kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

出張にて学ぶ

2006-02-16 | Weblog
 今日は朝から出張に行ってきました。「金融・金銭教育」についての協議会に参加してきました。よく勘違いされるのですがkanekoは「体育」の教員ではなく、「商業」の教員です。見た目が黒いのでよく間違われます。これはうちの生徒にも間違えられる。うーん、いかん。
 余談はさておき、どんな話しだったかといえば「お金の有効な使い方を身につけよう」というものです(ものすごく省略しています)。自分の手元にある限られた財産をどのように分配していくかという考え方を身につけていくためにどのような教育をしていくかというのがテーマです。今の子どもたちは家族が働いて稼いできたお金を当たり前のように使う。特に携帯の料金など「払ってもらって当たり前」のように感じている。生活費に関しても同じ。このままでは「働かなくても親がお金持ってるからなんとかなるんじゃないかな」という錯覚に陥ってしまい、「ニート」予備軍になってしまう危険性がある。
 

 ここで今日あった簡単な4択。「高所得者はどのような人に多いか?次の4つのから1つ選びなさい」
(1)親からの遺産の相続した人
(2)週40時間以上労働する人
(3)芸能人やスポーツ選手
(4)リスクを避けている人

 どれだと思いますか?正解は(2)なんですよ。調べてみたら(1)だと思う人が40%以上いたみたいです。つまり、働かなくても「親からお金が転がり込んでくる」と思う子どもたちが40%以上いるということ。堅実に働くことよりも、華やかな仕事だったり親が金持ちだからというイメージが強いみたいです。恐ろしい・・・。これってやはり「限られた資源の有効活用」というものにはつながっていない。

 うちの選手にも以前話した(blogにも書いた)ことですが、「親がお金を出すのは当たり前」ではないんですよ。必要だと思われるから出してくれているだけ。それを理解せず&親に感謝せず、「勉強はしないけど遊びたい」というのではちょっと問題です。今の自分たちの生活を「当たり前」だと思っていてはいけないんですよ。やはり感謝の気持ちを持たなければ。だからこそ「陸上競技」を「やらせてもらっている」事に感謝でき、その時間を有効に活用しようと思える。コストパフォーマンスを高めていかないといけないのはここにも理由があるんですよ。

 「お金の有効な使い方」も実は目に見えません。kanekoが以前から言っているように「考え方」「第三者の立場に立っての視点」「他者への配慮」とかも目に見えないんですよ。でもね、すごく大事だと思う。「知識」だけではなく、きちんとした「力」がなければ働いていく上で非常に困ります。高卒の離職率(仕事を辞めてしまう人の割合)は5割だと言われています(中卒:7割、大卒:3割)。職場での人間関係をうまく作っていくためにも「見えない力」を身につけていく必要があると考えます。だからこそ話しをする。うまく伝わらないから何度もする。それでしっかりとした「力」をつけたい。大事なことです。

 練習はほとんど見ることができていません。良く走っていたという感じはあります。スピード的にもね。何も考えずに走ってはいないはず。何を考えているのかはkanekoには伝わりません。きちんと意識できているのか?

 kanekoはまたも若干体調不良(ここ3週間くらい)。まず咳が止まらない。話しをしても頭が回らない。今日の最後のミーティングでも思ったことが話せませんでした。伝わったかどうかすら謎。選手に「先生、やつれている」と言われる始末。いかんね。練習を見ることでストレスを発散しているつもりだが、いろんなところでストレスがたまっているのかな?単に風邪か?風邪にしては長いな~。元気になりたい今日この頃。
コメント
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