医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

知ったこちゃない

2024-01-25 04:32:53 | 薬局
人口減少にはオンラインによるデジタル化が対応する時代が来る。

先日ちょっとした用事で国際線への挑戦をした。
搭乗手続きから出国審査まで自動化が進んでいる。
もちろん私が出来るわけもなく、言われるままに手続きをやるしかない。
かつてのカウンターには誰もいない。

今月12日に「医薬品の販売制度に関する検討会」が「とりまとめ」を公表した。
今さら伝えるべくもない内容だ。
この内容が次回の医薬品医療機器等法(薬機法)の改正に盛り込まれる。
まずます薬局とは何か。
薬剤師は何をすべきかが問われてくる時代を感じる。

先ずは「零売」に関してはほぼ出来なくなる。
零売を主たる「零売薬局」が「処方箋なしでも病院のお薬が買えます」みたいな広告から端を発したようになっている。
本当に「零売」はダメなのか。
法的には禁止されていないし行政処分も受けていない。
薬剤師としての裁量が損なわれる。
納得がいかないが、多くの薬局からの反対意見が出てこないので、納得がいかない私の考えがおかしいようだ。

濫用のおそれがある医薬品の販売がオンラインでも買える。
20歳未満でも小容量1個なら買える。
オンラインで、どうやって20歳未満が分かるのだろうか。
濫用が増えないことを願う。
こうなると薬剤師でなくても分からないような気もする。

そう言えば、薬物濫用なのかどうかは確かではないが、オーバードーズに関する注意喚起動画を日本医師会が制作している。
こういうのは日本薬剤師会のお仕事なんじゃないのかとふと思う。

要指導医薬品もオンライン販売が認められる。
医薬品の特性に応じて一般用医薬品への移行をしないこともあるそうだ。
それでもオンラインで買えるならどの分類でも同じような気がする。

第2類と第3類が一緒になって「薬剤師または登録販売者が販売できる医薬品」になるそうだ。
そもそも分けていた根拠は何だったんだろうか。
OTC薬の箱表示は「薬剤師または登録販売者が販売できる医薬品」になるのか。

そして「遠隔販売」が認められる方向にある。
店舗に資格者がいなくても「管理店舗」を通じて「受渡店舗」にて薬が受け取れる。
オンライン販売のアマゾンや楽天に市場が奪われそうだ。
面と向かっての相談よりもオンラインの方が気軽だ。
画面に向かってなら言いやすいように思う。

街の薬局はどうなるんだろうか。
薬剤師の業務はどうなるんだろうか。
そんな中にどんな希望が持てるのだろうか。

もっと将来について若手が立ち上がらないといけないように思うけど…。

明日はいよいよ短冊が出ると思う。
短冊にはどんな願いが書かれているのだろうか。
その願いをかなえてやれるだろうか。
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