kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

土曜日のトレーニングと思うことをダラダラと

2024-01-21 | 陸上競技
土曜日のことを。天気予報は雨でした。が、微妙な感じ。大雨になるのかなと思っていたら小雨がぽつぽつ落ちるくらい。これだったら練習できたかなというのもあります。とはいえ、「もう少しやっておこう」と思ったときに上手くいったことはないのでやらないほうが正解かなと思ってはいます。前の日にも少し話をしましたが「時間がある」からといって「もう一本追加」というのは結局、意図する練習ではなくなっています。以前の私であれば「勿体ないからやる」という感じでしたが今は「やらない」という選択をします。試合の時も同様。「もう1本走っておきたい」というのは選手自身の「不安」からくるもの。「もうここで辞めておく」と1本減らすほうがいい気はします。これも感覚の話。

練習計画の見直しなどをしてグランドに行ったときにはすでに練習は始まっていました。こういう意味では私はいてもいなくても同じだなと思っています(笑)。メニューがあれば選手はそれに合わせて活動をします。前から書いていますが練習の初めに「ダラダラ話す」というのは選手にとってプラスにならないと感じています。「今から練習を始めます」という儀式的なことなのかもしれませんが、今の私には必要性を感じない。「事務連絡」は必要かもしれませんが、もう「口頭」で伝えるのは時代に合わない気もしています。必要なことを簡単に話す必要はあるかもしれませんが、後はSNSなどでPDFなどで回す。今は長期計画などはもうPDFにして送るようにしています。「昔ながらの部活動」をやりたくないなというのもあって。だからこそ「別に私ではなくてもいい」という感覚が付きまとうのかもしれません。

練習に関しては「補強中心」としていました。走らない。グランドが緩いと気に走るのは好きではありません。スパイクを履けば問題ないかもしれませんが。それでも「雨が降るから補強」と決めていたので補強のみ。ずっと室内でやることにしました。武道場の畳の上は通常柔道部が使っています。先日から半分くらいを使わせてもらっています。この日は誰もいなかったので全面を使いながら。

通常通りの練習の流れ。バランス系をやってから足踏み腹筋、車系という流れ。ずっとやっていますがもう少し精度を上げてもらいたいなというのがあります。「誰もがやっている」という練習かもしれません。単純に「やればいい」というわけではない。もっと正確にやりたい。何度も話をしていますがやっているうちに「雑」になる部分があります。これは言い続けるのか、選手が必要と思って行動を変えるかどちらが正解なのか分かりません。しつこく言い続けないと変わらない部分はあると思っています。しかし、いつまで言い続けるか。自分自身のスタンスを明確にしたいなとは思っています。

そこからスーパー体幹補強をやってからセラバンド補強。個人的には「腕立てジャンプ」がかなり効果が高いのではないかなと思っています。以前のようにウエイトをやらないのですが、「腕立てジャンプ」は衝撃に耐えるのでかなりの負荷がかかります。降りた瞬間に「止める」ことで大きな負荷がかかります。大半の選手であればここで力を抜いてしまいます。衝撃を逃がす。やり方によって「効果」が全く違うなという印象。

ここでメニューにはなかったのですが「ロープ登り」を実行することに。自重を上半身で支える。tokushoでかなりやっていました。hoshoもロープを購入してやっていました。効果的だと思っています。しかし、今はやっていませんでした。結局、「良い練習」だと思っていても道具や環境、雰囲気によってやることが変わるのだと思います。武道場にロープがあるのでそれを利用したいと思ってはいたのですが実行に移せていませんでした。やってみましたが一番上まで上がれるのは1人だけ。身体のコントロールも含めてやっていく必要性がある気がします。広背筋などの強化も含めて。やろうと思えばできることはたくさんあるなとあらためて感じました。それをやろうと思うかどうか。実際にやるかどうか。自分次第かなと。

隣で剣道部が練習をしていたので色々と話をしました。他の競技がトレーニングをしているのを見るのは楽しい部分があります。必要なことが何かを見極めながら。いわゆる強豪校では「トレーニング」の比重が高くなっているということでした。「武道」はその道を究めるというのがあると思います。練習をする中で「極めていく」のだというイメージ。しかし、現実は「身体づくり」を取り入れて「スポーツ」としての要素が強くなっているのだと思います。「競技力を上げる」ことを考えるとやはり「身体づくり」は必須だと思います。相反する部分だとは思いません。「道」を究めるために「筋力」は重要。それに身体のコントロールも含めてやっていくともっと効果が高まる。こういう部分の話を別の競技をやっている人と話をすると面白い。もっと詰めて話をしたいなと思いますね。まー本当に詰めて話をすると引かれるので微妙ですが。

以前から思っているのですが「突き詰めて話をしたい」と思ったときにそれを聞いてくれる人が少ないというのが最大の問題だと思っています。私自身にとって(笑)。かなり話をしたいのですが「そうなんだ~」位で終わってしまう。または「そうなんですか?!」と一方的に話す形になってしまう。基本私は自分からあまり話さないようにしているのですが。興味のない話をしても仕方ないと思うので。これに応えてもらえないストレスが「部活動を辞めよう」と思う一番の要因なのかなと思っています。それがクラブチームになったところでどうなのかというのもありますが。「これまで勉強してきた」という指導者はたくさんいると思います。が、突き詰めてその話をするというのはなかなかないと思います。色々なことを「原理原則」や「意図」を含めて話ができるというのが少ない。「経験則」で話をするのは個人的には嫌なのです。個人的に「楽しいかどうか」というのが大きいので。嫌われるでしょうね(笑)。

私が剣道部の顧問と話をしている間に選手は屋外へ。少しだけ外でやる予定にしていました。やはり私がいなくても物事は進んでいくなと改めて感じました。別に「外に行きます」という報告を待つ気もありませんし。やるべきことが明確なのであればそれで動けばいいと思っています。屋外でDM∞と瞬発系シャフト、DM投げを。全身を使う運動はさすがに室内ではできないので。ピロティがあるので雨が降っても投げられると思っていましたが結局この時間帯は雨が降っていませんでした。仕方ない。

15分くらい屋外にいたでしょうか。戻ってきてシャフト補強とDM TABATAをやって終わり。2時間ちょっとの時間になりました。元々「必要なことを提案するように」という指示を出していましたが何も無かったのでここまで。少し話をしました。30分くらいは自分達に必要な補強を考えてやるようにと。2人1組で5分ずつで実施。やる内容はまったくを指示を出さない。考えてやることは必要だと思うので。

最後に集合をして話を。ホットカーペットの上で。3分程度の話だったかなと思います「話が長い」というのはもうほぼありません。翌週の練習計画の変更について。さらに「補強」の取り組みについて。やっているというのは確か。しかし、「本物」と比べると足りない。正確性、精度が違う。そこに関してどうするか。ヒントは与えますが結局は自分次第。ここは「甘い」といわれるかもしれませんが「やるのは自分次第」というのはあります。このスタイルが受け入れられない可能性はあります。それはその時。いつでも「辞任」したいなという気持ちがあります。他の人から「もっとやれ」といわれたり「指導が間違っている」と言われるのであれば速攻で辞めようと思っています。「自分の意志」でやりたい。やりたくないモノを強制的にやらされるのは絶対に嫌ですし。同じく「やりたくない」と思っている選手に「やれ」というのも嫌ですし。

考え方を示す。これは非常にリスキーだと思っています。批判の対象になる可能性があるから。今は「陸上競技」の指導に関わりたいなというのがあります。自分にしかできないことがあると思うからです。しかし、今のやり方や考え方が批判を受ける時期も来るでしょう。そうなった時には「高体連」や「部活動」というシステムから離れるつもりです。高体連に関わらななければ「県総体」や「IH」という流れから外れることになります。学校という「どうでもいい組織」のなかでやることを求められるのであれば「本当にやりたいこと」とは違ってきます。「お客様商売」ですから「ニーズ」がなければ指導もできません。そうであれば散歩しながら過ごせばいい。

真剣に身の振り方を考えながら生きています。本当に。
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T走と自分の中での葛藤

2024-01-21 | 陸上競技
適度に。金曜日のことを。

天気が不安定。雨が降るかどうかも分からない状況。練習計画が難しくなります。翌日の土曜日は「雨予報」になっていました。それもかなりの雨。木曜日の段階でどうするかを考えた結果、日程を変更して金曜日にある程度の走練習をしておいて土曜日は「雨が降っても大丈夫」にするために「ひたすら補強」かなと。本来であれば金曜日、土曜日とある程度走りたいという部分はあります。あくまで「スプリント」で勝負したいと思っているので「走練習」ができないと難しい部分があると思っています。とはいえ、天候はどうにもなりません。雨が降る中で坂道で走ってもいいなと思っていたのですが何となく避けようかなと。

その流れもあって金曜は短い距離を中心とした走練習に。私はT走が好きです。選手はそうでもないかもしれませんが。近くにちょうどいい坂道がない。学校で「接地場所」「切替」「膝と腰の移動」の練習をするためにはT走が一番いいと思っています。「後ろに負荷がかかる」というのは面白くないかもしれません。それでもT走のあとのスプリントがどれくらいできるかというのは重要なことだと思っています。

本当は最初からグランドに行きたかったのですが、色々とやることがあって。それにより様々なことに嫌気がさしてきました。本当に嫌。理解の限界を越えています。なぜこんな「無駄なこと」「非効率的なこと」がずっと許されているのか。このようなことをするのは本当に苦痛です。この状況下で自分自身が「時間」を切り売りして生きていくのは苦痛以外の何物でもない。本当に。結局は「許される」のです。だから何も変わらない。それが自分の中でこれ以上ないくらいのストレス。本当に。

グランドに行ったときにはある程度練習が進んでいました。「スプリント練習」と「「片足スキップ&連続引き出し」を交互にやろうと思っています。意味があると思うから導入する。この日はT走をやろうと思っていたので意識的に「片足スキップ&連続引き出し」を最優先することに。これも考え方だと思っています。T走は「パワー系」の練習だと思う人がいると思います。力で無理やり前に運んでいくための練習だと。私は「技術練習」だと思っています。だからそれをプラスに運ぶために事前に「膝の引き出しと腰の移動」を作り出すための準備を。練習は「狙い」があって行うものだと思っています。「目的」を達成するための「手段」でしかない。そこに関して「やればいい」という気は一切ありません。積み重ねながらやっていくことで「習得できること」があると思うからです。

T走とB走を組み合わせながら。正直、T走はパワーで走っても走れます。筋力や体重があれば「押し切れる」部分があります。T走が速いからスプリントが速いのかはちょっと異なる部分があると思っています。ウエイトなどもそうですが「体重」がある程度あるほうがT走は強いと思っています相対的な比率になるからです。体重が軽い選手と体重がある程度ある選手が「同じタイヤ」を使ってT走をすると間違いなく軽い選手は進みません。狙いがあるのであれば体重別に重さを変えた道具を準備する必要がある。それは現状難しい。「良い練習」になるかどうかは微妙かもしれないなと。それでもT走の後のスプリントが最大の動きができればいいと思っています。筋力やタイヤの重さだけではない「感覚の差」を感じられるかどうかですから。

TBーBーTーSで行いました。50m程度の距離を使ってです。長い距離でやるつもりはもともとありません。本当は150mや120mを使いながらやるほうが良いのだと思っていますが。時と場合によって。本当に「走練習」をするときにはここも考えたいと思っています。この日は短い距離で。

終了後に補強系をやってから再びT走を。前にも書きましたが今は「2セット」みたいな形で途中休みを挟んで練習をするのは辞めています。時間を効率的に使うためです。休みの間に補強をしっかりやるほうが効果が高いというのもあります。こういう考え方は田舎では受け入れられないでしょうね。「他とは違うことをやっている」というのがあるから。逆に「200m×5本」を2セットやる理由を教えて欲しい。中距離や長距離ならありなのかもしれません。スプリントで200mを9割くらいで走る。間は200m歩く。それを何本も走る。「足づくり」だったり「距離を稼ぐ」という考え方かもしれません。長距離的な考え方なのか。私はその必要性が分からないので「やらない」という選択をしています。それで「強くなった」というのもあると思います。これは「対象実験」を行ったわけではないので「本当にこちらの練習が効果的だったか」という照明にはならない。逆もしかりですが。

短い距離のT走を行ったあとにヨンパは150m、短短は120m。人数がそれほど多くないので前回と同じように「合流走」の形で。ショートハードルの選手はかなり走れるようになっています。もちろん、この時期に走れるからといってシーズンがどうなのかというのはありますが。これまでの経験からいってこの時期に「手ごたえ」がある選手はそのままシーズンも走れます。逆に1月くらいになって「変化がないな」と感じる選手はシーズン中もそれほどではありません。「時間をかけて変えていく」というのがテーマですから。元々それほど走力がない選手であっても冬季練習で大化けすることがあると思っています。力がある選手でも「変わらない」のであれば間違いなく逆転されます。逆転までは行かなくても「差が詰まる」ことは間違いなくあります。そこに対しでどのように対応するかだとは思いますが。

本当に指導者側が引き上げるのか。そこに楽しさがあるのか。今の私には分かりません。本気になれなければ何をやっても変わらないと思いますし、間違いなく真面目にやっていると思います。必死にやっているかどうかといわれると分かりません。自分自身の基準でしかないからです。多分、今のままでも「ある程度」の水準までは間違いなくいくと思います。県内では圧倒的になるかなと。が、本当にそれでいいのか。もっと上を目指せるのではないか。以前のように「厳しい話」をしながら引き上げるという感じは全くありません。時代なのかもしれません。今の時代に自分自身が適応するためには何が必要なのか。

うーん。上手くまとまりませんが。記録しておきます。記録。
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