kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

つなぎの一日

2013-09-28 | 陸上競技
金曜日、練習はそれなりに・・・ということで。土曜日に最大負荷をかけることができたらと考えていたのでこの日は中程度の練習を計画していました。前日に走っていますし翌日走りたいのでどう考えても負荷を軽めにしなければいけません。土曜日の練習を良い状態で迎えるためには練習内容も考えておかなければいけません。

朝練は軽めの補強で。体幹のみ。本来であれば毎日行うほうが良いのですがそこまでの時間がありません。やっと筋肉痛が治まってきたという状況なので様子見です。腹筋、背筋、側筋、を行って内転筋とハムストリング。30分程度しかできませんから必要最低限の量に抑えています。

この日、午後から商業系1年生対象に「プレゼンテーション」の話がありました。外部講師が来て生徒の話をしてくれました。年間200日出張だということ。すごい話です。今の私の生活から考えたらとてもできません。大学では広報関係で外部への情報発信が必要になります。そういう意味でも外に出て活動をPRしていくということは重要なことです。プレゼンの考え方の根本についての話がありました。高校生にとっては新鮮かもしれません。話を聞いていて「あー無意識にやってるな~」と感じることもありました。こういう仕事をしていると考えていることを他者に伝ええるという部分は必要です。できない人もいるのかもしれませんが、授業や生徒との関わり、部活動などで話をする機会は多いですから「力」は付いているのかもしれません。私自身の問題ですが(笑)。

講義の途中で講師の方が「サインを求められる」という話をかなりされていました。雑誌に「サインをもらったら夢が叶う」と取り上げられて以来、国内外を問わずサインの行列ができると。5・6時間目の業間に誰ももらいに行きません。私個人としてはプレゼンの中で「行列ができるんですよ」と言われていたので「行列を作れよ!」という感じがありました。うちの生徒はそういう部分では奥手です。

陸上部の選手が2人いたので呼んで練習日誌にサインを書いてもらうように指示をしました。本来であれば自分からもらいにいって欲しいところなのですが。「恥ずかしい」と言っていましたがこういう機会を使って自分を変えるようにしてもらいたいというのもありました。積極的に動くという部分が不足していますから。2人でサインをもらいに行くと快く書いてくれました。それから一瞬で行列が(笑)。誰かが動けば自分も動ける。自ら動くという部分ができるようになるとすべての面で変わってくるのですが。まだまだです。

練習は通常通り。いつもの流れで行ってバトンの並走、パスまで。練習時間は1時間半程度でした。これまでの私からすると「短すぎる」という時間ですね。上述のように次の日のことを考えての練習計画でした。この意味をどれだけ考えることができるかです。早く終わることには意味がある。これも分からないようであれば今後戦うことはできません。
選手には「翌日の練習の意味」を話しました。かなりの負荷をかけるつもりですからきついのは当然。誰のための練習なのかを考えることができるか。きついから楽をしようという練習への取り組みであれば私は練習に来る必要はないと思います。選手が・・・というよりは私自身が練習に来る必要がない。本当に強くなりたいと思うのであれば自分で苦しさと向き合わなければいけない。それができないようであれば強くはなりません。強くならない「無意味な練習」に付き合うほど暇ではないのです。

土曜日の練習が今後の競技での成績を大きく分けると考えています。ここがどれだけ伝わるか。分からないようであればそこまで。こちらも手をかける必要はないと思います。無責任?本当にそうでしょうか。「与えられる」ことに慣れている選手、「自分から積極的に練習に取り組む」という姿勢が不足しています。こういう部分は今後の練習に大きく影響してい来ると考えています。自分から取り組む練習に変えなければ絶対に力は上がりません。当然の話です。

この意味をどれだけ理解して時間を過ごすことができるか。期待しておきたいと思います。
コメント
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