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ヘルニアの不思議な話から

2011-10-26 07:00:00 | 健康 整体
ある腰痛のお客様からお聞きした実話です。
ヘルニア、坐骨神経痛など、それはもう大変な辛さをこれまで体験してこられた方です。

今回はそのなかでお客さん自身がおっしゃたことから考える材料を提供してみたいと思うんです。
話は多少変えてますから念のため。

それは、あまりの激痛で病院にいったときは痛すぎてMRIを撮れなかったそうなんです。
体をまっすぐにして台の上で何分もいることができないくらい痛すぎて・・・。
ギックリ腰とかされた方ならその感じは想像つきますよね。

で、痛みがあるけれども落ち着いてからMRIを受けたところお医者さんいわく、「よく足に麻痺がでなかったもんだなあ」と。
ヘルニアがつぶれて(潰れた分だけ広がりますよね、面積)神経に完全に当たってる、と。

この方がこういう筋肉をみる整体とかに行きだしたのはこのご自身の経験から、なんだそうです。それは、、、

痛みがあるけれども落ち着いてから検査を受けた。
現実にはヘルニアが神経に触ってる。それなのに、「今はあのときより」軽い痛み。
「あのとき」も「このとき」もヘルニアが神経に触っているんだとしたら、なぜ「軽くなったりするのか?」という不可解な謎。
後日、潰れたヘルニアは吸収されたのか、消失したそうです(ヘルニアって消えるんですね。読んだことはありましたけど、事実なんだ、と納得しました)。
それでも、いまだに「痛い」んです。
ということは骨「以外」で起こる痛みもあるんじゃないか、「筋肉が硬いね、張ってるね」といわれることがあれば「筋肉が原因となる痛みもありうるのではないか」という考え方も自然な流れなはずです。そこで整体へ、、、、。

お客さんはだからこうだ、と決め付けてはおられないんですよ。まわりにヘルニアの手術して腰痛がキレイさっぱりなくなった方もおられれば「手術なんか止めとけ」という方もおられて。手術で痛みがなくなった方も知っておられるので、病院がどうだ、現代医学がどうだ、という批判とかではなくて。よっくわかんない、というのが大勢の正直な気持ちではないでしょうか。

「それだけでは説明がつかない」という点は明確にしておけばいい、と思うんです。
全否定とか全肯定とかではなくね。
その説明がいずれつけばいいけど、つかない間は、僕らは「可能性」をひろげて見ていくしかないんじゃないか。

実際に僕は筋肉メイン派ですが(そんな派があるんかいっ)、それでも説明のつかないことがあるわけですよ。ただ、筋肉メインのほうが説明のつくことが「多い」というレベルなわけです。
そこで100パーセント筋肉派になってしまうと、現実を「丸め込もうと」してしまう恐れがでてくるんです。

今回の方で、ヘルニア原因派でいくとすると「なに?今のほうが痛くない?そりゃおかしい。ヘルニアが神経に触ってるじゃないか。それなのにあのときよりマシだなんて、あんた、ウソ言ってるね?」と言わねばならなくなります。
理論が先なら矛盾をなくすには、誰かがウソを言ってることになってしまう。
あるいは「足に麻痺が出なくて良かったね、これは奇跡だよ」と。。。。奇跡は否定しませんが、僕は(笑)。

だから、僕らはなにがあっても現実との整合性を求め続けないと、いつかはお客さんのせいにせざるを得なくなる。
あなたの体が悪すぎるんだ、、、とか言って。
お客さんもウソを言ってない、自分の技術にも自信がある、なら理論を見直すしかないじゃないですか。
そして見直して、すこしでも目の前の症状と理論とのズレを減らしていく。
そういう積み重ねが大事なのかも知れません。

ながながとありがとうございました。

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