果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

害虫発生とみかんのオーナー制と料理イベント

2022年06月28日 07時28分34秒 | 日記・エッセイ・コラム

東海地方が梅雨明けした。
史上2番目の早さだという。
雨による熱の洗い流しはきたい出来ず、
毎日暑さは積もり積もって行くだろう。
水やりに苦労する年となりそうな予感になってきた。
露地みかんは摘果作業に入っているが、
それほど落とさなくても良い状態なので焦る気持ちは追いやっておける。
心配なのは木を枯らしてしまうゴマダラカミキリの発生が多いこと。
河合果樹園見回り部隊に毎日出動してもらい、密度を減らす。
無農薬レモネーディアの温室は十数年ぶりにスグリゾウムシの爆発的発生。
そのためここも捕殺部隊に出動要請、
1週間ほど頑張れば何とかなるかと経験値から予測。
天候が続くことでスリップスなどの発生も注意しなければならない。
夏を乗り切れば収穫の秋がやってくる。

遅ればせながら18回目のみかんのオーナー制度の募集が始まった。
何とか20回目まで頑張りたいと思う。
里山のみかんの荒廃園を再生して、それをオーナーさんたちに買い支えてもらい
みかん山の景観を末永く維持していこうという目的で始まり今に至る。
また10本買っていただくごと、小さな木であるが福祉施設に寄付をさせてもらう。
トータルで100本ほどのみかんの木で収穫を楽しんでもらったことになる。
事務局を担当してくれているNPOほの国プロジェクトの
ぐるティア&ぐる民の若者たちは収穫祭を通してオーナーさんとふれあいながら、
多くのことを学び少しずつ小さな社会から大きな社会へと羽ばたく礎を作る。
目に見えないし続けなければ結果は現れないものであるが、
歴史の流れの中でわずかばかりの貢献になってきたのではないかと思う。
コロナ渦でここ2年間、オーナーさんとの作業体験は出来ていないため、ことしこそ!

まだまだ早すぎる告知も!
10月30日にホテルアークリッシュ豊橋で河合果樹園の無農薬レモンなどを使った料理イベント。
11月20にホテルアークリッシュ豊橋で農民藝術創造倶楽部の生産者が作る料理イベント。
1月21日はエムキャンパスで私が作る農家飯を含む料理イベント。
無事に収穫まで漕ぎ着けることを祈るばかりである。

河合果樹園

死んだふりをするスグリゾウムシ

みかんの木オーナー新聞

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果樹園の進行状況と自然災害

2022年06月08日 14時02分46秒 | 日記・エッセイ・コラム

露地みかんの葉の色がだいぶ濃くなってきた。
極早生みかんは2次落下が始まり、うまくまとまってくれそう。
無農薬レモンは少し落ちすぎの木が見られ、気持ちは少しなえ気味。
無農薬レモネーディアはバランス良く推移しているが、
以前被害に遭った虫が見受けられ、どうなるか?
温室みかんは少し色づいてきているが、収穫は遅れそうな雰囲気。
今日も暑いには暑いけれど、時折冷気が巻き込んできて雹や突然の雨を心配する。
心配はいつも増幅するが、どうすることも出来ないので、
気持ちを切り替えて耳順倶楽部を楽しみたいと思う。

emCAMPUS低層階の屋上農園は、一昨日の風雨の影響を受けて
せっかく引き立ってきた植物が涙を流しているという報告。
でもそういったことがあるのが、
作物を育てる上では当たり前だと言うことを共有することは、
意味のあることだとフードバレーへの道を光の方向に向かう。
河合果樹園のとっても大きな段々畑で行っている自然栽培レモンは、
1本が風雨で根が折れて横になってしまった。
こういうときは木を切り詰めて支柱を立てて元に戻す。
剪る量が重要で、それにより回復するかどうかが決まる。
自然栽培は無肥料なので、細根量が少なく倒れることが多い。
レモンがたわわになっているときはもはや起こすことは不可能で、
収穫が終わってから起こそうと思っても根がしっかりと張ってしまい手遅れとなる。
自然栽培園はそういった木が何本かあり、
昨年に続き今年も来てほしくはないと先のことを・・・。
肥料の葉面散布をしながら、自然の変化を耳で感じている。

河合果樹園

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