果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

自然に腹従と黄金虫

2013年07月21日 14時46分07秒 | 日記・エッセイ・コラム

温室みかんの収穫も始り、超ハードな日々が続く。
ハードさは=暑さで、いかに体温が上がらないようにするか。
今年も空調服でなんとかのりきりたいと思っています。
さて先々週の暑さで、露地みかんは通常あり得ない3次落下と日焼けが発生してしまった。
この時期としては初めての経験だとも言える。
これから灌水作業にますます時間を費やすこととなりそうである。
自然を予測することは不可能だし、一瞬で変わるスピードにはついて行けないため
やはり受け入れることで自分を納得させるしかありそうにない。
面従腹背の反対、面背腹従がいいのだろう。

この時季よく遭遇するのが、洗面器などで黄金虫が溺れている場面。
暑さで水に飛び込むのか、水に反射する光に目標を誤るのか、いつも不思議に思う。
飛んで火にいる夏の虫ならぬ、飛んで水にいる夏の虫である。
黄金虫はまったく泳ぎが苦手で、6本の足をばたばたさせて進まない。
「溺れる者は藁をも掴む」というが、その藁もないのが悲しい。
このままでは土左衛門は確実なので、害虫ではあるが名前にあやかり救出する。
必死でもがく黄金虫の姿をつい自分自身と重ねてしまう・・・、そこで一句。

「黄金虫 溺れる姿 我重ね」

言葉は何となく重いけれど、心は少々浮き立つ。

河合果樹園 http://www5.ocn.ne.jp/~kawaikje/

Kogane

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蝉の初鳴きとみかんのオーナー募集と初恋レモンキューピーちゃん

2013年07月11日 21時48分11秒 | 日記・エッセイ・コラム

温風至る候、2~3日前に蝉の初鳴きを聞いた。
ニイニイゼミとクマゼミを同じ日に聞くのも初めてだ。
今日、赤蜻蛉が飛ぶ姿をみかんのオーナー園で見た。
真夏の焼き付くような天候の中、流石に秋はぴんとこない。
急激な暑さでみかん園から水分が奪われていく。
早くも灌水モードに突入しなければいけない園地も現れそうである。

今シーズンのみかんのオーナー募集も残すところ数組ほど。
雑木がどんどん増えている景色の中のみかん園に
価値を見いだしたいと思ってはじめたみかんのオーナー制。
オーナーさんのおかげで何とか継続できていることは、
農家としても豊橋市民としても嬉しい限りである。
解りづらい農の生業にいろいろと協力してくれる人がいるからこそ
成り立っていることを原点に戻るという意味で意識の中から引き上げたい。
とにかく収穫祭が無事開催できますように!と祈るばかりである。

初恋レモンプロジェクトの面々が集まって2ヶ月に1回行われる勉強会。
毎回素敵なゲストをお招きして、プロジェクトの矜持を確認する。
7月のスペシャルゲストには、なんと初登場の初恋レモンキューピーちゃん
噂によると豊橋市内の某所に、10数体が置かれているらしい。
その初恋レモンキューピーちゃんの写真を撮ると、
僥倖の能力を手に入れることができるのだとか。
かわいらしさ満点のゲストに、参加者もオアシス状態になっていた。
さて、一体どこに置かれているのか?謎が謎を呼ぶ展開になるかも。
次回の会議がまた楽しみである。

河合果樹園 http://www5.ocn.ne.jp/~kawaikje/

Dsc03481

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