kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

久々の走り込み

2013-01-17 | 陸上競技
水曜日、この日は先日から予定した通り走練習をメインとしていました。月曜日の練習で走りたかった部分ができていません。不足分をどうしても補っておきたいという感じでしょうか。通常通りの練習にするつもりでしたが、先日行ったフレキハードルを取り入れるために時間配分の確認が必要でした。朝練の段階でフレキまでの練習の流れを実際にやってみました。約30分程度。サーキットを1セットにしていけばなんとか今まで通りの時間で練習が進めていけるであろうという感じでした。

朝練で動きをみると寒いからか動きがいまいちでした。数人はこれまでの流れから前の動きに戻っています。意識はしているのでしょうができていない部分が目立ちました。これで選手各々がそのことを理解して意識を変えていくと全く違う結果になると思うのですが目の前のことに一生懸命になりすぎて実際に目指す動きと離れてしまう感じがありました。動きで完全に上に抜けてしまう者がいます。何度も指摘しましたが動きが変わりません。他の部分に意識を持っていくようにしないと変わらないのかもしれません。難しいところです。

午後から私は会議。ここ最近結構な頻度で会議に参加しています。そのたけ3年生に練習に来てもらって手伝ってもらいました。サーキット等を選手自身が計りながらやると効率が悪くなります。こうやって協力してもらいながら練習を進めていけるというのはありがたいですね。私が練習に顔を出せた時にはドリルが終わりフレキに入る所でした。比較的速く動く感じはあります。マーク走に移るときに野球部がノックをしていたので少しお願いして場所をずれてもらうことに。そのためマーク走の間は選手から離れていて動きの確認ができませんでした。戻って次の練習に進もうと思って選手の顔を見ると微妙な表情でした・・・。どうも身体が重くて動いていないという感じがあったようです。良いことではありません。多少スピードが出なくても走り込みは行おうと考えていました。しかし、表情的に「全く動いていない」というのが出ていたのでこの状況でやっても本当に走るだけになるだろうという感じがしました。ここ最近走れていたので感覚の違いにどまどっていたのかもしれません。

少し練習を止めて他の動きをしてみることに。実際の走りにつながるように感覚を変えていかなければいけません。フレキをやったから動かなかったのかと不安になりましたがその前の段階から感覚があまり良くなかったようです。難しい部分です。別の動きを行ってから再びマーク走。先ほどよりはかなり動くようになりました。これで20分程度はロスしたでしょうか。ここは組み立てとして考えていく必要があるかもしれないですね。バトン走が終わってさあ走り込みを行おうというところで電話が・・・。緊急を要することだったので練習を離れて職員室に戻ることになりました。うーん、なかなか思うようにいかないですね。

戻ってきたときには走練習は2セット目のラストになっていました。見ていると跳躍選手がかなりいい走りをしてました。これまでも良い感じで来ていたのですがもう一つランクが上がったかなという感じです。本人と話をすると考え方の成長が伺えました。これまでは補習があればそちらに出ていました。大事な練習であっても自分から担当教員に申し出て練習を優先するということはありませんでした。この日は補習があると聞いていたのですが練習に来ていたのでどうしたのかと聞くと「走練習が不足しているので補習には出なかった。」とのこと。週末に検定があるので練習を常に最優先することはできません。当然です。しかし、大事な練習だから外せないと感じて練習を優先したというのはこれまでの意識レベルからすると大きな成長です。これが走りに出ているのだと思います。抜群でした。目標としている記録に走りのほうは確実に近付いていると思いますね。「覚悟」が決まってきた感じがあります。これが継続できれば・・・ですね。

女子も2年生の一人がかなり良い動きをし始めています。秋の大会で県決勝に残った1年生と走っても遜色ありません。力的には1年生のほうが上かもしれませんがこの段階では簡単に抜かれません。同じくらいのスピードであった1年生は付いていくのが精一杯という感じでした。最近の取り組みは目を見張るものがあります。これがそのまま走力に現れているなと。先週のトラブルに関しても自ら動いて解決に導こうとする部分がありました。精神的な成長は競技力を高めます。まだまだできないこと物足りないことが山ほどありますが、間違いなくこの冬で大きなレベルアップをしています。他の者がこのことをどう感じているのでしょうか?他人事ではなく自分のこととしてとらえてもらいたいと思います。取り組みを真似することで間違いなく強くなります。練習は一緒にやっているのです。同じことをやって差が出るというのは「意識の差」以外の何物でもありません。やるだけの練習であったり、わからないまま形だけやっているのであれば強くはなりません。

まだまだ力が安定しません。強い者だけが強くなるのは面白くありません。全体的に強くなる方向で考えています。そのためには取り組みの甘さや集中力が必要になります。このままでは春を迎えた時に大きな差になります。本当に強くなりたいのであればもう一度取り組みを見直してもらいたいですね。一時的な頑張りではなく継続した練習ができなければ未来はありません。手応えと物足りなさが同居している感じでしょうか。

最後は「覚悟」と「想い」だと思いますね。ここをどう出せるか?まだまだです。
コメント
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