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kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

やりたい練習

2024-03-09 | 陸上競技

火曜日のことを。前の記事の続きになります。

 

伝えたいことがあって過去のblogを調べてみました。それを印刷して紙媒体にして事前に渡すことに。イメージができない部分は大きいと思いますが「同じ高校生」です。何かしらわかる部分もあるでしょう。

 

一つ目は

「練習での強さ」と「試合での強さ」

私の指導観が全く変わったといっていいくらいの出来事です。tokushoの時にkanaのことです。その考え方の「変化」を今の選手に知ってもらうことは必要だと思いました。

 

2つ目は

数年前との違い

 

3つ目は

県総体~キャプテンの存在の大きさ~

 

この3つの記事を渡しました。どれだけ読んだかは分かりません。それでも私が想うことを伝えておきたい。以前であれば毎日めちゃくちゃ話をしてました。それが「指導のためには必要」だと考えていたからです。今は本当に話しません。練習中に必要なことを伝えるというのが増えたのはあります。しかし、全体に対して話をすることは少ない。聞いていないというのもあるでしょうし。本当に伝えたいことはその場その場で話すほうが良いなと思っています。全体に話すと薄まるので本当に伝えたい選手には伝わりにくいと思うので。話をしている自分自身に酔うというのは避けたいなと思っています。

 

この日はtokushoの時の話を。10年前。完全に昔話ですね。言葉で説明するだけでは分かりにくいと思ったので文字として伝えることにしました。話をしたかった内容は記事にある通りです。

 

これ以前の私は「陸上以外のことは考えない」という感じでした。特にグランドではそれ以外のことを話す必要はないと。初期のころの選手は「怖い」とずっと言っていました。もちろん、仲が悪かったとは思いませんが。そういうスタンスだから「大嫌い」という選手もいたと思います。「シビアに競技に向き合う」ことだけを求めていたので笑顔になることはほとんどなかったと思います。が、kanaの変化を見て「自分の指導タイル」を大きく変えようと思いました。それでもまだ「シビアさ」は求めていたと思いますが。

 

ここ数年、本当に「楽しくないならやらないほうが良い」と思っています。泣きながら練習をする。練習中に負けて倒れこむ。これは「青春の一ページ」みたいな雰囲気かもしれませんが、「作り出された幻影」だと思っています。そういう雰囲気の中でやっている自分に酔ってしまう。私が本気でマイルでインターハイを目指したときがそうでした。選手が問いよりも私自身が「特殊な空気感」に酔っていたのだと思います。口にするのは「このままだったらインターハイに行けない」というような発言。「強くなるためにはここで負けたらだめだ」という青春ドラマの一コマのような雰囲気作り。今考えると「異様」かもしれません。当時の私たちにはそれが必要だったと思っていますが、指導者のスタンスとしてそこまで「悲壮感」を作り出してやるのは子供たちにとってもしんどいだろうなと。

 

今はそういう雰囲気になるのを避けています。そんな雰囲気でやるなら「練習をするのを辞めよう」と思うくらいです。私が指導する必要性がないから。誰のためにやるのか。前向きな雰囲気にならないのであれば結局は「面白くない」のです。笑顔になれない練習なんて「自分を苦しめるだけ」でしかない。もちろん、「強くなりたい」という想いがあることは重要ですし、これがない選手に対して私は指導する責任はないと思います。「暇つぶし」ではないから。こちらも「時間」を使うことになるので「やりたい」と思うことをやる。それは「指導したい」と思えるかどうかだと思っています。

 

前向きな練習をしたいと伝えました。それでもまた気持ちが落ちる時がくるでしょう。それでも「自分のため」にやっていく必要がある。ここは変わらないのです。私がこの場で指導する意味があるかどうか。ここは重要なことだと思っています。私が「やりたい」と思えるかどうか。ここで指導することでお金が発生するわけではありません。しかしながら「何とかしてあげたい」という気持ちを持てるのであればやはり「指導する」ことになると思います。ならないのであれば「辞める」ことでいいと思います。元々スタンスは明確に示しています。そこに対して私以外の人間の意見は反映されないと思っています、無理やり「指導しろ」といわれてもやる必要性はないからです。求められる部分に対してどうするかだと思っています。

 

上手く書けませんが。自分自身が「指導したい」と思える雰囲気の中でやりたい。それだけは確かです。悲壮感が漂いながら泣きながら「青春」を感じるような練習をするのは嫌です。遊びでやるのではなく「本気でやる」中で笑顔で前向きに取り組みたいなと思っています。

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練習のことを2

2024-03-09 | 陸上競技

本当に全く書いていないですね。まーもういいかなという気もしていますが。辞める時期なのかもしれません。、モチベーションが続かない部分もありますし。時間的に確保するのが難しい。通勤で2時間半も時間をを奪われているというのはやはり痛い部分です。時間を作るのが難しいくなります。はぁ。

 

卒業式の翌日は1日練習としていました。午前中にバトン、午後から専門と走練習。バトンができていないのでやっておかないといけない。そう思っていましたが1人体調不良で休み。なかなか難しいですね。これによりメンバーを変更しながら練習を進めていくことに。4継に関してはメンバー固定が必要だと思っています。徹底的にバトン練習をしたい。これが叶いません。できることをやるしかないのですが。

 

午後は専門。スプリント系は加速練習とスタブロからの出。ハードルは最初は共通して動きでそこから前半の入りに。400mHは前回の練習で1台目まで上手く入れない選手がいたので直線から入って合わせていくことに。昨年300mHの練習をしたときに「1台目までの入り」について色々と考えました。直線から入ることで1台目までにスピードに乗りやすく感覚が作りやすい。そのため届かないという感じであればここで調整してから実際の感覚作りに入ればいいなと。これもグランドレベルで見ているから気づくことなのかもしれません。この部分は譲れない。あくまで「指導」がメイン。これ以上でもこれ以下でもない。自分自身の評価のためにやるという気はありません。

 

最後の走練習に関してはある程度走れるようになっているなと感じました。これはこの時期としてはかなりの「手ごたえ」です。これから色々な要素を引き上げていくとかなり強くなると思います。という感覚があったのでこれはblogに書いておきたいと思っていました。が、卒業式関係のことを書いていたら時間が過ぎてしまって。そしてまた別の感情が浮かんできたので書けないまま終わっていました。土曜日の時点では「かなりいいな」という手ごたえ。

 

月曜日は本当にやることが多くてしんどかった。午後も会議。さらに会議。いや、優先事項は決まっているでしょう?という感じでしたが会議を重ねる感じになっていました。効率的に仕事をする、優先事項を判断して行う。これって当然の話だと思うのですが。それが難しいという現状。

 

で、会議が終わってからグランドに行ったときにはほぼ走練習が終わりかけでした。良い走りができるようになっている。が、折り返しの部分で一人が過呼吸気味に。今年の冬季練習ではほとんんどその症状が出ていませんでした。自分の走りにある程度の自信が持てるようになってきているというのもあると思います。が、この日は他の選手と競り合っていました。なかなか追いつけない場面も出てくる。それにより「過呼吸気味」になる。よくない。また、別の選手が「上手く力が入らない」というので泣きながら練習をしている。そいういう「悲壮感」のある練習。これが10年以上前なら「よくやっているな」と思うのかもしれません。満足するところが「出し切った」とか「強くなるための雰囲気でできていた」というところになるので。

 

が、今は「面白くない」と感じました。今私が求めているのはこういうのではない。「本当に必要なこと」に向けてどうするかだと思います。「やらないと強くならない」とか「負けたくない」というだけで練習の雰囲気が決まるのはよくないなと。良い方は悪いかもしれませんが「ここまでの雰囲気」でできるチームは県内にどれくらいあるか。皆無に近いのではないかと思います。この雰囲気を周りの人が見ると「強くなるために必死ですね」と評価されるかもしれません。初めて見る人からすれば「強烈」な空気感がある。それくらいピリピリしているというか「必死さ」があるというか。

 

普段は滅多に話をしないようにしているのですが、これは良くないなと思って集めました。「勝たないといけない」「強くならないといけない」という雰囲気の中で練習をするのは楽しくない。私自身はそういう練習をしたくない、と。泣きながら練習をする姿を見て私が喜んでいると思われる人もいるのかもしれません。残念ながらそんな気は全くありません。そこまでしてやらなくていいよという気持ちです。同じ涙を流すというのでも15年くらい前は全く意味が違う指摘をしていました。「泣いて強くなるなら泣けばいい。でも泣いても強くならないから泣く必要はない。」という突き放すような言い方だったと思います。今のコンプラだったら「アウト」かもしれませんね。

 

が、今は間違いなく「そんな悲壮感の中でやりたくない」というのがあります。「笑顔」で練習をしたい。ワイワイガヤガヤ落ち着きがない練習をしたいというわけではありません。前向きな雰囲気の中でやりたいのです。上手く走れないから泣くとか勝てないから自分を見失うというのでは面白くないからです。こんな雰囲気で試合を迎えるのか。試合の時に予選で上手くいかなかったら「悲壮感」が漂う中で準決勝を迎えるのか。

 

5分程度という約束だったので少し考えさせたいなと思ってそこで終わりにしました。この時点で私は「blogの記事」のことを思い出しました。私が指導者として劇的に変わるきっかけをくれたkanaの記事を読ませたらいいかなと。これだけ人として変化した選手を見たことがなかったので。それが13秒1から12秒1まで記録が伸びた要因だと思うからです。そのあたりのことも記しておきたいと思います。翌日無理やり時間を作ってその話をしました。また書きます。

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