「鎌倉個道」

鎌倉の歴史、草花、食物

「やぐらめぐり」~鎌倉ガイド協会

2009-03-12 12:43:00 | Weblog
■十王堂橋・やぐらめぐり
鎌倉ガイド協会主催の「やぐらめぐり」に参加した。
北鎌倉駅から少し大船方面に行った場所に
「十王堂橋」がある。

その昔このあたりに篝屋(関所)があり、
横須賀線開通前にはこのあたりまで山がつながっていた。
線路脇のトンネルの山裾にお堂があったという。

■西瓜が谷やぐら

最初に訪ねたのは「西瓜が谷やぐら」 。
「十四やぐらと」も呼ばれ壁面に五輪搭が彫られている。
民家の裏山にあり、「谷戸を守る会」の看板が出ている。

■瓜が谷やぐら

続いて「瓜が谷やぐら」
谷底に降りるように急な坂道を降り、
北鎌倉から梶原に抜ける道路に出る。
田んぼの畔を過ぎて行くと昔の刑場跡だという。
比較的目立たないところには広いやぐらがある。

■相馬師常墓・やぐら
葛原岡神社を過ぎ、化粧坂切通を下ると扇け谷だ。
大姫(乙姫説の方が有力らしい)の眠る岩船地蔵を過ぎる。
「相馬師常」のやぐらがある。

祀られている人の名がわかる珍しい例だ。
相馬師常は八坂神社付近に住んでいた。
壽福寺の隣の神社の掲示板に書かれている。

■網引地蔵

浄光明寺の裏山にある網引地蔵
これもやぐらの一つである。

■相馬師常墓へのトンネル

冷泉家の祖「冷泉為相」の墓の下には寺院があったらしい。
広い場所から相模湾が見える。
奥まった場所からトンネル状になり、
すぐ下が相馬師常墓に通じているらしい。

■舟形やぐら

浄光明寺の墓地は「東林寺」の跡だ。
舟形のやぐらがあり現在も墓地として使われている。

■二階建(仮称)やぐら

東林寺跡をさらに行くと
二階建てのやぐらがある。
何気なく見ていた時には気づかなかった。

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