果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

ごちそうさま

2007年04月22日 16時45分34秒 | 日記・エッセイ・コラム

すこし前の話になるが、毎月無農薬レモンを買いに来てくださっている方から、
レモンゼリーをいただいた。
その方は当園のレモンで作るようになってから、
何故かレモンゼリーの出来がいいので、
一度食べてみてと持ってきてくれたのである。
素材の本質を見破ることは、個人差があるのが当然だとしても、
このお客様の微妙な違いを感じるセンスにはハッ!とさせられた。
上品で優しい味わいが印象的なレモンゼリー、本当にありがとうございました。

またあるお客様からご紹介をいただいた、
ミヤサカクッキングスタジオさんからはレモンケーキを送っていただいた。
お手紙には、正直な材料を使ったお菓子作りを心がけていると書かれている。
ごまかしのない空間へすこしずつ来客があるのは、
やはり裏方のレモンの作り手にとっては心のオアシスであり、正直うれしかぎりである。
このレモンケーキは三越星ヶ丘店と
月初めの3日間の金・土・日に高辻のシャンピアポート、フィールで
販売されているとのこと。
レモンの皮入りのレモンケーキを美味しく、舌と脳に当てはめさせてもらった。

自然の恵みとお客様のご配慮に、ごちそうさまでしたと言いたい。

Miyasaka

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

市民農園~ゆーゆー農園~

2007年04月14日 19時48分57秒 | 日記・エッセイ・コラム

以前、河合果樹園に数ヶ月間研修をしに来ていた三ヶ日のTomさん。
自分の畑を、市民の方につかってもらおうと市民農園を立ち上げました。
その名もゆーゆー農園!(60㎡の区画とみかんの木一本付)

農家を経営する上で、消費する側の方々とふれあうことはとても重要だと言われます。
そんなふれあいからお互いにいろいろな思いが生まれ、
自然を通してお互いの距離を縮めることができる市民農園になるはずです。
当然、園主のTomさんの人柄にはしっかりとはなまるがついています。

ゆーゆー農園で土と水と空気を感じながら、癒しの世界はいかがですか。
ブログにてちらりとのぞくこともできます。↓
http://tomlife.cocolog-shizuoka.com/allotgarden/
ゆーゆー農園で鍬を持ちながら額の汗を拭うとき、
一瞬にして都会の喧騒から隔離される事うけあいだと・・・目に浮かびます。

Yuyunouen

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

王様の仕立て屋

2007年04月03日 20時13分17秒 | 日記・エッセイ・コラム

だいぶ前ではあるが当園の会員の方から、
【王様の仕立て屋~サルト・フィニート~】と言う漫画読んだことある?と聞かれた。
というのはその漫画の3巻に、イタリアの食後酒のリモンチェッロが登場するのだ。
もう何年も前にお客様からの問い合わせやご注文でリモンチェッロを知り、
レモンライフ研究家の私としてはしっかり味蕾に当てはめていたため、
教えていただいた方には少し面目躍如であった。

今シーズンもレストラン経営の方や個人でリモンチェッロを作りたい人たちから、
無農薬フルーツレモンのご注文をいただいた。
自然に色づいたレモンで作るそのお酒には、
当園の無農薬フルーツレモンは必数アイテムだと言われた。
漠然と黄色になったレモンではやはり、物足りない味になるようだ。

話は戻るが王様の仕立て屋に出てくる主人公の悠は、
天才ながら一筋縄ではいかないナポリの仕立て職人である。
主人公のこだわり部分は私に小粋な陶酔感をもたらしてくれた。
ワイン用のブドウづくりが出てくるところでは、
『年に一度の収穫のために、残りの日々をすべて費やす。
一片の雲、一粒の朝露、一本の葉脈の変化も見逃せない。
科学的データより、自分の直感を信じなければ、天の恵みを逃がしてしまう。』

という農夫の言葉が本物という文字を思い描かせてくれた。
漫画の中でこんな表現ができるのであれば、
農家のこだわりを漫画で書くこともできるはずである。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする