早生みかんの収穫がなんとか始まり、
連休中にはオーナーさんたちをみかん山にお迎えして、
無事に収穫祭を終えることが出来た。
汗ばむほどの陽気の中、要領を得たオーナーさんたちは
あっという間にみかんを切ってしまう。
残念ながら来ることが出来なかったオーナーさんには、
河合果樹園から顔を頭に浮かべながらの直接発送となる。
NPOほの国プロジェクトのみんなのヘルプあっての収穫祭だと、
感謝の気持ちを込め、今年はレモネードとレモネームを配る。
例年の恒例として記念撮影!
若者に囲まれてしばし若返ることが出来、嬉しいかぎり。
月曜日はリーダーのろみたんがFM豊橋のパーソナリティーのお仕事でこれず、
みかん山で声を聴きながら、メッセージを送ったところ、
律儀に読んでもらいまたまた嬉しく・・・。
収穫祭の前ではあるが、名豊の跡地に出来るemCANPUSの建設現場の
見学会に参加させてもらった。
低層階の屋上に作る屋上農園の場を目で確かめるのが目的。
そこには奥三河の間伐材で作る升プランターに東三河の農産物を植えて、
普段目にすることのない生育過程や植物の持つ美しさを作品として陳列することになる。
ある程度の生育ステージまでは個々の参加農家に委ねて、
それから屋上という過酷な環境に持って行く。
さて私たちの作品は、その環境の中でどのように順応し生長して行くであろうか。
もちろんそこには作り手という美の創造者の臨機応変な対応は不可欠。
このコンセプトはおよそ100年前(1926年)に宮沢賢治が書いた、
農民藝術概論綱要を読み解きその本質に迫るものである。
そして新聞紙上でご存じの方も多いかと思うが、
見上げる壮大な銀河は東三河フードバレー構想。
豊饒の地にどれだけ舞い降りる人が増えるか?
それは農民藝術概論綱要の結論に書かれている
「我らに要るものは銀河を包む透明な意志、巨きな力と熱である」ということになる。