果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

待望の梅雨明けと無農薬ライム

2020年07月29日 10時15分14秒 | 日記・エッセイ・コラム

まだ梅雨明け宣言は出ていないが、雨音はだいぶ遠ざかってくれたようだ。
長雨で精神衛生はすこぶる悪く進行している農家がほとんどだと思う。
未だかつて経験のない黒い霧をはねのけようとしても、
やはりデータ不足で対応は来年へ持ち越しとなる。
この年齢になると対処療法ではもはや太刀打ちできないと判断せざるを得ないのかも。
これから燦燦と輝く太陽と仲良くして作物たちを育んでいこう!
お盆前まで温室みかんの出荷が慌ただしく進む。
急な暑さに身体がどう反応するか楽しみである。
年齢とともに細胞分裂は年々そのスピードを遅くしているので、
体内で発生する熱量は少なくなってきていて暑さの感じ方が変わってきている。
それはがむしゃらな情熱とも比例するのだと、
農夫後半戦へ着々とメタモルフォーゼをしていく。
道端で毎日、DNAの指示に従った虫たちを拾い見る。
美は一瞬だと改めて感じる。

長雨の中、温室で無農薬栽培を試験的にしているライムが収穫できるように。
昨年から試験販売しているのだけれど、新たな使い方の模索が必要。
映画ワイルドスピードの中でドミニク・トレットが飲むコロナビールの瓶に
刺してあるのは定番中の定番。
カクテルのモヒートも定番中の定番だが、何か???他に?
ということでアイスコーヒーに、レモンより小ぶりなライムの輪切りを浮かべてみる。
だんだんとライムがコーヒーになじんで、う!この時季いける。
さてこの飲み方はあるのかとグーグル先生に聞いてみる。
やはり人間考えることは同じで、くし切りだがクックパッドにちゃんと載っている。
この夏は、早く収穫となったライムの爽やかさで、
あれこれ楽しんで行くことになりそうである。

河合果樹園

 

 

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イノシシの被害と温室みかんの収穫とニッポンの旅計画108

2020年07月20日 15時05分44秒 | 日記・エッセイ・コラム

みかんのオーナー制度で収穫祭を毎年しているみかん山は
イノシシ君がミミズを捕るためにあちこちを掘り起こして、
法面を崩したり、みかんの根元を掘って根をあらわにされてしまっている。
大地は大量の水を含んでいるため掘りやすいし、
ミミズ君たちも周遊状態なので、イノシシ君にとっては
長い梅雨も良い塩梅ではないだろうか。

温室みかんの収穫も始まり、発送業務など少しずつこなしている。
遅れ気味の収穫となったのは、一瞬の油断で一番表面の実を落としてしまったため。
良い状態であったので悔やまれるが、これが農業の醍醐味と納得しなければ、
いつまでも引きずる状態は避けている。
玉流れは良い感じなので、気を取り直し、
これからお盆前まで、汗を流すことになる。
梅雨が明けたら、暑さに体が順応するか?やや心配。

以前にも取り上げていただいた、ディスカバージャパン7・8月合併号の
愛知県のページに当園の初恋レモン・レモネードが
名産・土産品代表として掲載されました。
ニッポンの旅計画108と題して、
愛知県は名所・観光が一万本以上ある祖父江町のイチョウ、
年中行事が三英傑の名古屋祭り、
美術館・建築が谷口吉生設計の豊田市美術館、
郷土料理は愛知のソウルフード味噌煮込みうどん、
食と題したのは、豊橋といえばのきく宗のなめし田楽、
クラフトでは瀬戸本業窯のうつわ、
旅館・ホテルは私もいったことがある田原市福江の和味の宿・角上楼、
そしてなんと何でもランキングで、豊橋の誇るシソの生産量一位とウズラ卵生産量一位も!
少し違う角度から愛知を取り上げてもらったような!
記事はこちらへ

河合果樹園

 

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大雨と農業経営者7月号と王位戦第1局

2020年07月06日 14時34分33秒 | 日記・エッセイ・コラム

今日は朝から強く降ったり、弱く降ったりの繰り返しの雨。
過剰な水分を支えきれないみかん園を見る。
熊本や鹿児島では大きな被害が出ていて、今年もかと言葉に詰まる。
被害に遭われた方、そして園地が台無しになってしまった農家の皆さんに
心からお見舞い申し上げます。
一生懸命に作った農産物が水の泡となる。
それまでの過程を振り替えれば振り返るほど心の糸は切れてしまうだろう。
河合果樹園では生産物の多様化で何とかやり過ごしているが、
いつまで綱渡りがうまくいくかは分からないと先行きを考える。
兎に角収穫まで順調にいってもらいたいものである。

(株)農業技術通信社が発行する「農業経営者7月号」に巻頭6ページに、
「レモンを手にしたら、レモネードを作れ」という見出しで紹介されました。
7年前にも一度掲載してもらい、今回はその後波瀾万丈の出来事を追記ということで。記事はこちら
見出しの言葉は当園の加工品のラベルに書かれている、
「When life gives you lemons, you should make lemonade.」
というデール・カーネギーの格言の要約。
まるで私の人生を物語っているような言葉なので、ラベルに織り込んでいるのである。
詳しくは本文を読んでいただければと思います。
取材をしてくれたKさんは自身の本も出版されていて、
「GDP4%の日本農業は自動車産業を超える」「データ農業が日本を救う」
「日本発 ロボットAI農業のすごい未来」「本当は明るいコメ農業の未来」などがある。
面白いのは河合果樹園とは真逆のテーマの著書。
そんなKさんが取材をしてくれたのは、
農業には100通りの答えがあると言うことを理解しているから。
その答えの中で最大公約数的な答えではないやり方をしているのが当園。
ということで記事を読んでいただければ幸いです。

もう一つ、7月1日と2日にホテルアークリッシュ豊橋で行われた、
藤井7段と木村王位の決戦のなかで、河合果樹園のレモンムースが出され、
木村王位に食べていただきました。

河合果樹園

 

 

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