かるさんのgooブログ <北国たより>

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年賀状への思い

2004-01-11 12:28:00 | インポート
七草も終わり、世間のようすはようやく平常の毎日に戻ってきたようです。

十二日は「成人の日」です。成人式での一時のようなバカ騒ぎはいくらか姿を消してきたようですが、これからの日本を背負って立つ若者には「真摯な自覚」を持ってもらいたいものです。

と同時にそういう若者達が「馬鹿を見なくても良い」社会が一日も早く来ることも願っております。

さて話しは変わります。

新年、お屠蘇気分で手にする年賀状は、それが儀礼であれ義理であれ、今となってはお正月の風景として欠かすことができません。

日頃の無音を一気に取り戻すような、誰彼の「短いながらも心のこもった一筆」はしっくりと心に響きます。
近ごろは「手書き」よりも「印刷派」が多くなりましたが、それはPCの普及が進んだためとして、寛容の範囲かとも思ったりします。
――自分もここ二年ほど、長年続けた「版画賀状」を止めてしまいました――

毎年の年賀状は、嬉しさばかりを運んでくる訳ではありません。
この年齢になってきますと『来なかった年賀状』にも思いをはせねばなりません。
いつも「ひょうきんな挨拶」を書いてくれた”あいつ”からの、そして「お世話になった」”先輩”からの賀状が、今年はありません。

届かなかった年賀状は、毎年一枚、二枚と増えて参ります。
そういう人々との、心の内で新年の挨拶を交わす「惜別の中での喜び」・・・それもまた正月三が日の一つの行事ではあります。