kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

試みる

2020-10-31 | 陸上競技

木曜日。この日は夕方から所用によりグランドを離れることになっていました。ぎりぎりまではグランドで見ておこうと思っていました。

 

木曜日は基本的に「落とし」とします。前の形に戻す。しかし、前任校では「走らない」というだけでかなりの量の補強をしていました。他の日は「走る」ことにして火曜日と木曜日は「補強」を徹底的にやる。これがバランスとしてよかったのかどうかは分かりません。しかし、「走り」と「補強」を一気に切り離すのは良くないなとも感じていました、そうであれば他の日はどちらもバランスよくやっていく。木曜日に関しては「適度に体を動かす」という日にしようかなと。良いか悪いかは様子を見ていきます。

 

この日、せっかく身体を休めるのであれば別のことをしようと。マネージャーが小さいときからダンスをやっているという話を聞いていました。せっかくなので木曜はマネージャー指導の「ダンス教室」をしようと考えました。マネージャー、よく働いてくれます。陰で選手を支えることが多い。しかし、時には「主役」になってもいいのではないか。マネージャーが「教える」ことでまた違う視点で物事を捉えるようになるのではないか。そう考えています。

 

30分間、ダンスの基礎ステップを教えてもらいました。いつも音楽をかけながら練習をしています。その音楽に合わせて基礎的なダンスステップ。これを見ているだけでなかなか面白いですね。上半身と下半身のタイミングが合わない。こういう選手は普段の走りも同じ。身体の使い方を覚えると言いながら結局こういう部分ができていない。走りの中でそれをやるだけではなく動きながらやっていく。これは効果的だと思いますね。気分転換にもなります。ひたすら練習に打ち込むという日もあればこういう「遊び」のなかで何かを習得するというのも重要だと思います。継続していくつもりです。

 

残りの時間はサーキットをやってDM∞をやって車系。この辺りから私はグランドを離れました。あとは基本的なドリルをやって終了にしています。それほど時間はかからなかったはずです。ドリルは丁寧にやりたいと思っています。しかし、通常の練習の中にどこまでとりいれることができるか。走りたい。補強したい。その中にドリルを入れ込むと本当に時間が無くなります。そうであればこういう日にやっておく。ドリルが独立するのは良くないと思いますが、いかに感覚を作るかは重要だと思います。

 

私は別件で移動。予定時間をオーバーしてしました・・・。申し訳ない限りです。考えていること、思っていることを言葉だけで伝えるのは本当に難しい。それでも「伝える」ことは重要。そう思っています。この辺りはストレートに書くと色々問題があるのでなんとなく書いておきます。

 

気が付けば力尽きて寝ていました。いやー、体力が(笑)

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

走ってみる&しっかりと補強をする

2020-10-31 | 陸上競技

水曜日。この日は狙ったように放課後会議が。なかなか練習にすべて参加することができません。前日までは面接練習でしたがここにきてやっと一段落。進路も少しずつ決まっていきます。この先どうなるのか。全員が望む進路にたどり着けるのが一番の理想ですが上手くはいきません。どのようにフォローしていくかも重要です。やれることは最大限にやりたいと思います。

 

この日は前半に走ろうと思っていました。そのため補強系を最小限にする。補強は外せないと思います。「原点に帰る」という部分を大切にしようと思っています。走るために必要な筋力をどのように上げていくか。半強制的にやる部分も出てきますがしっかりとやっていく必要があります。体を温めるという意味も込めてバランス系を少しだけやってからDM∞。あとは縄跳びをやってからそのまま動きの確認へ。本当に少しだけという感じです。

 

計画では練習開始1時間後にT走をやるという感じにしていました。私がグランドに到着した時にはちょうどT走が始まるところでした。予定よりも10分程度早い。そこからT走を2サイクル。60Tを3本、終了後スプリントを2本です。これを組み合わせて実施。待ち時間がもったいないので休憩中にはDM腹筋。これから寒くなればこういう時間も必要になると思います。座っていたら体が冷えてしまいます。やるべきことをやるという感覚ですね。

 

そこから120mを中心に走る。それほど多いとは思いません。それでも1週間に数回はこの手の練習を入れようと思っています。グランド状況もあるので2人ずつの競争。レーンなどはありませんから外側の選手のほうが圧倒的に不利。単純に勝ち負けではない。その中でどうやって練習をしていくかです。走る練習を3セット。最後は120mの往復走にしました。数人が「やばい」と言いながら走っていました。私的にはこの手のことが嫌いです。走っているときに声が出るというのはどうかと。そんなことをやって速く走れるのであれば問題はないですが「やばい」と声を出しながら走るというのは「甘さ」だと思います。本当に必要なことが分かっていない。「自分はきついのにこんなに頑張っていますよ」という感じが出ます。

 

レースの最中にきついときに声を出しながら走るでしょうか。400mを走る選手でもそんなことはありません。きついけど頑張っているという自分自身を見てもらいたいのか。厳しいようですがこんなことをやっていたら100%速く走れることはありません。走り終わって「きつい」と言葉にするのとは全く違います。それが何を意味するか。もっと考えるべきです。競技をしたいと思っています。そのことの意味を理解してもらいたい。

 

ここまでが2時間弱で終了。予定通りという感じでしょうか。できればもう少し早く進めたかったですが。

 

その後、少しだけ休憩して瞬発系シャフトを実施。これも気が付くと重さが変わっていません。練習をしていく中で「負荷を増やす」ことは重要です。漸進性の原則。この辺りもしつこく言い続けなければいけません。とにかく最近は言わなくなっていた。何度か話をします。それがどれだけ理解できて行動に移せるか。この部分が分からなければいけません。何人かがプレートを追加。「自分にやりやすい重さ」でやり続けることに効果はありませんから。

 

そこから補強サーキットを。時間の関係もあって少し種目を減らしました。やろうと思えばできるのかもしれませんが。補強系を元の水準に戻そうと思います。やはりこの部分が私の指導の「メイン」かもしれません。色々な補強をしますがベーシックな補強を入れる。もちろん必要なことを外さずです。見守っていましたが声を出しながらやっていました。まだまだ甘い部分はあります。しっかりと曲げる部分ができていないなどもあります。が、これも徐々にやっていくほうがいいのかなと思っています。いきなり元の水準に戻すというのは望みすぎだと思います。少しずつでしょう。

 

色々と選手と話をしていて「下半身の筋力」の話になりました。シャフト補強も本来は下半身に負荷がかかります。しかし、いつのまにか上半身のみになっている。「固定する」という意識が強くなりすぎて股関節の屈曲部分が浅くなっていました。優先順位を「固定する」ほうに置いていたので「片目をつぶる」つもりでした。が、それにより強化すべき部分が強化できていない。下半身の強化が疎かになっていました。そこでランジサーキットを入れることに。下半身の強化も上半身の強化もしっかりと計画したいと思います。シザースジャンプを入れましたができません(笑)。これは「身体の使い方」の部分が影響すると思います。まだまでです。

 

最後にランジ。前に進むことと後ろに進むことをやりました。かなりきつかったと思います。それでも「やると決めたからにはやる」という部分。重要です。これまではこちらが妥協する部分がありました。それでは先には進めない。そうであればこちらも覚悟を決めながら。自分たちの力を上げるために何をするのか。ここだと思います。選手たちの「考え方」が変わっていなかければ何も変わりません。

 

原点に帰る。そこを重視しながら取り組んでいきます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする