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kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

課題は何か?

2012-04-25 | 陸上競技
月曜日、朝から陸上のことをひたすら考えていました。あまりにも考え過ぎてかなり早い時間から目が覚めてしまいました(笑)。考えまくっていましたから夢も見ました。この最近バタバタしていますが陸上が私の生活の中心にあるのは間違いありません。

朝、前日のレースをビデオで見ることにしました。私だけではなく選手と一緒に確認作業をしていきました。少し前と比べると全体的に動くようになってきていると思います。しかし、まだその動きと感覚、記録が一致しないというのが大きくあります。私自身、ある程度指導ができるようになってきている自信がある程度ありましたがまだまだ不足している部分があるんだなと強く感じました。正直、かなり上手くきていると感じていたのにも関わらず結果的にイマイチな所があります。深く考えなくても結果がでる選手もいます。真面目に考えれば考えるほど行き詰まるという部分があります。しかし、選手のためにもここで止まることはできません。私たちは選手のために何ができるかというのが問われているのです。学校では生徒のためにという部分と同じですね。共有する時間が多い分だけ思い入れも強くなります。

レースのアップなどを見ているとかなり良い動きをしていました。動きだけを見ると問題はないのと思っています。これでなぜ結果がついてこないのか?じっくり考え、分析していく必要があると思いました。朝から約40分くらい分析作業を行いました、データ云々を意識した指導はしていませんが、動画を見ることで何かしら気づくことがあればと思っていました。何度も何度も見ていくうちにあることに気づきました。映像自体は正面から撮られているものなので動きのタイミングはよくわかりません。仕方ない部分です。しかし、明らかに今までと違う所がありました。

この冬期練習はかなり順調に消化することができました、課題としていた速く動くという部分が間違いなく出来るようになっていました。これは映像を見てもはっきりしています。が、逆にこの部分が大きく影響していると感じました。速く動けるようになったことでその部分だけが選手達の中で大きな部分を占めています。速く動けるようになったがためこマイナス要素があるのです。
本人に動きの感覚と走りのイメージを確認してみました。すると、真面目に取り組んでいたからこその弊害があった事が分かってきました。速く動くことが大きくなり過ぎて本来大切にする必要がある部分が見落とされていたのです。情けない話ですが。動き自体は飛躍的に良くなりましたし、速くも動けるようになりました、
しかし、それが選手の感覚を狂わせていたのです。この部分に気づけませんでした。

このタイミングでこれからやらないといけないことがハッキリと見えた感じがあります。この部分の練習をもっと早い段階で取り入れていかなければいけなかったのです。私自身の落ち度だと思います。選手には本当に申し訳ないと思いますね。

気づけたことは本当に大きい。そのための練習方法を取り入れればいいのです。単に走るだけでは絶対に解決はしません。やらないといけないことが見えてきました。上手くかみ合わせていきたいと思います。

絶対に対応できると思います。必ずやります。見ていてください!
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支部大会2日目

2012-04-25 | 陸上競技
日曜日、支部大会2日目でした。前日の夕方から降り始めた雨がまだ降っていました。午後から天気が持ち直すであろうという予報だったので競技開始時間を1時間遅らせて大会運営を行うことにしました。繰り返しになりますが「運営側」の都合だけではなく「選手の立場に立った運営」が必要になると思います。特にこの大会は県総体へとつながる大事な大会です。できるだけ良い条件で競技をさせてあげたいと思います。

この日は100mと400m、ショートハードルが実施されました。予選の時間帯はまだ雨が残っていましたが決勝になるとほぼ天候は回復していました。男子の100mは3人決勝に進むことができました。他校には昨年11秒1台で走った選手がいます。できるだけ上位に入ってもらえたらという気持ちがありました。4継で勝負をするためにはある程度の走力が必要となります。今回の大会私はスターターだったので全くレースを見ることができませんでした。直線競技は後ろから見ていますから流れが全く分かりません。男子はハードル選手が抜群のスタートを切りました。いい勝負ができたのかなと思っていたらなんと11秒0で大会新記録で優勝。驚きました。速くなっているという感じはありましたがここまでとは・・・。他の選手もなんとかかんとか県総体への出場権を獲得できました。女子はエースが苦しんでいます。ここをどうやって乗り越えるかがポイントになります。間違いなく前の週よりは走れるようになってきていますがまだ本来の走りにはなりません。それでもやっていくしかありません。上手く走れずに落ち込んでいましたがここで止まっていくわけには行けないのです。本当に戦いたいのなら課題を見つけてそれを克服していくしかない。レースを重ねて課題を明確にしていくだけです。前向きになってもらいたいですね。1年の女子が良く走りました。「足が痛くなくなったら走れるようになってきた」と数日前から話をしていたのですが、13秒0で走りました。恐ろしいほどのポテンシャルだと思いますね(笑)。じっくり時間をかけて育てていきたいと思います。

400m男子は結構熾烈なレースとなりました。うちの選手は昨年県体で決勝に進んでいますが持ちタイムは53秒台。52秒台を持っている選手が2人います。ここで勝負ができないと間違いなく県総体では戦えません。前日の200mである程度スピードがついているのは確認できました。この力をどうやって400mに結びつけるか。実際のレースでは前半で置いていかれました。ここはなかなか修正できません。本人はかなり行っているつもりのようですが同じスピードレベルの選手に置いていかれるのは上のレベルで勝負しようと思った時に困ります。最後の直線で10m程度遅れていましたが追い込んでいってほんの少しだけ勝てました。52秒4の大幅ベストですがまだまだ持っている力を出し切ったとは言えません。中国を狙うのであれば51秒を切るくらいの力が必要です。まだまだ・・・ですね。

ハードルは圧巻です。前半少しついてこられましたがあとはスピードレベルに差があります。それほど良い条件ではありませんでしたが15秒2の大会新記録で優勝。100mと400mH、4継で4冠です。支部大会のレベルでは圧倒的な力を示しています。これが県総体、中国大会に行ったときにどのレベルまで到達するか。本人が400mHをあまり(かなり?)好きではないので県総体路線は出場しないかもしれません。かなりの確率で辞退すると思います。ショートハードルへの強い思い入れがあるのでしょう。

マイルは一時期うちのチームのお家芸でしたが今はかなり厳しい状況にあります。男子は十分狙えますが女子は今のところ中国レベルではありません。総体で予選を通過できるレベルにも到達できていないかなと感じています。それでも支部大会はきちんと走ろうという想いがありました。出場です。OGが数人見に来ていました。大会記録を更新するというレベルとは程遠いですがまずは支部では勝負できるようになっておいてもらいたいと思います。男女ともに優勝できました。タイム云々ではなくこういう場では出場して勝負することに意味があると思います。

女子は他校の棄権なども関係して支部大会の総合優勝ができました。トラック6人、フィールド4人ですから十分だと思います。長距離選手は全くいません。自分たちの力だけで勝ち取ったとは言い難いかもしれませんがそれでも価値はあります。少しずつの積み重ねで勢いをつけてもらえたらと思います。

後日、レースの分析をしようと決めました。今の動きの課題をしっかりと把握する必要があると感じたからです。「悔しい」「焦り」をしっかりと力に変えていきたい。変えていかなければいけないのです。上手くいっている者はここで満足をする必要はありません。本当の勝負に向けてこれからが勝負です。しっかりと取り組んでいきたいですね。
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