曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

立島の 山桜

2021年03月26日 | 日記

花咲けばここにおるぞと山桜

 春になるとニュースでは各地の桜の開花情報を流しています。何分咲きとか満開、散りはじめなどと伝えられますがこれはソメイヨシノの開花状況を示しています。日本の桜の木は大層種類が多くて、同じ場所においても花の咲く時期は1月に咲くカンザクラから始まって、遅いのは5月ごろ咲くボタン桜までいろんな種類の桜が咲きつないでいます。ソメイヨシノは桜の中では横綱格ですが、私にとっては前頭当たりの山桜の花が好きです。山桜の花はよく見ると1本1本みんな違っていて個性があるのが面白いですね。山桜のほとんどは人間が植えたものではないと思います。鳥がサクランボのような種を食べてどこかに運び、そこで偶然芽を出して育ったものでしょう。鳥に食べられなかった種はそのまま枝から下に落ちますが発芽抑制物質が種を覆っているので発芽しません。鳥のおなかを通った種だけ発芽するのです。うまくできた仕組みですよね。でも山々に咲く山桜の分布には偏りがあるような気がします。今日の写真をご覧になるとわかりますが島の山頂部分に山桜が密集していますね。もしかしたらここは野鳥の楽園だったところかもしれません。野鳥たちがせっせと山桜の種を運んだのではないでしょうか。

以前話したことがあるかもしれませんが、若いころから60歳になるまでは趣味と言えば釣りでした。小さな漁船を持っていて海の上を走り回ったものです。この立島の山桜のこともその当時知りました。島の周囲は岩礁が多くて春はメバルを釣るための良い漁場でした。しかも山桜の花が咲くころがメバル釣りの最も良い時期だと覚えていました。立島に山桜の花が見え始めると居ても立ってもいられなくなりメバル釣りに出かけたものです。そして島を見上げては一人で花見にふけったものでした。今は船を持っていませんので島の間近で花見をすることはできません。今日は天気も良かったので、望遠レンズで花見をしてきました。

 


立島の山桜

 

 

 

 

規模は小さいですけど吉野山のようですね。吉野山の桜は人の手が入っていますがこれは天然ものです。
去年の夏この桜の木の下を探索しました。下草はあまり生えていなくて歩きやすかったです。

崖には菜の花が  これも野鳥が運んだのでしょうか。それとも崖の上には昔畑があったのでしょうか。人の住んだ名残

 

 

 

 

 

伊崎の山桜

 

船越の山桜

 

アッ !  鶴だ   いえいえ私はサギですよ

 

山桜どの花見てもオンリーワン

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿