kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

負荷をかける

2012-12-03 | 陸上競技
金曜日、この日も考査。前日に少し話をしていたのもありますが練習は短時間でしっかりと走らせようと思っていました。

練習が始まる前から別件で対応しなければいけないことがあったのでそちらと話をしていました。練習も大切なのですが大きな視点で物事をとらえた時にはこちらの方を優先しなければいけないと判断しました。練習前からメインの走り込みまでの1時間ちょっと話をしていきました。話をするだけではなくきちんと聞いていきたいという気持ちがあったのでどちらにも時間を割きました。かなり話をしたところで練習に向かいました。まだ不足している部分があったので自分で考えさせる事にしました。

私がグランドに向かった時にはバトン走がほぼ終了。これは仕方ないかなと。すぐに走る事にしました。前日に話をしていますが、考査期間であろうがやらなければいけない事はきちんとやっておかなければいけません。1週間程度走り込みという感じではやっていませんからこの日は絶対に心肺機能に負荷をかけておかなければいけないと思います。時間的な事を考えて短い距離で折り返し走をする事にしました。本数的に悩んだのですが短短と短長に分けることにしたため短短は途中少し休みをいれる事に。この部分は仕方ないかなとは思います。

練習をし始めて無難に走っていました。この程度の練習で後先を考えていたらいけません。まーぼちぼちの走りです。が、数本行った時に女子キャプテンが先頭で入りました。走力的にいったらチームで4番手です。タイムだけで言ったら上位3人とは差があります。ここ最近の走りであれば互角に戦えてもおかしくはないのですが、やはり走力差はあるはずです。全体としては良い事ではありません。この手の練習では「ガムシャラさ」が欲しいと思っています。何が何でも勝ってやろうという必死さが明らかに不足しています。単に走るだけの練習では強くはならないのです。自分が隣を走っている選手に負けても悔しいと思わないようでは上のレベルでは戦えません。無難に走っているというのがありました。

合間に少しだけ話をしました。本当に強くなりたいのであれば気持ちを全面に出していかなければいけません。走り切るだけの練習であれば疲れるだけです。この部分はすごく大切なことだと思っています。特に自分より強い者に絶対に勝ってやろうと思って臨まなければ力は上がりません。負けても仕方ないといつの間にかチーム内で順位を決めているのです。だからいつまでたっても成長しないのです。「本数が増えたら勝てなくても仕方ない」というのは自分を正当化しているだけです。この段階で負けたのは疲れているからだという言い訳をしているのですから次にはつながりません。これから先のレベルアップを考えると今きちんと自分の心の部分と向き合わなければいけないと思います。

少し厳しく言い放ちました。これが心に響くかどうかは本人達次第です。言われて「絶対に勝ってやる」と思える者と「そんな事を言われても」と思う者は間違いなく差が出ます。私はきっかけを与えることはできますがそれを受け止める選手がどうするかという部分が大きいと思っています。強くなりたいという気持ちが疲れ切った身体を動かすのだと思っています。根性論ではなく気持ちが身体を動かすというのが本当にあるのです。それを経験してもらいたいと思っていました。ここ最近はスマートな練習が多くなって来ていました。心を育てるための練習も必要になるなと。

その後はほとんどの者が必死になれたかなと思います。男子は走力差がありますが短長の選手が必死に勝とうと走っていました。距離が短いのでなかなか勝てませんが最後の1本はほぼ同着。跳躍選手は体力的に無いのですがここまで逃げたという事でも評価できるかなと思っています。
女子も必死になれました。何人かは元々追い込み切れません。一年生は特にこの辺りは弱かったですね。もっと力があるにも関わらず先に精神的な限界が来て追い込み切れません。ここの部分を超える事ができるかどうかは今後の成長を決めると思います。初めてとは言いませんがやっと力を出したかなという感じです。来年は200とマイルを考えようと思っていますからこれ位のレベルで止まってもらったら困ります。中途半端な事をやっていたら短い距離でも戦う事は出来ませんからね。

短時間ですがしっかりと出来ました、
私は終わってからまた先程の別件への対応を。これもまた1時間位話をしたでしょうか。限られたエネルギーをうまく使わないといけません。自分のために使うエネルギーは私の中にはほとんど存在していない気がします(笑)。必要とされているという意味では本当に幸せなんだと思います。バタバタしていました。

そしてこの日の夜から地獄のような時間が待っていました( ̄O ̄;)。出来れば振り返りたくないのですがまた書きます。
コメント
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