日をずらしてきてくださった母娘さんがおられます。
先が娘さん。腰痛背中痛で、なかなかキツイ症状でした。お腹もガチガチのレベルで「あともうちょっと緩んでくれたらなんとかなるはず」と一生懸命させていただいたのは覚えています。
で、10数日後くらいにお母さんのほうの来て下さって。
娘さんの感想も話しにでてきて、言葉は悪いですが、二人でかなり盛り上がってしまいました。
あまりにも娘さんの印象と内実とのギャップが大きすぎて。
というのも・・・娘さんいわく、
「痛くない、ていうけど、お腹がめっちゃ痛かった。次の日もまだお腹が痛かった」
「お腹ばっかりで腰、背中は全然触ってくれなかった」
「90分、お腹ばっかりだった」
とお母さんとの間でやりとりがあったんだそう。
確かに、、、うちの常連さんもまわりにお客さんがおられるときに「痛い痛い、かいつう館は痛いよ‐痛くないなんてウソだよ~」とわざと叫んで楽しませてくださる方がおられるように(爆)、「バキバキ」系のテクニックや痛い手技はないとはいえ、固いお腹をさわられるとけっこう痛がる人がおられます。あれは痛いテクニックというより、「痛いとこに触ってるから痛い」というだけのことなんですが。触らないとどこが痛いか、検査みたいなものもできなくなっちゃうし。
症状に関しては最後に座った状態で痛みが残っているかを確認しながらやっていくのでこの方の場合は腰や背中は楽になっていたのはわかるんです。が、お客さんからしたら「腰や背中を触ってもらえるもの」という想いがあったと思うんですね。
だいたい、うちは長い人でうつ伏せ30分近く、仰向け30~45分くらい?座ってが15~30分くらいなんですね。計ったことはないけれど。なので、90分お腹だけをした、という人はかつていないんですが(スタ‐トがうつ伏せですし)
「腰や背中を揉んでもらえるものと思っていて」「腰や背中じゃなくて、リクエストしてないお腹をもまれて?」「しかもそれがめっちゃ痛くて痛みの故にインパクトがでかすぎる」と、「お腹だけ90分」という印象にすりかわっちゃうんだなあ、と。
良くなればいい、てもんじゃないよな、とお母さんと話しながら本当に反省しました。そういう記憶に変えちゃうくらいのことが娘さんにしたらあったんだな、と。悪いことをしました。娘さんに謝っといてくださいね、
というと、お母さんは「でも、娘がずっと気にしていたお腹のスジが消えて不思議がっていた」「娘の便秘がなぜか普通になっていた」「娘は気づいていないと思うけど、彼女が手放せなかった偏頭痛の薬をあれ以来手にしていない」「身体が翌日まで温かいままだった」「腰などの痛みを今は訴えることなく仕事に行ってますよ」などなど、僕を気にしてか(苦笑)いいこともいっぱいいってくださいましたが。
お客さんの症状に向き合うのもいいけれど、「その前」も大事ですね。ごめんなさいでした。次はクリアボディに行かれるとのことです(ちゃんと腰や背中を揉んでもらえますからねっ。)
痛い思いをさせてきたお客さま、ごめんなさい。
そして今日も気づきをありがとう。