きょう14日の昼前、188日もの長い宇宙ステーション滞在を終えて、若田光一さんが無事帰還しました。
今回は4回目の宇宙ステーション滞在だそうで、通算滞在日数は348日間にもなるとのこと。
6人のクルーをまとめ、ミッションを的確に成し遂げる船長の役目は大変だったことでしょう。
大きなミスも無かったようで、日本人初の「宇宙ステーション船長」として永く称えられることでしょう。
他方、隣国のフェリー「セウオル号」の船長は、多くの乗船客を置き去りにし、他の船員と乗船客を装って、いち早く脱出救助されました。
そのようすの一部始終が映像化されて全世界に流れ、大きな非難を浴びています。
当該国の大統領はすかさず、「(彼の行いは)殺人にひとしい」とまで言わしめています(これもちょっと異常な発言ですが)
かの船長が一方的に避難されることに異を唱える言論もあります。
けっきょくあの事故は、当日の乗組員の所為でなく、日常「セウオル号」は正常な状態に維持されておらず、起こるべくして起こった難船沈没だったと・・・・
とは言え、かの国遭難者遺族や社会は、なにかあると一方的に騒ぐ国民性からして、かの船長を決して見逃すこと言うことは考えられません。
人類の「宇宙への夢」に貢献した船長と、永久に「悪のレッテル」を貼られ続ける船長が、いまニュースの世界で交錯しています。