果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

春満開と出会いのマチオモイ帖展

2013年03月31日 10時14分57秒 | 日記・エッセイ・コラム

一週間ほど前から鶯が鳴き方の練習を始めた。
まだまだ幼い鳴き方も情緒のうちだと間口を広くもつ。
無農薬レモンとレモネーディアの花が次第に咲き乱れる状況になってきている。
さくらの花も早いところは少し風に揺られ舞いだした。
道路上に舞う桜の花びらが自動車に巻き上げられる光景に
一瞬どきっとさせられる美を体験させてもらった。
タイミングとタイミングが交錯する時にその場にいることはとても豊かな気分になる。

温室の中では憎きアブラムシが発生しだした。
例年より少なく推移しているのは何よりだ。
そいつらを駆逐していくれるヒラタアブは暖かさと共にエンジンの回転数を上げて
ホバーリング状態を保ちながら優雅に飛んでいる。
傲岸不遜の中に身を置くと優雅とは思えないかもしれないが・・・。

昨日、暖かさと山々の萌葱色に誘われて ばったり堂さん
「マチオモイ帖展」をのぞきに行ってきた。
ばったり堂さんの古き良き昭和の雰囲気の中に、
それぞれのクリエイターさんの「町」をそれぞれの思いで冊子にまとめてあります。
普段気づかなかったり何気なく接しているものの価値や気を、
自分自身の中にもう一度復刻させてくれることになるでしょう。

そうそう報告を忘れるとこでした。
HPを開設してから今日で丸12年、ブログを始めてもう少しで8年が経つ。
光陰矢の如し、はやいモノです。ありがとうございます。

河合果樹園 http://www5.ocn.ne.jp/~kawaikje/

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ヒシャシャギと一念不動

2013年03月18日 20時22分30秒 | 日記・エッセイ・コラム

2日前からヒシャシャギの香りに遭遇するようになってきた。
毎年、ブログに書いていると思うのだが、
どうしてもこれだけは伝えたくなる。
どこか臭い匂いを纏ってはいるけれど、
個人的には春を感じさせてくれる素敵な匂いだと感じている。
みかんの芽も膨らみはじめてきた。
梅田側の堤防では土筆も確認できる。
温室の中にヒラタアブさん用に植えてある菜の花は、
黄色い菜の花吹雪のごとく早くも散り急ぐ。
無農薬レモンは温室を順番に、切り上げにはいった。
同時に剪定、葉面散布、肥料と立て続けに来シーズンへ向けての離陸となる。
販売は4月上旬までになりそうな気がする。

豊橋市農業経営士協会の総会の記念講演に、
関谷醸造((株)の取締役の遠山久男氏をお招きして、
「企業の守るべきこと変えるべきこと~関谷醸造の取り組み~」と題してお話いただいた。

遠山さんとは穂の国ブランド研究会でお世話になったことがあり、
久しぶりの再会でどこかなつかしく日本酒の世界に酔わされてしまった。
懇親会では持参いただいた、日本酒・焼酎・リキュールの魔法にかかり・・・。
すっかりいい気持ちになってしまいました。
お話の中で、「提供力はその商品に感情移入していないと上達しない」といわれ
自身の経験と重なりうなずいてしまった。
本物の商品は感情移入していない(貨幣価値でしかはかれない)人が介在することによって
その価値を大きく下げてしまう。
そのためには飛ばすか、教育するかの選択になる。
とまあ、難しい話は忘れて懇親会は
「一念不動」で一杯やりながら楽しい時間を過ごさせてもらいました。

河合果樹園 http://www5.ocn.ne.jp/~kawaikje/

Sekiya

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春草のアスペクトと無農薬レモンの販売

2013年03月07日 21時14分13秒 | 日記・エッセイ・コラム

みかん園の雑草をしげしげと見る。
オオイヌノフグリ、オドリコソウ、ホトケノザ、ハコベ、ナギナタガヤ、カラスノエンドウが混在して
はじめてといいっていいほどいい状態に思える。
朝露を伴った様相が素敵に見えるのは、早起きしたせいだろうか。
土を耕して、炭水化物を土に還元してくれるいい草は、当園では宝物扱いなのだ。
今年はオオイヌノフグリの花が大きく感じる。
でも可憐さの範疇を逸脱しないのは、2重螺旋構造のたまものということにしておこう。
今日からうって変わって一足飛びの春になった。
池の水鳥もあわてて旅支度になるのではと、みかん山へ行く道中ふと思う。
急激な変化は、オドリコソウのうどん粉病多発に繋がり、
言い換えれば土に帰る準備を急がせる事になる。
何事もやはりほどほどがいいのかも。

急激な変化で、あわてるのが無農薬レモンの収穫。
おかげさまで無農薬レモネーディアは2月いっぱいでほぼ終了した。
これから温度と共に樹上で汗をかいているレモンが落ちてしまわないかと心配するのである
定期発送のお客様の分はなんとか今週発送させていただき少し安堵。
終わり頃の胃の痛さを回避するために、予約を内輪にしている。
今年はまだお届けできるレモンに余裕がありそうだ。
小玉のものは皮ごとすり下ろす「豊橋方式」を楽しんでもらうために冷凍用として販売します。
3月中、初恋レモンと毎日いちゃつきながら過ごせそうです。(^^;)
皆様、よろしくお願いします。

河合果樹園 http://www5.ocn.ne.jp/~kawaikje/

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