果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

法定研修とジュリエット像

2018年05月30日 13時17分27秒 | 日記・エッセイ・コラム
昨日と今日は非日常の体験でお尻と腰が痛い。
技能実習生の管理と指導の法定研修で滋賀県まで来てみっちり研修を受けていて、
体には優しくないパイプ椅子にいじめられているせいだ。
普段じっとしていることが少ない仕事なのと、
どちらかというとアクチィブな性格のため、
この時間は肉体的にとてもきつく感じる。
しかし、学び舎の頃と違って頭は一日集中力を保てるから不思議だ.
第二の脳が調子いいのが理由かもしれないし、
まだまだ成長する細胞のせいかはわからないけれど、
時間がない身としては時間内でものにして帰りたいと思う。
社会保険労務士のN先生の講義はわかりやすい解説で、
自分で本を読みながらだとかなり苦労すると思う。
まして教材は講師を当てるため、かなり割愛して記述されている部分もあり、
自力での勉強を阻む要因だと感じる。
とにかく修了証書をもらうため頑張ろう!
ちなみに最後にテストもあり、自信はあったが満点とはいかなかった。

そして滋賀県と言えば・・・、そうだ学生時代の友人がいる。
調べてみると宿泊するホテルから数キロ離れているだけ。
都合をつけてもらい久しぶりに一杯やることに。
彼の案内で長浜の街中で近況や農業のことについて語り合った。
そして案の定ホテルに帰るとバタンキュウ!
朝はいつも通り目が覚めてこちらも非日常の時間。
ホテルのロビーにジュリエット像があるのに気づく。
それと朝食会場の名前はVERONA。

先日の丸善ゼミナールへで話した内容とリンクする事象に出会う。
内容とはジュリエットからの手紙という映画の中で
ガルダ湖というフレーズに出会ったこと。
(ガルダ湖は過去に温室栽培でレモンを作っていた産地で、
ゲーテのミニヨンの歌により不朽の名声の地となった)
ジュリエット像の説明書きにはこう書いてあった。
「イタリアヴェローナの街はシェークスピアの書いた
ロミオとジュリエットの舞台として有名ですが、
その街の中心地にジュリエット像が立っています。
その像には古い言い伝えがあり、像の右胸に触れると幸せになると言われています。」

さて!右胸とは彼女の右なのか向かって右なのか?
とにかくこの出会いも頭の中に湧き出る僥倖だと感じた。

河合果樹園 http://kawaikajuen.jp/



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日照権の侵害とケリの子供と丸善ゼミナール

2018年05月21日 20時43分25秒 | 日記・エッセイ・コラム
みかん園の北側にある大きな木を2本枯らした。
みかんに大きくかぶってきて、
みかんから日照権の侵害だと訴えられたためである。
とは言っても何十年とその生命を維持してきた大きな木には気の毒なことだ。
少し後ろめたい気持ちからつい手を合わせてしまった。
だいぶ前になるが、女神のほほえみの田で甲高い鳴き声で鳴く鳥の子供を、
河合果樹園のスタッフ麗ちゃんが捕まえてきた。
動物好きの彼女に、どうしてつかまえてきたの?と聞くと、
道路をうろうろしていて危なかったからと言う。
最初は水かきがついているかと思ったが、
なかったので多分ケリという鳥だと判断した。
かわいそうなので、私が親の元に返しに行くことに。
田んぼに着くと、親鳥の甲高い声!
襲われるかと思ったが、なんなくリリース。
あっという間にダチョウのように走って草むらに。
めでたしめでたし。

昨日、久しぶりに名古屋栄にお邪魔させてもらった。
丸善名古屋本店の第156回の丸善ゼミナールの講師を依頼されたためだ。
8番出口から徒歩数分、スマホの案内で無事到着。
担当のSさんに連絡して、打ち合わせ。
今回立見の方も出てしまい満員御礼!
モノづくり職人列伝という、恐れ多いタイトルの中、
今回は「無農薬レモンと私」という演題で、
無農薬レモン作りや情報発信のために、
どれほどの偶然と学びのスパイラルを本から得たかを
中心にお話しさせていただきました。
豊橋方面からも大勢名古屋まで来ていただきありがとうございました。
また私の無骨な手の写真を撮っていただいたSさんと、
それを絵はがきまでにしてくださったYさん、
職人の手にその歴史を刻んでいることを美しく表現してくださいました。

なれないサインなんかしたり、帰りに偶然に入ったお店で、
参加された方とばったり会ったり。
不思議体験と非日常体験ばかりの一日でありました。

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針葉樹の濃緑と薫陶かぼちゃ定植と楕縁箸

2018年05月11日 13時27分36秒 | 日記・エッセイ・コラム
乾いた風の乗って、金銀花の香りが気持ちいい。
しっかりと降った雨に花びらを落とされた露地のみかん達。
有葉花といって新芽の先につく花だけは、まだ蕾だったり咲きかけだったり。
一、二を争う生育スピードは、葉の輝きを増して進んでいる。
湖西連峰の杉や檜がやけに濃緑に見え、陽が低くなると黒く見える。
私の老いた目のせいかもしれないが、一瞬焼かれてしまったかと思ってしまった。
このことからみかん達に肥料が効きすぎてしまわないかと気を揉む。

一昨年から無農薬で作っている薫陶かぼちゃは、昨年から遅れること5日、
本葉2枚だが来週の雨を考えて早めの定植をした。
昨年は南風に負けてしまった苗があったので、今年は一応の対策。
しっかり根付いてほしいと、秋の収穫と10月のホテルアークリッシュ豊橋で
初恋レモンプロジェクト10周年企画として食していただく場面が浮かぶ。

心配事として、隣の畑から葛が侵入してきて私たちを脅かしだした。
葛に負けじと地表を覆い尽くして欲しい。
奇岩立岩を見上げながらかぼちゃ達に声をかけにいこう!

中日新聞に「転がらない楕縁箸製造へ」という見出しで、
厄介者の竹から作った楕円の箸の記事が掲載された。
この割り箸、11月にエロティック東三河が東京で行うイベントに、
水に感謝しながら東三河をアピールするのに使われる。
人と物とアイデアが一気に紡ぎ、楕縁箸という形になったのはすごいと思う。
すべてを地元で完結する中で、箸袋広告として定着すれば・・・。
手作り感いっぱいのイベント、集う人々の東京での東三河談義が今から楽しみである。


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春の山々と構造物の美と未知の植物?

2018年05月02日 11時26分01秒 | 日記
河合果樹園の北側に見える湖西連峰の山々の様相が
カリフラワーのように見える季節だ。
椎の花がその表情を増幅させて、1年で最も山々の息吹が感じられて美しい。
現在は大型連休まっただ中なのだが、
露地みかんの花の管理でこの連休は仕事三昧ということになった。
急激な温度の上昇で、みかんの花は充実する間もなく咲くことを余儀なくされてしまった。
弱々しい花は、これからの高温で落ちてしまわないかと作り手の心配を増幅させる。
なんとか思い描いた天候の推移をしてもらいたいものである。
日も長くなり、夕方仕事を切り上げてからもくもく感を味わいに、
二川チェックから立岩山頂に足を運ぶ。
夏を思わせる西日に汗をかきながら登頂。
もくもく感と田んぼの反射、
そして今年豊川用水通水50周年をむかえる二川サイフォンへの水の爆音を五感で味わう。
エロティック東三河流に考えるなら、地域の自然と構造物の景観も一つの「美」。
その50周年に水に感謝しながら「人々の紡ぎ出す美を届けたい」をうたい、
東三河の美を届けるために11月18日(高野山東別院)と
11月24日(六本木ヒルズアリーナ)に出向きますので、応援をお願いします。


話戻って、花の管理には見回りが欠かせないため、
毎日開花の進み具合を観察しに各園地に行く。
そしてこの時季ならではの発見もある。
天命クラブも後半戦の年齢となっても、初めて見るものが多い。
この間はキツネの親子に遭遇。
親キツネは何度も目撃しているが、子ギツネは初めてで、やはりかわいい。
以前のブログで紹介した蔓に巻き付かれた立木も、気になってフォーカスできる体勢にしていたら、
蔓を取り込む前、戦いの最中のエロティックな木を発見。
また立岩の東側の畑に行くと、その隣の耕作放棄地に見たことのない花が目に飛び込んできた。
蔓性の植物で、白く直径20㎝はあろうかという花が、群生して咲いている。
好奇心旺盛な子供に返り、シャッターを押す。
「白い花&春&大きい」などで検索するがヒットしない。
画像検索ならとドラッグアンドドロップしてみてもヒットせず。
珍種なのか?コクロヒメテントウの蛹のように私の大発見なのか?
とにかく名前を知りたいと思うのでアップします。
誰か教えてくださいね。


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