kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

話をする&身体作り

2010-05-07 | 陸上競技
木曜日、テスト週間に入りました。多分県内でも1、2を争う早さではないかと思います。テスト範囲かなり狭いのではないかと思いますが、総体に向けて考えるとかなり助かります。この事も踏まえて支部大会以降を考えていました。支部大会までに調整練習で量を落として、県選手権で落として…さらにテスト週間で落としてとなると3週間以上調整のような状態になってしまいます。これでは総体・中国まで持ちません。連休明け1週間くらい頑張れるなら合わせても良かったのですが…。あくまで総体路線が大切だと考えています。もちろん休養も取らないといけませんからこの辺りも踏まえて意図的に負荷をかけていました。

テスト週間に入ったので練習をかなり軽めにしようと考えています。しかし、その前に少しだけ話しておきたいことがあったので女子だけを集めました。前日の練習、短長に比べて短短は声が出ません。トラックの反対側にいても短長の声は聞こえましたが、短短は全く聞こえません。近くに行って話をしても返事すら出来ません。加えて1年生女子が苦しい場面でラストのスピードを緩めました。大きな「差」を感じました。
「声を出す」というのは意識したら出来ること。挨拶も同様です。自分がやろうと思ったら出来ることをやらない者が、簡単には届かないものに向けて何が出来るというのか?考えるべきです。上級生の女子は分かってきていますが1年生は分かりません。短短には男子も含めて3年生が居ませんでしたからそこまでの意識が無かったのかもしれません。気迫が足りないのです。
また、自分のために練習をしているはずなのに苦しい場面でスピードを緩める。これは誰のためになるのか?本当に強くなりたいのなら一番意識しないといけないのはレース中の苦しい場面をどうやって乗り越えるかだと思います。並ばれた時にどのような動きをするか、疲れてからどう動かすかはその状況に立たないと分からないのです。甘すぎます。

女子を指導するに当たって「女を捨てろ」と言っています。感情的になっていたら強くはなれませんし、本能的に「守り」に入りますからそこは絶対に打ち破らないといけない殻になると思っています。走りが云々というのは理想論だと思っています。まずは精神的に「自立」しなければ女子は強くなりません。もちろん、出来なくても強い選手はいますがそれは能力がかなり高いだけであり、持っている力が10としたら10発揮できているとは思いません。高校に入って伸びない、だから高校の指導が悪いと思われる部分があります。練習内容は書籍等に多く記載される時代ですからそれを盲目的に信じてやる指導者もいるかもしれません。しかし、もっと大切なものがあるはずです。ここを理解しないで指導をしていたら間違いなく伸びないと思います。かなりの私見ですが。

女子だけを集めて話す。別に女子だけを特別視しているわけではありません。必要だと感じたから話しただけです。ここには書かないですが、かなり話をしました。「守る」という本能的な部分を捨てない限りもうワンランク上を目指していく事は出来ないからです。何度も書いていますが、うちは「普通のチーム」です。中学時代のスーパースターがいるわけではありません。そのチームが戦っていくためには通常のチーム作りをしていては戦えないのです。今の3年生はかなり素直です。素直になりました。こちらが伝えようとしていることを理解しようとします。それが伸びてきている理由だと考えています。そこに関しては絶対に他のチームには負けていないと思っています。

10分程度?話をしてから1年生はサーキットと体幹補強、上級生はウエイトにしました。トータルで1時間もかからないくらいだったと思います。休ませると言いながらやり過ぎるのは単に疲れを増幅させるだけなので。かなり軽めにしていますが、選手が疲れているかもしれないのが心配です(笑)。

色々と思うことがあります。しっかりとやっていきます。
コメント
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