的に含まれる抗酸化物質である。
ビタミンEと同じぐらい抗酸化活性があるのが特徴である。
レモンの果皮には果汁の23倍のエリオシトリンが含まれているため、
皮ごと食べないと効率的に摂取できない。

まるで当園の無農薬フルーツレモンの申し子のような物質と言うことになる。
今回もうひとつ注目すべきなのは、エリオシトリンでミトコンドリアの生成が活発になると言う発見である。
と言うことは、生体のエネルギー通貨のATPをたくさんつくる事が・・・。
レモンを生活に取り入れて体の貯金箱をいっぱいにしておけば、
健康でいられるというお話に思えてきました。

久しぶりに河合果樹園とくとく情報へどうぞ

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