本「殺人鬼フジコの衝動」 真梨幸子、徳間文庫、648円+税
児童虐待すれすれの境遇で育ったフジコの半生が、
ある女性の手記を発表するという形で語られます。
「母のようにはならない」と強く思いつつも、自分を虐待した母のようになってしまうフジコが
自分を守りたいという衝動のもとに殺人を重ねます。
フジコの子ども時代がつづられる3章ぐらいまでは、読み進めるのに力が要ります。
フジコが15歳を過ぎたころからの時代は、やっと安心して読めるようになりますが、
それもつかの間。「なぜ、そうなってしまうの」とおもわずつぶやいてしまいそうです。
後味悪くて読んで後悔 ≦ 読まないと後悔
☆☆☆★
児童虐待すれすれの境遇で育ったフジコの半生が、
ある女性の手記を発表するという形で語られます。
「母のようにはならない」と強く思いつつも、自分を虐待した母のようになってしまうフジコが
自分を守りたいという衝動のもとに殺人を重ねます。
フジコの子ども時代がつづられる3章ぐらいまでは、読み進めるのに力が要ります。
フジコが15歳を過ぎたころからの時代は、やっと安心して読めるようになりますが、
それもつかの間。「なぜ、そうなってしまうの」とおもわずつぶやいてしまいそうです。
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