昨晩、某テレビ局で“やまけんの出張食い倒れ日記”のやまけんさんにスポットを当てた番組を見た。まてまてこの人どこかで見たことが・・・、う~ん。今日ブログを見て納得、『農耕と園芸』という雑誌で『俺と畑とインターネット』という題で書かれていたことを。当時は難しすぎてとばし読み程度だった感が否めない私だが、昨夜の番組ではぐぐっと引き込まれた。それは農産物にも再生産価格があり、それを買い支えることをしなければいけないといった言葉だった。なかなかテレビの中で、このことを言っている人は少ない。農業関係のお仕事の人ほど言えないことを言えるのは、やはり双方向時代のたまものか。これからちょくちょく覗いてみようと思う。
最近、ロハス(LOHAS)という言葉をよく聞く。” Lifestyles Of Health And Sustainability” の頭文字をつないだ造語で、「健康や持続可能性を重視するライフスタイル」という意味である。ぱっと浮かんだのは、そこそこ自然のあるところで安心な農産物を日々食しながらのスローなユビキタス生活か。生業としての農人は日々忙しさに追われてそれどころではないが、そういったライフスタイルに不惑年齢の私も興味はある。しかしこの国を支えているまっただ中の私たちはまだまだ働かなければ・・・。若い頃からロハスなんかしていたら支える人がいなくなってしまうよ~と、ある政治家の言葉を思い出しながらまたまた飲んでいる。120%の力を出すことができるのは30代前半までだったかな~?
昨晩、田原市情報センターにて渥美田原地域のIT農業塾初級講座を、受け持たせて頂きました。“ホームページを使った情報発信型農業への転換”という題で2時間30分、分りづらい点があったとは思いますが、皆さんの経営にプラスになればと思います。口で言うのは簡単、とにかく実践してください。物事をいろいろな角度から考えるということを、いつも頭においてHPを作っていくと、必ず第三者が物語を語ってくれるようになります。そこから自立への道が開いていくはずです。目に見えない農業の大変さをみんなで、発信していきましょう。コメント、気軽に書き込んでくださいね。
寒さが身にしみるこの時期に、無農薬レモンの温室の中でカマキリの赤ちゃんが生まれてしまった。こんなに早く遭遇したのは初めてである。早くても2月ぐらいだと言うデータが私の頭の中にはインプットされているのだが、こんな寒い年に・・・。毎朝0度ぐらいになるため、生きることができているのが不思議である。南側の暖かいところで必死に動きまわっている姿に、早くエサとなる昆虫が現れてくれればと願うばかりである。なんとかこの厳寒を乗り切ってほしいと、生き物の生命力に期待したいと思う。
無農薬のレモンを作るために、レモンの生育ステージと昆虫の発生ステージをずらしているために起こる通常の自然界とは違う世界。誰も気がついていないと思うと、ちょっぴり寂しい気もしてきた。