ウメとロウバイの花が咲き、河津桜の蕾は待ちきれない様相で膨らんでいる。
温室みかんは整理落下と共に肥大が増幅される。
そして無農薬レモンは最後の肥大と共に、可愛い蕾が顔を出してきている。
まだ寒さは厳しいが陽の長さにDNAを刺激されながら、
すべての生き物が春を感じているのだと思う。
今月も頑張って同時進行で進む仕事をなんとかこなしていきたい。
このところ取材と視察の嵐が吹き荒れて、目に見えない疲れに襲われているような気がする。
あげく句の果てに新たな役も引き受けることになり、時間をとられることに。
どの人にも平等にあるのが時間であるが、その使い方によって生きた証の量は変わる。
「一身で二生を生きる」と言ったのは福沢諭吉であるが、
農業経営者はかなりの確立でそれに当てはまるのではないだろうか。
自身も「年間4000時間働く」ということが口癖だけれど、
某女子の「24時間スタンバイOK」という言葉には負けたと思った。
自分が時間を有意義に使っていて考えるようになったのは、
相手の時間を浪費させることのないように、ということ。
なかなかすべてはできないが、自分と相手を入れ替えて考えて見る。
冷蔵庫の野菜室でしなびて使えなくなると相場が決まっているレモン、
丸ごと凍らせてすりおろす「豊橋方式」にすることで価値が上がる。
これから3月まで冷凍にするのに最適なレモンが収穫できる。
またテレビ放送が決まりましたら、発表させていただきます。