チュニジアからエジプトへ飛火した変革をもとめるうねりは、とりあえず民衆の勝利が伝えられています。
いまやその変革の波は、中東、アラブ諸国全体に広がって騒乱が続いています。
報道によれば、当該国の民衆の蜂起に大きな役割を果たしているのが「ネット通信」だとのことです。
「フェースブック」や「ユーチューブ」などで、全世界へリアルタイムで騒乱のありさまが伝えられています。
独裁国家のこれまでは、国内の混乱をひた隠しにし、反対勢力を暴力で弾圧するのが常でした。
独裁国家における権力者の敵は、国内の「政敵」だけに限られてきましたが、いまや通信技術の進歩で、その国の人民の大半はもとより、世界を敵に回すことになりました。
必死に「情報統制」を行うとしますが、まるでモンスターターのように成長する「ネット通信」は、もはや独裁者の手に負えるものではありません。
この国で時として「ネット通信」の弊害が言われますが、独裁者に立ち向かう人々にとってそれは、まるで「アラジンの魔法のランプ」のように思えることでしょう。
とりあえず大きな規制を課せられていないこの国の「ネット通信」です。
くだらないいたずらや、犯罪への利用が目に余るようになれば、国家権力は必ず「必要以上の規制」を掛けてくるのは目に見えています。
日々「ネット通信」を利用する私たちは、独裁者に敢然と立ち向かっている「ネット通信者」たちに思いを馳せながら、健全な「ネット通信」の発展に協力せねばなりません。
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<借用画像・一日も早い平穏が来ますように・・・>