週刊朝日の今週号に「間違いだらけのランニング」というのが掲載されていた。週刊朝日が「マラソン」を扱うとはめずらしい。
この手のタイトルの文章は時々みかける。うなずけるのもあるが、極端な結論をかいているものが多い。今回の内容は・・・
①「正しいフォームはない」
手や脚の動かし方などを書いた本があるが、人それぞれ体格は違うので、それぞれに自分にあったフォームがある。
・・・これには賛成。トップ選手でも走り方は様々。自分に合った走りが一番。速い人と遅い人でフォームが違うのは当たり前。長年走っているとフォームは決まってくる。
②「ストレッチはだめ」
筋肉の伸びは人によって違う。一律に行うのは危険。ウォーミングアップして温まった体をストレッチで冷やしたら、元の状態にもどる。ランニング前のストレッチは意味ない。
・・・・これには反対。ストレッチは筋肉の伸展性をよくする運動。筋トレでもないし温まる運動ではない。フルの35kmあたりでふくらはぎがパンパンになったとき、立ち止まってストレッチをするとまたしばらく楽に走れます。ストレッチは走る前にやるのはいいことだと思いますが。
ただ、過度なストレッチをされて、そのあと動けなくなったという事例は知っています。そのことを言っているのでは。なんでもやり過ぎはいけない。
③「締め付けタイツは無意味」
締め付けタイツはギプスをはめて走るようなもの。締め付けていいことはない。タイツは走行には不必要。
・・・・ある意味賛成。トップ選手でタイツはいた選手みたことない。締め付けて効果云々は10km程度のランでは。私は保温のためにはいているだけ。ウルトラでは締め付けは危険。
④「カーボローディングは無用」
グリコーゲンを貯蓄する効果は限定的。食事のバランスを壊し、むしろ体重が増えて逆効果。
・・・・ある意味賛成。グリコーゲンの蓄えが本当に増えるのだろうかという疑問はある。それよりレース3時間前に食事をするほうが効果があると思うが。
⑤「レース前夜の酒は言語道断」
前夜に飲むというのは脱水症状を自ら引き起こす準備をしてようなもの。
・・・・ある意味反対。酒がいいと書いてある本はひとつもない。しかし適量飲むのは関係ないと思う。自分の経験でも飲んだ時に限っていい記録が出る。だいたい酒飲むときは調子がいい時。マラニックではビールはかかせない。
ランの理論はある程度はあるのでしょうが、万人にあてはまるというわけではないのでしょう。長年走っていると自分のスタイルができてしまいます・・・それでいい。
走れるだけでいい。走れなくなってつくづく思いました。