kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

助けてもらいながら

2020-10-13 | 陸上競技

土曜日。テストの合間ですが練習を。月曜日に考査が2時間あります。とはいえ、金曜日から土曜日、日曜日と勉強する時間はかなりある。必要に応じて商業系の勉強は教えるということにしていました。補習の形で。これでも「勉強時間の確保ができない」というのはないと思います。

 

前日にmikaから連絡が。「バイトが休みなので手伝いに行く」とのこと。いやいや・・・。申し訳ない気持ちになります。1時間半以上かけて来てもらう。それに見合うだけのことをこの1か月で来ているのか。ほとんど練習をしていません。これは何度言っても難しい部分です。来てもらう意味があるのかどうか。それでも「行きますよ」と言ってもらえる。いや、感謝です。さらにmrtさんも来校。翌日試合があるということでしたが、ポイントポイントで一緒に走ってもらう。いや、これも通常ではありえない話だと思います。こうやって色々な人に手伝ってもらいながらやっていく。重要なことだと思います。

 

1週間前にも書きましたが私は別に「選手を育てた」と偉そうに語る気はありません。別に私だけで何とかしようという気がないからです。こうやって誰か手伝ってくれるのであれば言葉は悪いですが「利用させてもらう」部分があります。それが選手にとってプラスになるのであれば別に問題ないと思うからです。

 

この辺りの感覚。分かりにくいかもしれません。結果が出れば「自分の手柄」ととらえる人もいます。「~が速くなったのは自分手柄」という感じでしょう。もちろんそれもあると思います。実際問題、「速い者は速い」というのがある。ほとんど指導を受けなくても「速い」選手は存在します。それが「自分が見たから速くなった」という気にはなれません。うちにくる選手で「全国大会に個人で出場した」という選手は皆無ですからある程度は「結果」が出ているのかもしれませんが。

 

初めてインターハイに出場したrina。ある県で開催された中四国合宿に参加して走れなくなりました。ここまで動きが崩れるのかというレベルで崩れました。14秒後半の選手と一緒に走っても勝てなくなる。これはなかなかです。どうにもならずに合宿のときに師匠に頼りました。完全に個別練習にで見てもらう。それでもなかなか戻りません。あれこれ手を尽くして4月になってやっと走れるようになる。数か月かかりました。色々な人の手を借りながらです。自分だけで何とかしようという気にはなりません。頼れるものは頼るほうがいい。

 

もちろん、誰にでも頼るわけではありません。「信頼できる」かどうかは重要だと思います。「表面的に指導」している人に頼っても何ら修正ができない。本質的に何をするかを考えているかどうか。そうでなければ「通り一辺倒」の指導で終わってしまうからです。時間を有効に使うためには「何故その練習をするのか」を考えている人にしか頼れません。失礼かもしれませんが「人を見る」ようにしています。

 

選手にとって何がプラスなのか。この部分はしっかりと見極めないといけないといけない。助けてもらってその選手の走りが改善されるのであれば、「助けてくれた方の手柄」でいいと思っています。別に私が周囲から評価を受けるために指導をしているわけではない。選手自身が「楽しい」と思ってくれればそれでいいと思います。走れないと面白くないですから。そのためには手を変え品を変えという感じでしょうか。

 

選手として「結果を残してきた」という人が指導したら「速くなる」と思われがちです。これは違うと思います。自分の感覚だけでやっていると他の選手には合わない可能性がある。「経験則」に頼って指導するというのは私的にはかなり嫌います。さらには「他校がやっているから」という感覚で指導する。ここに「意味がない」と思っています。その理由が明確ではないということ。説明できない練習はやらない。この部分は私の中では徹底したいと思っています。

 

mikaは様々な場所で学んだことを選手に還元してくれます。mrtさんは選手の話を聞きなが「アドバイス」をくれます。こういう部分だけでもうちにとってはプラスです。頼れる部分は頼ります。全て自分でやるよりも「適材適所」でやるほうが選手にとってはプラスになる。効率の問題です。

 

とにかく頼ります。力を借りられる部分は全て借ります。図々しいですが。別に私の手柄は必要ありません。選手にとってプラスであればそれでいい。そう思っています。

 

あー練習について書こうと思っていたのですが。また書きます。多分。

コメント
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