医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

必然性への必要性

2020-06-29 03:11:10 | 薬局

粛々と進んでいる。

 

自民党内にデータヘルス推進特命委員会がある。

昨年の530日にとりまとめが自民党内に提出され承認されている。

その中に「オンライン診療・服薬指導・電子処方箋」に関する提言が出されている。

その提言が今月24日に委員長一任で了承されたようだ。

ここから見えてくることは、新型コロナウイルスの影響が色濃く反映されることだ。

一任された委員長とは元厚生労働大臣である。

それなりに影響力がある。

しかも首相と仲がいいらしい。

 

新型コロナウイルスの感染予防から初診や対象疾患の縛りを緩和する特例処置が今も続いている。

これに対して「コロナ収束後は特例を基に戻すのではなく、やってみて良かったことはやるべきだ」との見解が委員長から出された。

要は国民のニーズがあれば取り入れる方向らしい。

 

そこで問題である。

以前から気になっているのが冬場に向けたインフルエンザと新型コロナウイルスの共演である。

この対策はかなり手ごわい。

しかも本番に入ってしまうと患者は寄り付かなくなる。

対策をアピールできるのは、少し収まった今しかない。

感染予防としてどんな提案が出来るのか。

患者が不安にならずに薬を受け取れる仕組みが大事になる。

それがオンライン診療であり服薬指導ではないのだろうか。

感染が始まると医療機関にも薬局にも患者は遠ざかる。

 

札幌での自粛生活が続いている。

どこに行くにも家内の”ぬれ落ち葉”のように付いて行く自分がいる。

デパートの食品売り場は自粛生活の楽しみの一つだ。

確実にコロナ太りに陥っている。

そこで気づくのはそれぞれの売り場でいろいろな工夫が施されていることだ。

人間は必死になるといろいろ考えるものだ。

薬局にはどんな工夫があるのか。

投薬口にビニールシートだけか。

入り口のアルコール消毒液の設置だけなのか。

患者が来ることが前提では対策にも限界がある。

 

それにしても不便な時代になった。

どの店に入るにもマスク着用となっている。

入り口ではアルコール消毒が欠かせない。

マスクなしでは外出はできない。

 

ところで日本医師会の新会長はオンライン診療をどうするのか。

それよりも中小薬局が対応できるオンライン服薬指導の在り方研究が急がれる。

今のままでは乗り遅れたことを知らないで、ポツンとバス停で待つ人のようになりそうだ。

 

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