kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

どん底から・・・

2013-09-24 | 陸上競技
県新人を迎えるまでに本当に様々なことがありました。特に二枚看板の「絶不調」がチームの中にありました。

大きなエースの絶不調。これは尋常ではないくらいの状況でした。インターハイに出場したのですがその前の段階から調子が上がらない。スピードが出ないのです。数年前に2年生でインターハイに出場した選手が怪我をして全く走れない状態で新人を迎えたことがあります。この状態で部内の状態も最悪でしたからどうにもならない。今回は怪我をしたわけではないのですが感覚が狂っていて全く走れません。

合宿時にどうにもならない走りをしていました。食事面や取り組む姿勢の話などかなり話をしましたが入った感じはない。この状況で私がどれだけ力を貸すのか・・・。という部分からも厳しい状態でした。支部大会でも全く走れず。走るだけという感じでした。9月末の練習でも全く。13秒かかってもおかしくないレベルの動きとスピード。本人も苦しい部分があったと思いますがそれに見合う行動が不十分でした。かなり厳しいと感じていました。

小さなエース絶不調。7月末のプライベート合宿後に体調不良。病院に行くと「とびひ」と診断され数日間練習ができませんでした。インターハイを見せたいという気持ちがあったので連れて行きましたが、「とびひ」が治らないので戻ってから病院へ。全く違う病気だったようでまたも数日間練習禁止。この時点で2週間くらい全く練習ができませんでした。なんとか回復してきて数日間練習が積めたのですが今度は膝の裏の辺りに痛みが出て動きが作れない。またも練習を変更する状態でした。
なんとか支部大会に間に合いましたが今度はレース中に逆の足を痛める。これによりまたも1週間以上の別メニューとなりました。夏休みの大半は練習ができていない状況。この状態で県新人を迎えることができるのか?危機的な状況でした。

それでも私自身に「何とかしなければ」という気持ちが残っていました。様々なことが重なり「もう指導は無理」と感じていた。これが8月末の状況です。blogの内容もほとんど微妙な内容になっていたと思います。書けないことが山ほどあるので微妙なニュアンスは絶対に伝わらないと思いますが。さすがに限界を感じていました。私自身のエネルギーが尽きているという感じでしたから・・・。

無責任なことを書くなと批判されるでしょう。詳しい事情は書けませんから「無責任」だと捉えられても仕方ない部分があると思います。様々な人に心配してもらいました。が、それでもなかなかエネルギーが充電されません。何をどうするのがベストなのか。こちらが求める部分と選手の求めるモノが異なるのであれば指導する意味が見出せません。

県新人が終わるまではやらなければいけないという「義務感」はありました。そういう状態で自分自身を保つのは本当に難しいことでした。毎年何かしらありますが今年は本当に厳しかった。どん底だと思います。選手云々ではなく私の精神状態が・・・。
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県新人前に・・・

2013-09-24 | 陸上競技
色々と思うことがありました。県新人前に少し話をしました。

毎回のことですが大会前に試合モードに入ることができません。この状態で本当に戦えるのか?「勝つ」ことに意味が出てくるのか?大きな問題を感じました。同じことを繰り返す。この状態で本当に良いのか?力があるから勝つ。しかし、その裏側で「支え」となる部分がきちんとしていなければ目指すこととは大きく違ってきます。

県新人は一生に1回です。1・2年生が参加できるので「2回」といいうカウントができるのかもしれませんが、その学年で参加できるのはやはり1回。なんだかんだ言ってもこの県新人を目標に練習をしてきたので「好きにしなさい」というところまではできませんでした。「甘い」と言われればそれまで。こういう私自身の「甘さ」が失敗につながるのだと思います。

私の中で大きなストレスを感じながら過ごすことが多かった。師匠と話をする中で「グランドでストレスを感じるなら指導する「楽しさ」はない」という言葉がありました。まさにその通りです。ここ数年、こちらの目指すものと選手とのギャップの大きさに苦しんでいる部分がありました。そんな中でどこまでエネルギーを使えるのか・・・。話をすることがつながらない。断片的な部分だけで前に進まないのです。話がつながっていくと全く変わってくるのですがそれができない。さすがに力尽きかけていました。

この時期、3年生の面接練習をしていました。目の前の目標に向かって「必死」になっていました。一生の事ですから当然と言えば当然ですが、上手くできなくて涙を流す生徒が複数いました。それほど厳しく話しているわけではありませんが、「思い通りに話ができない」「自分の力が足りない」というのを痛感して号泣していました。何が何でもやってやろうという想いがあるのでしょう。

このような姿を見ると・・・。何とかしてやりたいと思います。どうすれば力を上げることができるか。言われたことを必死にやろうとする姿が「基本」だと思います。生徒によっては「お世話になりました」ということで100円の水を買ってきてくれました(私がいつも飲んでいる2リットルの水)。私としては当然のことをしただけだと思っています。まー土曜日と月曜日の休日は完全につぶれましたが・・・。それでも一生懸命に取り組む生徒であればどれだけでも力を貸すことができる。そう思いました。「感謝」という気持ちが嬉しい。モノをらうためにやっているわけではありません。

一生に一回の大会です。その大会が終わるまで出来る限りのことはやろうと決めました。その後のことはとても考えられまえんでした。まずは目の前の「業務」に専念する。

話をかなり端折ってますが・・・。分かりにくくて申し訳ありません。
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