kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

インターハイ3

2014-08-06 | 陸上競技
ちょっとだけ振り返ります。

今回女子の4継でインターハイ出場を1年前から狙っていました。周りからどう思われるのかは分かりませんがそれでも「必ず行く」という強い気持ちでやってきました。1年間選手は頑張ってくれたと思います。そして私もこれまでにない「我慢」を何度もしてきました。それ以外良いことなのか悪いことなのかは分かりません。選手に求めるだけではなくこちらも「我慢」と「辛抱」を要する。これは当然なのかどうなのかは分かりません。

インターハイに行くために私だけの力では明らかに不足していると感じていました。多くの人の力を借りながら進んでいきたいと考えていました。1月には東京へ、3月には宮崎へ。少しでも多くのことを勉強してそれが選手に還元できればよいと考え、無理を言って練習を見学させていただいたり選手に練習参加をさせてもらったりと多くの刺激を頂きました。

特にMiyashoのTakasu先生には感謝の言葉しかありません。うちのような無名チームを3年連続で練習に参加させていただきました。練習メニューもうちのやりたいことに合わせていただき、リレーの練習について様々な部分で教えていただくことができました。特に選手に直接話をしていただき「本当にインターハイに行きたいのか」という問いかけを何度もしていただきました。その中で「指導者ときちんとコミュニケーションを取る必要性」について選手に説いていただきました。そのあたりで私も「もっと選手について考えないといけない」という考え方になりました。これまでもかなり考えていたつもりですがまだまだ甘かった。

宮崎から帰る際に選手が2人あいさつに来てくれました。その二人に「うちも頑張ってインターハイに行く。山梨で逢いましょう。」という話をしていました。さらには「できれば4継で同じ組になり一緒に走れたらいいね」とも。今回のインターハイ、なんと奇跡的にMiyashoと同じ組になりました。私としてはTakasu先生に恩返しができる最高の機会を与えてもらったと思います。勝負云々ではなく高校生の最高の舞台でお世話になったチームと一緒に走ることができる。これほど最高のことはないと思います。

同じ県内や中国地区であれば何度も走る機会はあります。予選から考えるとかなりの確率です。しかし、九州や近畿のチームと一緒に走る機会というのは1回しかないと思います。その1回は全国の高校生が集まるインターハイの舞台です。予選は9組に分かれるので確率的にはそれほど低くないという部分もあります。しかし、インターハイに出場する66チームに勝ち残るというのが簡単なことではない。勝ち残って最高の舞台でMiyashoと同じ組で走れる。本当に幸せなことだと感じました。

ここまでくるのに多くの人の力を借りています。私一人の力ではとてもここまで来ることとはできませんでした。全国の舞台ではこれまでお世話になった先生方にお礼を言うことができます。しかし、言葉だけではなく「走り」という競技の本質的な部分で恩返しができるというのが指導者として選手としてすごく大切なことだと思います。多くの人の支えがあったからここまで来れた。

近いうちに必ず決勝に残れる選手を育てたいと思っています。インターハイの最高の舞台、たった8人、たった8チームしか残れないレースでお世話になった先生方の選手やチームと同じレースを走る。もっといえば、その選手たちに「勝つ」こと。ここができれば最高だと思います。もちろん簡単なことではありません。それでもそこの舞台を目指したい。そう強く思っています。

ひとまず記しておきます。
コメント
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